今月の旬の素材(きゅうり)

更新日:平成28(2016)年2月21日(日曜日)

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キュウリ

食材名

キュウリ 「胡瓜」
ウリ科キュウリ属

主産地

群馬県、埼玉県、福島県、宮崎県、千葉県、茨城県、高知県、岩手県、長野県、宮城県など。

旬の時期

7月~11月
キュウリは全生産量のうち6割がビニールハウスなどの施設で栽培され1年を通して出荷されています。夏の露地栽培以外は施設のものがほとんどです。春秋は群馬、埼玉、千葉などの近県もの、冬は高知、宮崎などの南国産のきゅうりが主です。

栄養価

キュウリは水分が96%と多く、栄養素はビタミン、カロチン、カリウムなどが含まれ
ています。、その含有量は少なく、栄養野菜ではなく、むしろ、その歯ざわりやサッ
パリとした味覚を味わうものです。特にキュウリに含まれるカリウムは、体内でナト
リウム(塩分)を排出し、高血圧の予防に役立ちます。高血圧の人や腎臓を煩って
いる方に勧めたい野菜です。なお、キュウリは急性の腎炎や膀胱炎、二日酔いに
も効くとのことです。

ワンポイント豆知識

歴史

キュウリは、インドのヒマラヤ山脈が原産地といわれ、インドでは三千年前の栽培記録が残っているそうです。胡瓜という字は、漢の時代に西域から中国に伝わった為、胡(西域)の瓜、という意味であるという説と共に、熟すと黄色くなるので黄瓜と呼ばれたことからという説もあるそうです。インドから西へ伝わったキュウリは欧米でサラダやピクルス用として発達し、日本への伝来は8世紀には記録があるのでかなり古いといえます。江戸時代になると早熟栽培が始まり、明治時代には温室栽培も始まり、昭和30年以降ビニールハウス栽培により1年中出回るようになりました。

キュウリの収穫作業の全体写真

キュウリの収穫作業の上半身写真

ハウス栽培によるキュウリの収穫(JA秋田提供)

選び方

キュウリは、みずみずしい香りと、パリッとした歯切れのよさがいのち。表面の突起とそこについている刺を、ふつう「いぼ」とよんでいますが、このいぼがチクチクするものほど新鮮です。多少の曲りは、生育途中の栄養状態などによるもので、鮮度や味、栄養には関係ありません。

保存方法

キュウリは呼吸をしているので、まず表面に水気があればふきとって下さい。そしてポリ袋に入れ、密封しないで冷蔵庫で保管下さい。そうすればしばらく鮮度のいい状態で保存できます。

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