今月の旬の素材(イヨカン)

更新日:平成26(2014)年4月2日(水曜日)

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イヨカン

食材名

イヨカン「伊予柑」
ミカン科

主産地

愛媛県、山口県、鹿児島県

旬の時期

旬については、早生種が12月~2月、普通種が3月~4月かけてです。

特徴・歴史

イヨカンは、明治19年に山口県で「ミカン類とオレンジ類の雑種」として発見されました。当初は穴門ミカンと呼ばれて、明治22年に愛媛県松山市の三好保徳氏が原木を購入。松山周辺に産地が形成されるようになったそうです。
その後、宮内義正氏の果樹園で肉質が柔らかく果汁たっぷりで香りが良い新種が発見され、それを育て昭和41年には、新品種「宮内イヨカン」として種苗登録されました。
この「宮内イヨカン」はやや扁平であり、果皮が濃紅で、香りが良く、大果で濃厚な味が特徴です。

栄養価

イヨカン1個の中玉で、100g中にビタミンCが約35mgを含まれています。このビタミンCはウイルスや細菌に対する抵抗力を高めるほか、カゼや感染症などを予防する効果があるそうです。また、血圧上昇の抑制や筋肉の収縮の円滑化に関与しているカリウムも豊富に含んでいます。

イヨカン

ワンポイント豆知識

選び方

  • ヘタ枯れ、ヘタ落ちがないもの。
  • 色が濃いほうが甘味が強く、新鮮なほど艶があります。
  • 鮮度が低下すると果皮色が薄れ、艶がなくなる。
  • 手に持った際、重みがあり、やや硬めのほうが果皮と果肉が離れていてよい。
  • 形状は、上部がやや出っ張っているもの。

保存方法

高温になるほど果面の色がよくなりますが、ヘタ枯れなどの発生が多くなるので注意。

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