今月の旬の素材(ホウレンソウ)

更新日:平成28(2016)年2月21日(日曜日)

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ホウレンソウ

食材名

ホウレンソウ「菠薐草」
アカザ科ホウレンソウ属

主産地

埼玉県・千葉県・群馬県・茨城県・北海道・福岡県などです

旬の時期

最近ではハウス栽培により一年中栽培されるようになりましたが、旬は冬から春にかけてです。

栄養価

ホウレンソウは、緑黄色野菜の代表格です。 貧血やめまい等に効果があると言われる鉄の含有量は、野菜の中でもトップクラスです。 他にもカロチン、ビタミンB1、B2、カルシウムなどを多く含んでいます。 特に鉄の吸収を助けてくれるビタミンCが豊富に含まれています。しかし、このビタミンCですが、ご存じの通り水溶性で水に溶けだしたり、加熱時に壊れてしまうなど、無駄なく摂取するのは難しいです。 ホウレンソウを茹でる際には、沸騰したお湯に1分程度、茹でるようにして下さい。 他にも、ビタミンAは粘膜や皮膚を強くしたり、ガンに対する抵抗力を高め、生活習慣病の予防になると言われています。

ワンポイント豆知識

歴史

ホウレンソウは黒海とカスピ海に挟まれた地域であるカフカス地方で栽培が始まったとされています。中国には唐の時代にシルクロードを通り伝わり、日本には、江戸時代に中国から長崎に東洋種が伝わったそうです。

味覚

代表的な品種について紹介します。
 

  • 東洋系品種(中国で栽培され始めた品種。アクが少なく、歯切れがよい。和風の料理に向いています。)
    主な品種は山形赤根、禹城などです。
  • 西洋系品種(イランより西域で改良された品種で、葉が丸く、葉肉に厚みがあります。また、土臭さがあり、アクが強いです。)
    主な品種はミンスターランド、ビロフレーなどです。
  • 両群交雑種(東洋種と西洋種との自然交雑の後代から選抜固定された品種群です。)
    主な品種は豊葉、次郎丸などです。

選び方

  • 根元がみずみずしく潤っているものが新鮮なものです。
  • 葉は、葉の先がピンと張っていて、緑の濃いものが良いそうです。また、葉がしなびたり乾いているもの、変色しているものは、鮮度が落ちている証拠です。

保存方法

  • 濡れた新聞紙にホウレンソウを包み、ポリ袋などに入れ、冷蔵庫で立てて保存して下さい。

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