今月の旬の素材(ビワ)

更新日:平成26(2014)年4月2日(水曜日)

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ビワ

食材名

ビワ[枇杷]
バラ科ビワ属

特徴

ビワは東南アジア温帯及び亜熱帯が原産の果樹で、年間平均気温が16℃~20℃程度が生育に適しているそうです。

旬の時期

品種によって異なりますが、5月下旬~6月下旬が旬になります。

主産地

産地としては長崎県が全体の約25%、鹿児島県と香川県、和歌山県が約10%、愛媛県が約9%を占めています。

歴史

1,000年程前から日本で育てられてきた歴史のある果物ですが、最近では生産量が減少している果物です。代表的な品種の「茂木」は江戸時代末期に中国から長崎に渡来した品種で、果重は約40gで果皮、果肉ともに橙色であり、むきやすく、酸味は少なく甘味が強いビワです。同じく代表的な品種の「田中」は、明治12年に東京本郷の男爵である田中芳男氏が
長崎から種子を持ち帰り、東京で育成した品種だそうです。。果重は約60 gで、果皮は濃いめの橙色。果肉は若干硬め、糖度、酸度とも高いです。現在では千葉県の房総産が主流となっています。

栄養価

ビワの果実には、疲労回復、かぜの予防やガン予防などに効果があると言われているビタミンAや血圧上昇の抑制や筋肉の収縮の円滑化に関与しているカリウムが多く含まれています。また、抗酸化活性があり、体内の活性酸素を除去して細胞への攻撃を防ぎ、発ガン性物質の活性化も抑制する効果があるポリフェノールも含まれています。

ワンポイント豆知識

選び方

ビワは収穫後は熟れることがないので、時間が経過するほど、味が落ちていきます。そのためにも新鮮なビワを購入することが重要です。選び方としては、ヘタがしっかりしており、果皮に張りがあるもの、表面にあるうぶ毛があまり取れていないものがよいそうです。

保存方法

ビワは日持ちがよくない果物です。購入後、すぐに食べることをおすすめしますが、冷たいビワが食べたい場合には、食べる1時間前に冷蔵庫に入れて下さい。

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