今月の旬の素材（アスパラガス）

食材名

アスパラガス
ユリ科アスパラガス属

特徴

ヨーロッパ南部からウクライナやロシアにかけて野生種がみられ、紀元前後から栽培の記録がある歴史のある食物です。

旬の時期

国内産の旬は春～夏にかけてです。

主産地

長野県、北海道、佐賀県、福島県、香川県などが主産地です。また、秋から春にかけてオーストラリア、フィリピン、メキシコ、アメリカから輸入しています。

歴史

アスパラガスが最初に日本に伝えられたのは江戸時代ですが、食用としては明治時代 に北海道で栽培され始めたと言われています。また、一般家庭で広く食用されたのは昭和30年代からで、比較的歴史の浅い野菜と言えます。

栄養価

アスパラガスには病気に対する抵抗力を高めるカロチン（ビタミンＡ）や新陳代謝を促すとともに、タンパク質合成を高め、滋養強壮や疲労回復に効果があるアスパラギン酸を多く含んでいます。また、アスパラガスの穂先部分にはルチンという成分が含まれ、血管を丈夫にし高血圧や動脈硬化の予防に効果があります。さらにアスパラガスはカロチン、ビタミンＣ、ビタミンＥを同時に摂取することができるほか、赤血球をつくるために必要な葉酸を含んでいるため貧血の予防に効果があります。

ワンポイント豆知識

選び方

緑が鮮やかであり、先端の開いていないものが新鮮で甘みがあるそうです。

保存方法

アスパラガスは、鮮度が落ちやすいです。
保存する際には、冷蔵庫の野菜室に立てるのが基本で、保存期間は2～3日が目安です。