今月の旬の素材(ワタリガニ)

更新日:令和5(2023)年7月31日(月曜日)

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ワタリガニ

食材名

ワタリガニ(又はガザミ)
甲殻類ワタリガニ科

分布

北海道から九州までの内湾、韓国、中国に棲息。

旬の時期

身の詰まる晩秋から春が旬といわれます。また、卵を持つ6~9月も美味です。

栄養価

ワタリガニは、低脂肪・高たんぱく質で解熱や解毒の効果があると言われています。「キチン・キトサン」という動物性の食物繊維を含み、人体の自然治癒力を高め、癌やアレルギー、糖尿病などの予防効果が注目されています。

ワンポイント豆知識

歴史

ワタリガニは、昔から庶民の食べ物とされ、江戸時代にはお客様にお出しするのは失礼とされていたそうです。また、戦前、戦後において品川から大森にいたる東京湾沿いにワタリガニを食べさせてくれる料理屋が沢山あり、今のようにタラバガニやズワイガニが食卓を賑わすようになったのは最近のことです。江戸時代の食物書である「本朝食鑑」にもガザミ(ワタリガニ)のおいしさを解説する記述が認められるが、弥生時代にはすでに食されていたともされている。なお、市場に流通する多くが輸入物に変わってきています。

選び方

ワタリガニは腐敗が早いので、必ず生きた新鮮なもの、持って重量 感のあるものを選んでください。

美味しく食べるコツ

ワタリガニは、脚の部分にほとんど肉がなく、胸部と肝臓・卵巣(普通 はみそと呼ばれる)の肉を食べます。ゆでるよりも蒸したほうがワタリガニのうま味が逃げませんが、塩ゆでにする場合は、ポン酢や二杯酢で食べたり、みそ汁、天ぷら、フライ、鍋物などにして食べると美味しいです。また、雌は冬から春は甲羅の中に内子が詰まり、特に絶品です。

食材を使ったレシピ

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