令和5年度決算の概要

更新日:令和6(2024)年11月6日(水曜日)

ページID:P131008

 船橋市の令和5年度の決算の概要をお知らせします。

1.会計別決算の状況

 一般会計の決算額は歳入が2,379億2,545万円、歳出が2,340億8,574万円となりました。歳入決算額から歳出決算額を差し引いた額は38億3,971万円です。翌年度に繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は12億4069万円の黒字となり、9億4,069万円を財源調整基金へ積み立てました。

 一般会計・特別会計・企業会計をあわせた全会計では、歳入総額は4,064億2,669万円、歳出総額は4,092億329万円でした。

(1)会計別決算の状況

一般会計・特別会計(単位:千円)

会計の別 歳入決算額
A
歳出決算額
B
差引額
(形式収支)
(A-B)C
繰り越すべき
財源
D
実質収支
(C-D)
一般会計 237,925,445 234,085,740 3,839,705 2,599,015 1,240,690
特別
会計
国民健康保険事業 50,202,255 50,044,936 157,319 0 157,319
公共用地先行取得事業 753,210 753,079 131 0 131
船橋駅南口市街地再開発事業 665,626 665,597 29 0 29
介護保険事業 49,076,019 49,073,795 2,224 0

2,224

母子父子寡婦福祉資金貸付事業 173,608 50,938 122,670 0 122,670
後期高齢者医療事業 8,872,517 8,862,912 9,605 0 9,605
特別会計合計 109,743,235

109,451,257

291,978 0 291,978

企業会計(単位:千円)

会計の別 収入 支出 差引
企業会計 地方卸売市場事業 収益的収支 967,046 847,245 119,801
資本的収支 211,230 418,757 △207,527
病院事業 収益的収支 20,122,468 20,100,367 22,101
資本的収支 7,060,208 8,128,964 △ 1,068,756
下水道事業 収益的収支 17,301,789 16,392,356 909,433
資本的収支 13,095,271 19,778,605 △6,683,334
企業会計合計 58,758,012 65,666,294 △6,908,282

※企業会計の収入の不足額は留保資金などから補てんしました。

(2)用語の説明

一般会計
 
福祉や道路整備、教育など、市の行政運営の基本的な経費を扱う会計です。

特別会計
 
特定の事業を行うにあたって、特定の歳入をもってその歳出に充てるため、一般会計と別に処理している会計です。船橋市では国民健康保険事業・介護保険事業など上記表の6つの特別会計があります。

企業会計
 
地方公営企業法の適用を受けて、公営企業会計による独立採算制をとっている会計です。船橋市では、地方卸売市場事業、病院事業(医療センター)、下水道事業の3つの企業会計があります。

収益的収支
 
事業活動に伴って生じる収入と支出です。

資本的収支
 
建物や機器などの資産の購入・売却による収入と支出です。

2.一般会計歳入の状況

 令和5年度の一般会計の歳入決算額は2,379億2,545万円で、前年度の決算額から3.9%の減となりました。

 歳入の中で最も多いものは市税で、全体の45.2%を占めています。国庫支出金は新型コロナウイルスワクチン接種に係る補助金等(負担金含む)の減少等により39億5,929万円の減となりました。 

主な減少要因

 県支出金について、新型コロナウイルス感染症対策事業補助金が減少したことなどから、80億9,030万円の減となりました。

 また、財産収入について、市有地売払収入が大幅に減少したことなどにより、43億3,231万円の減となりました。

主な増加要因

 繰入金について、財源調整基金からの繰入れが増加したことなどから、66億8,079万円の増となりました。

 また、市税について、納税義務者数の増加により市民税が増加したことなどから、19億8,597万円の増となりました。

(1)一般会計歳入決算額一覧

歳入決算額一覧 (単位:千円、%)

区分 令和5年度 令和4年度 前年度との比較 用語説明
決算額 構成比 決算額 構成比 増減額 増減率
市税 107,475,819 45.2 105,489,851 42.6 1,985,968 1.9 市民税、固定資産税など、市民の皆さんから納められる税金
地方譲与税 1,096,019 0.5 1,086,201 0.4 9,818 0.9 国税として徴収され、国から交付されるお金
利子割交付金 56,848 0.0 69,939 0.0 △13,091 △18.7 県民税の一部について、一定の割合で県から交付されるお金
配当割交付金 806,683 0.3 706,895 0.3 99,788 14.1
株式等譲渡所得割交付金 967,064 0.4 565,307 0.2 401,757 71.1
地方消費税交付金 14,992,590 6.3 15,076,834 6.1 △84,244 △0.6 地方消費税の一部について、人口などに応じて交付されるお金
ゴルフ場利用税交付金 3,340 0.0 3,512 0.0 △172 △4.9 ゴルフ場利用税の一部について、一定の割合で県から交付されるお金
法人事業税交付金 1,106,026 0.5 1,088,396 0.4 17,630 1.6 法人事業税の一部について、市町村の従業者数などに応じて、県から交付されるお金
自動車取得税交付金 12,104 0.0 3,461 0.0 8,643 249.7 自動車取得税の一部について、市道の面積と延長の比率に応じて、県から交付されるお金
環境性能割交付金 172,279 0.1 156,322 0.1 15,957 10.2 自動車税(環境性能割)の一部について、市道の面積と延長の比率に応じて、県から交付されるお金
国有提供施設等
所在市助成交付金
203,853 0.1 202,853 0.1 1,000 0.5 自衛隊の基地施設における固定資産について、国から交付されるお金
地方特例交付金 751,422 0.3 799,934 0.3 △48,512 △6.1 国の施策に伴う地方税の減収額などを補てんするために、国から交付されるお金
地方交付税 8,731,592 3.7 8,304,630 3.4 426,962 5.1 行政サービスの格差をなくすために国から交付されるお金
交通安全対策特別交付金 52,313 0.0 58,620 0.0 △6,307 △10.8 交通違反による反則金の一部について、事故件数などに応じて国から交付されるお金
分担金及び負担金 1,516,087 0.6 1,419,871 0.6 96,216 6.8 保育料など、市が行う事業により利益を受ける人が納めるお金
使用料及び手数料 4,573,117 1.9 4,615,160 1.9 △42,043 △0.9 施設の利用料やごみ処理手数料など、受益者が支払う実費負担的なお金
国庫支出金 51,616,922 21.7 55,576,216 22.4   △3,959,294 △7.1 国からの補助金など、特定の経費に充てられるお金
県支出金 15,397,292 6.5 23,487,589 9.5 △8,090,297 △34.4 県からの補助金など、特定の経費に充てられるお金
財産収入 477,089 0.2 4,809,396 1.9 △4,332,307 △90.1 市の土地や建物の貸付料や売払い代金など
寄附金 1,273,237 0.5 1,751,641 0.7 △478,404 △27.3 個人や団体から寄附されるお金 
繰入金 7,032,172 3.0 351,387 0.2 6,680,785 1,901.3 他の会計や基金から入ってくるお金 
繰越金 1,067,630 0.4 964,009 0.4 103,621 10.7 前年度から繰り越されるお金
諸収入 9,039,547 3.8 9,643,712 3.9 △604,165 △6.3 他の収入科目に含まれないお金
市債 9,504,400 4.0 11,477,100 4.6 △1,972,700 △17.2 国や銀行などから借りるお金
合計 237,925,445 100.0 247,708,836 100.0 △9,783,391 △ 3.9

3.一般会計歳出の状況

 令和5年度の一般会計の歳出決算額は2,340億8,574万円で、前年度の決算額から2.7%の減となりました。

 行政の目的別に見ると、生活保護や障害者福祉、子育て支援などの福祉に関する支出である民生費が1,127億7,784万円と最も多く、全体に占める割合も48.2%となっています。次に多いのは小・中学校や公民館・体育施設等の建設・維持管理を行うための支出である教育費で252億7,077万円(10.8%)、市役所の全般的な運営や徴税などの支出である総務費が225億4,432万円(9.6%)、道路・河川や公園などの整備・維持管理にかかる支出である土木費で219億5,667万円(9.4%)となっています。

 行政の性質別に見ると、社会福祉や児童福祉、医療助成などに関する支出である扶助費が727億5,805万円と最も多く、全体に占める割合も31.1%となっています。次に多いのは職員の給料・手当などにかかる支出である人件費が382億4637万円(16.3%)、行政にかかる様々な支出である物件費が367億3,347万円(15.7%)、特別会計などの収入を補うための支出である繰出金が201億7,482万円(8.6%)となっています。

(1-1)令和5年度に取り組んだ主な事業

  • 子ども医療扶助費の支給 2,779,209千円
     子どもの保健の向上及び子育て支援体制の充実を図るため、子ども医療扶助費の支給対象者を高校3年生相当年齢(18歳到達後最初の3月31日)まで拡大しました。
  • 救急隊の増隊 46,384千円
     救急隊の更なる充実強化を図るため、17隊目となる救急隊の整備を行いました。
  • ふなっこ子育て応援給付金の支給 472,040千円
     エネルギー・食料品価格等の高騰による負担増の影響が大きい子育て世帯に対し、児童1人当たり1万円のふなっこ子育て応援給付金を支給しました。

(1-2)令和5年度に取り組んだ主な事業(主要な施策)

 令和5年度に取り組んだ主な事業すべてを掲載した、『主要な施策』は下記ファイルから閲覧可能です。

 令和5年度主要な施策の成果に関する説明書 決算概要
 令和5年度主要な施策の成果に関する説明書 一般会計
 令和5年度主要な施策の成果に関する説明書 特別会計
 令和5年度主要な施策の成果に関する説明書 企業会計

(2)目的別決算額一覧

決算額一覧 (単位:千円、%)

区分 令和5年度 令和4年度 前年度との比較 用語説明
決算額 構成比 決算額 構成比 増減額 増減率
議会費 941,789 0.4 940,446 0.4 1,343  0.1 議会の運営にかかるお金
総務費 22,544,316  9.6 22,069,534  9.2 474,782 2.2 市役所の全般的な運営や徴税などにかかるお金
民生費 112,777,840 48.2 104,832,718 43.6 7,945,122 7.6 子育て支援や生活保護、高齢者福祉などにかかるお金
衛生費 18,949,344 8.1 34,133,195 14.2 △15,183,851 △44.5 保健・医療やごみ処理などにかかるお金
労働費 167,440 0.1 263,596 0.1 △96,156 △36.5 若者や高齢者などの就労支援や労働者の福祉にかかるお金
農林水産業費 616,123 0.2 762,508 0.3 △146,385 △19.2 農林水産業の振興などにかかるお金
商工費 5,547,411 2.4 5,086,587 2.1 460,824 9.1 商工業の振興や観光事業などにかかるお金
土木費 21,956,671 9.4 20,509,621 8.5 1,447,050 7.1 道路・河川や公園などの整備・維持管理にかかるお金
消防費 7,230,036 3.1 6,445,423 2.7 784,613 12.2 消防活動や災害支援などにかかるお金
教育費 25,270,773 10.8 25,703,449 10.7 △432,676 △1.7 小中学校や公民館、体育施設などの活動や建設・維持管理にかかるお金
公債費 18,083,997 7.7 19,722,625 8.2 △1,638,628 △8.3 市債として借りたお金の返済金などにかかるお金
合計 234,085,740 100.0 240,469,702 100.0 △ 6,383,962 △ 2.7

(3)性質別決算額一覧

決算額一覧 (単位:千円、%)

 区分 令和5年度 令和4年度 前年度との比較 用語説明
決算額 構成比 決算額 構成比 増減額 増減率
人件費 38,246,371 16.3 39,027,357 16.2 △780,986 △2.0 職員の給料などにかかるお金
物件費 36,733,466 15.7 43,876,141 18.2 △7,142,675 △16.3 光熱水費や施設の管理などにかかるお金
維持補修費 1,520,532 0.7 1,351,847 0.6 168,685 12.5 施設の修繕にかかるお金
扶助費 72,758,049 31.1 68,237,135 28.4 4,520,914 6.6 児童福祉や生活保護などにかかるお金
補助費等 20,159,607 8.6 28,039,954 11.7 △7,880,347 △28.1 公益的な事業に対する補助金などにかかるお金
公債費 18,086,815 7.7 19,727,182 8.2 △1,640,367 △8.3 市債として借りたお金の返済金などにかかるお金
積立金 6,838,634 2.9 4,442,511 1.9 2,396,123 53.9 将来必要となるお金を予測し、基金に積み立てるお金
投資及び出資金・貸付金 5,155,141 2.2 5,366,742 2.2 △211,601 △3.9 法人への出資や、市民の皆さんの福祉の増進のために貸付を行うためのお金
繰出金 20,174,819 8.6 18,294,968 7.6 1,879,851 10.3 特別会計などの収入を補うためのお金
普通建設事業費 14,412,306 6.2 12,105,865 5.0 2,306,441 19.1 学校や公園、道路などの公共施設や都市基盤の整備などにかかるお金
合計 234,085,740 100.0 240,469,702 100.0 △ 6,383,962 △ 2.7

(4)性質別決算額構成比

4.一般会計歳入の推移

R5歳入推移

5.一般会計歳出(目的別)の推移

R5目的別推移

6.一般会計歳出(性質別)の推移

 R5性質別推移

7.市債残高の推移 

 R5市債推移

8.財源調整基金年度末残高の推移

R5財調推移

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