【子ども記者通信】消防車と“すごい道具”に隠されたアイデアを探れ!(高根東小学校 中村 妃那さん)
船橋市東消防署古和釜分署と消防訓練センターへ取材に行ってきました!消防署といえば、大きな消防車と、体をきたえているかっこいい消防隊員さんたち…そんなイメージですが、今回の取材で、消防署は私たちの想像をこえる“すごいアイデア”がいっぱいであることが分かりました。今回は、私が発見した消防車と道具のびっくりな秘密をレポートします!
*最強タッグ!「水槽車」と「ポンプ車」のワンチーム作戦*
ずらりと並んだ消防車、本当にかっこよかった!でも、皆さんは消防車に種類があるって知っていますか?火事の現場では、2つの車がチームを組んで、火とたたかうんです。
それが、この二台!
(1)水槽車(すいそうしゃ)
その名の通り、たくさんの水(なんと1500リットル!2リットルのペットボトルで750本分)を積んでいて、火事の現場に一番にかけつけて、すぐに放水を開始する車です。
(2)ポンプ車(ぽんぷしゃ)
道路にある「消火栓」から水をくみ上げて、水槽車に水を送り続ける、頼れる車です。
水槽車が水をまいている間に、ポンプ車が「水、足りてるかー?今から送るぞー!」って感じで水を補給する。この見事な連携プレーがあるから、たくさんの水を使い続けられるそうです。まるでリレーのバトンパスみたいで、すごいチームワークだと感動しました!
*オレンジ色のヒーロー!レスキュー隊の「秘密兵器」*
取材の途中、中央消防署からオレンジ色の服を着た特別な部隊「レスキュー隊」が駆けつけてくれました!レスキュー隊が乗る「救助工作車」は、人を助けるための道具がつまった、まさに“走る道具箱”。その数、なんと約100種類あるそうです。中央消防署のレスキュー隊は「緊急消防援助隊」として全国にも出動し、最近だと岩手県の大船渡の山林火災にも出動したそうです。
*たくさんの人の命をまもるアイデアは、こんなところにも!*
すごいのは、大きな車やパワフルな道具だけじゃありませんでした。例えば、火事の煙の中で呼吸するための「空気ボンベ」。このボンベに空気を高速でつめこむための専用の車「空気充てん車」があったり、道路の「消火栓」に雨水がたまった時に、それをすくうための…なんと「ひしゃく」が積んでありました!「え、ひしゃく!?」って思いますが、大雨などで消火栓の蓋の隙間から雨水が入り、溜まってしまうことがごくたまにあり、いざという時に「水があってつなげない!」とならないための、大切な道具だそうです。どんな小さなことでも見逃さず、命を助けるために工夫する。そんな消防隊員さんたちの熱い気持ちが伝わってきました。
*取材をして思ったこと*
今回の取材で、消防隊員さんたちの強さや優しさはもちろんだけど、それを支えているたくさんの「考えぬかれたすごいアイデア」にたくさん出会うことができました。1つの道具、1台の車に、たくさんの人の知恵と「絶対に助ける!」という強い想いがつまっている。そう思うと、消防署がもっともっとすごい場所に思えてきました。私も、消防隊員さんたちみたいに、人の役に立ったり、誰かを笑顔にしたりできる、そんな「すごいアイデア」を考えられる人になりたいと思いました。
古和釜分署・消防訓練センターの皆さん、中央消防署のレスキュー隊のみなさん、本当にありがとうございました!
(令和7年8月21日投稿)
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