【子ども記者通信】船橋市の大気・水質について(薬円台南小学校 清水 遙人さん)

更新日:令和5(2023)年8月31日(木曜日)

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清水 遥人さん
 

 みなさんは、光化学スモッグ注意報の発令日数が昔と比べてどうなっているか知っていますか。ぼくは、工場や車からの汚れた排ガスが昔より減っていることは調べて知っていましたが、地球温暖化も進んでいるため、もしかしたら発令日数が増えているかもしれないと思いました。このような大気・水質の問題を詳しく知りたかったため、市役所の環境保全課に取材をしました。
 まず、光化学スモッグとは、窒素酸化物、炭化水素に日光が当たり、化学反応が起こって光化学オキシダントが増え、空気にモヤがかかる現象のことです。日差しの強い日、気温が高い日、風の弱い日は光化学オキシダントが発生しやすくなります。温暖化で気温の高い日が増えると化学反応がたくさん起きるので、光化学スモッグの発生が増えるかもしれないと感じました。
 そして、環境保全課では市内の測定局で24時間365日、光化学オキシダント、窒素酸化物(NOx)、炭化水素(HC)、浮遊粒子状物質(SPM)、微小粒子状物質(PM2.5)、二酸化硫黄(SO2)、一酸化炭素(CO)の7つを測っています。光化学オキシダントの測定値が基準値を超えると、光化学スモッグ注意報が発令され、市ホームページや防災無線等で注意をしています。令和になってから、船橋市では毎年4日程注意報の発令がありました。汚れた排ガスが減っても発令がなくならないので、温暖化も関係があるのではないかと思いました。そして、光化学オキシダントの環境基準は令和3年度で全国でも0.2パーセントしか達成していないそうです。
 また水質の測定も行っており、1カ月に1回、海や川で水をバケツやあみですくい、水質は正常か、マイクロプラスチックはどうなっているのか調査をしています。そして、工場への立入検査や市民への啓発活動を行い、少しでも大気や水質をきれいにしようとしています。環境問題は、船橋市民全体の大きな問題です。プラスチック製品を使う回数を少なくする、清掃活動に参加するなどして、みんなで協力するのが一番の近道だと思います。環境保全課の皆さん、今回はぼくのために、色々な準備・わかりやすい説明して頂きありがとうございました。

(令和5年8月7日投稿)

取材の様子

取材の様子(2)
(取材の様子)

(大気環境常時監視測定局(南本町))
(大気環境常時監視測定局(南本町))

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