【子ども記者通信】小・中・高で交流会&理科の実験(七林小学校 小林 奏慧さん)

私は10月19日に薬園台高校の「Core YAKUENDAI.com自然科学教室」という企画に参加しました。この企画は県立薬園台高校の化学部主催の「薬高ラボ」というもので、薬園台高校近隣の小・中学生と高校生の交流を目的とした科学教室です。
今年で3回目の開始となり、内容は「ペーパークロマトグラフィーについて知ろう」と「バスボムを作ろう」でした。
まず「ペーパークロマトグラフィーについて知ろう」では、題名の通りペーパークロマトグラフィーについて話を聞きました。ペーパークロマトグラフィーとは、ろ紙と液体を使って水に溶ける物質を分離し、成分を確認する方法です。
今回の実験では、水性ペンで色を付けたろ紙の先に水をつけておきました。私は黒と黄色の水性ペンを使用しました。すると、ろ紙全体に水がいきわたり、色によって水への溶けやすさがちがうため、ろ紙の上に行くスピードが異なり、黒色のペンに混ぜられている色が分離され、すべての色が見えるようになりました。
「バスボムを作ろう」では、バスボムの作り方を教わり実際に作ってみました。クエン酸と重曹(じゅうそう)を混ぜ、食紅で色を付けて型に入れて作ったのですが…型からとる際に失敗してしまいぐちゃぐちゃになってしまいました。いびつではありますが、何とか一部だけ形を作ることができました。ただ、とても悔しかったので今度家でリベンジしようと思います!
交流会が終わった後、薬園台高校生物教諭の古賀 直子先生にインタビューしました。なぜこの講座を開いたかと聞くと「実験の楽しさを知ってほしい。その楽しさを小中高生みんなで体験してほしい」と教えてくれました。
今回の講座で大変だったことは何かと聞くと「小・中学生が、安全に実験が出来るように工夫することが大変だった。」 と言っていました。化学部では今、どのような事に取り組んでいるのかと聞くと、3年生が「七宝焼き(しっぽうやき)」という工芸品にチャレンジしているそうです。
今までやった実験で印象に残ったものは何かを聞くと「様々な実験をやっており、全てにおいて興味関心があります」と言っていました。私は昨年度に引き続き2回目の参加でしたが、昨年行った人工イクラ作成とは違った実験を違うメンバーで行うことができ、新たな刺激を受けることができました。今度は、中学生という立場で来年も参加出来たらいいなと思います。
(令和6年10月28日投稿)
▲ペーパークロマトグラフィーの結果
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