毛染めによる皮膚障害について

更新日:令和3(2021)年8月5日(木曜日)

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酸化染毛剤の使用に注意!!

毛染めは年代や性別を問わず幅広く行われています。
その一方で、消費者庁には毛染めによる皮膚障害が毎年200件程度報告されています。
その中でも酸化染毛剤は、特にアレルギー性接触皮膚炎を引き起こしやすいと言われています。
アレルギー性接触性皮膚炎は、一旦感染が成立したら、炎症が治まったとしても、再度染毛剤を使用した際にアレルギーが引き起こされる可能性があり、重篤化することもあります。
染毛剤の種類や特性、皮膚炎の症状、対応策など、正しい知識を身に着け適正な使用を心がけてください。

消費者の皆様へ

自宅で染毛を行う際には製品の警告や注意表示をよく読みましょう。

酸化染毛剤を使用する場合は事前にセルフテストを実施しましょう。
セルフテストを実施する際は、以下の2点に気を付けてください。
・テスト液を塗った直後から30分程度の間、及び48時間後について観察する。
  (アレルギー性接触性皮膚炎の場合、翌日以降に反応が現れる可能性が高いため)
・絆創膏で覆ってはならない。
  (感作を促したり、過度のアレルギー反応を引き起こすおそれがあるため)

染毛剤を利用して、痒みや痛みなどの異常を感じたら、直ちに使用を中止して、医療機関を受診しましょう。

理容師・美容師の皆様へ

お客様がアレルギーのリスクについて正しく理解できるよう、必要な情報を丁寧に説明する役割が期待されます。
そのためにも、酸化染毛剤やアレルギーの特性、対応策等について確実に知識として身に着けるようにしてください。

理美容師は毛染めの施術に際して、次のことを行うよう心掛けてください。
・コミュニケーションを通じて、酸化染毛剤やアレルギーの特性、対応等について顧客への情報提供を行う。
・顧客が過去に毛染めで異常を感じた経験の有無や、施術当日の顧客の肌の健康状態、酸化染毛剤の使用に適することを確認する。
・酸化染毛剤を用いた施術が適さない顧客に対しては、リスクを丁寧に説明し、代替案を提案することにより、酸化染毛剤を使用しない。

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