船橋市立 行田中学校

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校長室から

最終更新日:令和7(2025)年4月24日(木)

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気が付いていますか・・・

 令和7年4月23日
 みなさんに問題です。「サイレントゾーン」とはどのような場所ですか。・・・・・声を出さずに静かに通行したり、過ごしたりする場所のことです。もちろん挨拶の仕方も黙礼です。みなさんもそれぐらいはわかっていますよね。では、行田中学校校舎内にもサイレントゾーンがありますが、どこにあるか気が付いていますか。・・・・・図書室前から職員室へと続く廊下です。もちろんそこにかかる階段も含まれます。続けてもうひとつ、みなさんに問うてみたいと思います。なぜその場所を「サイレントゾーン」としているのでしょうか。・・・・・たとえ休み時間であれ、職員室では先生方が大切な打ち合わせや連絡をしています。事務室、校長室では電話や来客者への応対をしています。そのような時に大きな話し声や笑い声、ドタバタ走ったりする音が聞こえてきたら・・・想像してみてください。
 「サイレントゾーン」と表示がなくてもそこがどのような場所であるのか、そこではどのように行動するべきなのかを考えることができる行田中生であってほしいと思います。そういえば最近、校舎内で必要以上の大声や奇声、おおげさな笑い声も聞こえてきたりします。周りで困っている仲間もいるのではないかと思います。新年度が始まって少し落ち着かない自分に気が付いていますか。

『敬愛』・・・自他を大切にする思いやりのある生徒

 令和7年4月15日
 始業式、入学式から1週間が過ぎようとしています。1年生は中学校への登下校、新しい仲間たちとの学校生活に慣れましたか。2年生は新しいクラスでの生活どうのように感じていますか。3年生は最高学年としての学校生活、役割は果たせていますか。今現在、「なんとなくうまくいっているかも」「楽しい」「調子いい」そう感じている人ばかりなら良いのですが・・・。自分のことで精一杯のこの時期ではあるけれども、少しでいいので自分の身の周りの人にも目を向けてもらえないかな。「登下校や学校生活になかなかなじむことができていない人」「新しいクラスの中でどうしてよいかわからず戸惑っている人」「自分自身変わろうとはしているものの、うまくいかず元に戻ってしまいそうな人」そのような人いませんか。もし、そのような人に気づくことができたら、「おはよう!」「また明日ね!」そんな簡単な一言でいいから声をかけてあげてください。「こっちにこない?」「一緒に行こう!」「一緒にやろう!」その一言で救われる人がきっといると思います。そしてその一言で救われた人は、次はきっと誰かを救う人になってくれるはずです。思いやりの輪を広げてください。

令和7年度 行田中学校新たな歴史と伝統の幕開け

 令和7年4月11日
 新年度の学校生活が始まりました。今年も「校長室から」を続けます。
 さて、皆さんそれぞれに希望を胸に抱いて新年度を迎えたことと思います。是非、その思いを大切に1年間過ごして欲しいと思います。また、具体的な目標を自ら掲げることも大切。何事にも目的意識をもって活動する。自ら意思決定することを心掛けましょう。
 ところで・・・始業式や入学式で何度か話をしているので、繰り返しにはなりますが、この令和七年度に行田中学校は創立50周年を迎えます。50年といえば半世紀。半世紀にわたり脈々と築き上げてきた行田中の歴史と伝統を受け継ぐことはもちろん、きみたちにはこの50周年を機に、行田中の新たな歴史と伝統を築き上げていくための「先駆者」としての活躍を期待しています。個人としても集団としても新たなことにどんどんチャレンジして、互いを高め合うことのできる学校にして欲しいと思います。そのためにまず「挨拶・清掃・歌声」これを昨年度よりも更にレベルアップしていこうという話をしましたね。「心のこもった挨拶・心を込めて清掃・心のこもった歌声」うわべだけではなく、意図するところ、意味するところを理解して行動できるようにしよう。新生行田中学校の幕開けです。

終わり良ければ・・・?

 令和7年3月21日 

 令和6年度も学校への登校はあと2日。最後の締めくくり大切にしたいものです。最後の締めくくりというと「終わり良ければすべて良し」という言葉をよく聞きますが、私としてはあまり使いたくない言葉です。最後の結果ばかりが重要視されているようで、なんとなくしっくりこないのです。大切にしてほしいのはそこに至るまでの過程。失敗も成功も含めて、その過程で自ら動いて経験、体験してきたものが大事なのだと考えています。「最後の締めくくり」と表現するからいけないのかもしれません。あと2日「最後の最後まで気を抜かずに」こう表現した方が良いですね。「初志貫徹」「徹頭徹尾」このような四字熟語を現在の自分にあてはめて、自身の令和6年度を是非振り返ってみてください。

物事の節目

 令和7年3月14日
 先日の卒業式の式辞の中で話した内容です。2年生は覚えているかな。1年生はリモートで聞きとりづらかったみたいですが・・・。

 竹は節があるから大きく育ちます。竹の節目は竹の成長点で、あのようにすくすく伸びていく竹も、これからまだまだ大きく育つために、節目を作る時はゆっくりと時間をかけて作るそうです。人の一生も同じように、物事の節目は自分自身をより良く成長させるための成長点と言うことができます。物事の節目を迎えた時、ただ時に流されて過ごすのではなく、自分自身でより良く変わろうとする勇気を持つこと。自身の将来を見据え、じっくり時間をかけてたくわえをつくること。ものごとの節目節目を大切に。

 実は、この話には続きがあります。節目を迎え、勇気をもってより良く変わろうとしている人を認めてあげて欲しい。「今までこうだったのに、ああだったのに・・・」「何を今さら・・・」「調子に乗ってんじゃん・・・」 これまでの言動を取り上げて心無い言葉を投げかけるのではなく、その勇気を認めてあげて欲しい。本人なりに反省した上で変わろうと努力し始めているのです。

 これからの日々は、1年生は2年生に、2年生は3年生に進級するための大切な節目となります。より良く変わろうとする勇気を持つ。変わろうとしている人を認めてあげる。そんな一人一人であって欲しいと願います。

2年生、ありがとう。1年生、無駄じゃないんだよ。

 令和7年3月7日
 卒業式の予行練習がありました。1,2年生の皆さん、今日はどうもありがとう。式に臨む態度、特に歌声が最高でした。先日の三送会よりも更にバージョンアップした歌声で、卒業する3年生も卒業式に向けて、気持ちがますます高揚してきたのではないかと思います。3年生の先生方もすごく感動していましたよ。特に2年生。少ない時間の中、1年生をリードして、よくあそこまで歌い上げられるようになりましたね。本当に手放しで拍手を送りたい! 1年生。予行練習の間、よく我慢できました。中には「当日、式場には入らないのだから、予行も参加しなくったっていいじゃん。」そう思った人もいるかもしれませんが、参加してどうでしたか。あの厳かな雰囲気はなかなか味わえないものだし、3年生一人一人の思いが詰まったあの迫力ある卒業の歌。圧倒されませんでしたか。私もそうですが、1年生の先生方、2年生の先生方それぞれに1年後、2年後、3年生となって卒業式に向かうきみたちの姿も想像しながら、今日の予行練習に参加していたと思います。当日は2年生が在校生代表で式場に入るけど、1年生にはできたら教室で一緒に歌ってほしい。今日のあの雰囲気を味わえたこと、1、2年生にとってとても大きな財産になると思います。

みつけにいこう!

 令和7年3月4日
 昨日の「三年生を送る会」卒業する3年生に向けて、とてもあたたかな、心のこもった会だったと思います。1、2年生の皆さん、装飾や歌、寸劇、写真やビデオの編集大変でしたね。どうもありがとう。最後の全体合唱、全校生徒それぞれの学年の「ありがとう」の心が一つになって、とても素晴らしい響きでした。3年生にとっては中学校3年間を振り返ることができた、とても素晴らしい時間であったと思います。
 さて、せっかく全校生徒で盛り上がった会の最後に、私が話をするのはふさわしくないような気がしたのですが、話をさせていただきました。その中で一つだけ3年生諸君に伝えたかったこと。「卒業までの残り1週間であの日、あの時、言えなかったありがとう、ごめんなさいの気持ちを伝えてみては・・・」そのひとことが言えなくて、今も後悔している、心残りがある、なんとなく気まずくなって・・・というようなことありませんか。今なら伝えられるかも。あの日、あの時に「忘れてきてしまったもの」「落としてきてしまったもの」「失くしてしまったもの」この1週間で見つけにいってみませんか。卒業式にひとりひとりの笑顔が中学校生活で一番輝くよう、残りの1週間、3年生を送る会のように素敵な時間を過ごしてください。

きっと野菜が食べられるようになる

 令和7年2月27日
 行田中学校の給食はおいしい! 献立の種類も豊富! みなさんそう思いますよね。私もいくつもの学校に勤めてきましたが、献立の種類の豊富さと、それぞれの食材をおいしく食べられるようにするための工夫は、千葉県内だけではなく、全国的にも学校給食がおいしいと評判である船橋市内でもトップクラスだと感じています。特に野菜の和え物やサラダへの工夫が素晴らしい。野菜というとあまり好きではない、日常的に残してしまうという人も少なくないと思います。でも、本校の給食で出る野菜の和え物やサラダ、おいしいからとにかく一口は食べて欲しい。同じ献立名の和え物、サラダであっても、皆さんが食べやすいようにと少しずつ食材を変えてみたり、和える調味料やドレッシングに工夫を加えているのです。栄養士の御子柴先生と調理員さんたちの細かな努力、気が付いていますか。私も実は野菜嫌いで、中学生の頃は家でほとんど野菜は食べませんでした。ところが、あるドレッシングとの出逢いで野菜サラダが食べられるようになったのです。みなさんの中で野菜の和え物やサラダが嫌いな人、和え物やサラダに対する先入観を捨てて給食で出たものを食べてみてください。きっと野菜が食べられるようになります。

威厳

 令和7年2月20日
 「威厳」という言葉を知っていますか。人が持つ、重厚さや堂々とした態度を表す言葉です。その存在が他者に対して尊敬を引き起こすほどの強さや品格を持っていることを示します。威厳は、経験や知識などによって獲得されます。
 昨年末から、1年生は「先輩」と呼ばれる2年生になるための、2年生は行田中の「顔」である最高学年になるための準備をしっかりしていこうという話をしてきました。2年生諸君。この2日間、昼食時、ランチルームの2階に上がってくると、そこに3年生の姿がない状況に「これからは自分たちが最高学年として、この行田中を背負っていかなければいけなくなる」少しはそのような実感がわいてきたでしょうか。1年生諸君。昨日、法典西小の6年生が中学校での学校生活を学ぶため行田中を訪れました。その姿を見て、「いよいよ先輩になるんだ」という自覚は芽生えてきたでしょうか。そして2年生、3年生になるための「威厳」は一人一人身についてきていますか。「重厚さや堂々とした態度」「尊敬を引き起こすほどの強さや品格」これまでの経験、知識の中で獲得できていますか。自身の言動を振り返って考えて欲しい。3年生諸君。公立受検も終わってほっと一息、羽を伸ばしたい気持ちはわかりますが、卒業まで3年生としての「威厳」を1、2年生に示して欲しい。これから行田中を背負っていく後輩のために。

世の中で一番悲しいことは・・・

 令和7年2月13日
 今日は、多くの人が自身の教訓や自身への戒めとして用いる「心訓」を紹介したいと思います。みなさん知っていますか。これは福沢諭吉の作として知られていますが、実際には作者不詳です。「心訓七則」とも言われています。
一、世の中で一番楽しく立派なことは一生涯を貫く仕事を持つ事です。
一、世の中で一番みじめなことは人間として教養のない事です。
一、世の中で一番さびしいことはする仕事のない事です。
一、世の中で一番みにくいことは他人の生活をうらやむ事です。
一、世の中で一番尊いことは人の為に奉仕し決して恩にきせない事です。
一、世の中で一番美しいことはすべてのものに愛情を持つ事です。
一、世の中で一番悲しいことは嘘をつく事です。
 私も折に触れ、自身の言動をこの「心訓」に重ねては反省するばかりです。

耐雪梅花麗

 令和7年2月5日
 少しずつですが日の出の時刻が早くなってきました。つい先日までは夕方5時には真っ暗になっていたはずなのですが、最近ではまだまだ明るいまま。木の芽も膨らみを増し、どことなく春の訪れを感じられるようになってきた今日この頃。加えて「暦の上では春」とは言うものの、さすがに2月はまだまだ寒いですね。現在、最強の寒波が日本列島に・・・そんなニュースも聞かれます。万物が息を吹き返すように感じる、あの暖かく穏やかな春を迎える前の最後の試練でしょうか。そんな今だからこそ「うん、うん。」とうなずける言葉があります。「雪に耐えて梅花麗し」西郷隆盛の漢詩の一部です。「梅の花は寒い冬を耐え忍ぶからこそひときわ美しい花を咲かせる。人間も同様に、多くの困難を経験し、耐え、乗り越えてこそ大きなことを成し遂げられる。」そのような意味の言葉です。春を目の前にして訪れた厳しい寒さだけではなく、この学年末、人生の階段をまた一歩のぼるにあたり、思うようにいかないことが多くあったり、大きな壁にぶつかったりと、苦しい思いをしている人も少なくないと思います。「雪に耐えて梅花麗し」ここが「がまん」のしどころです。

光陰矢の如し

 令和7年1月30日
 1月も終わりに近づいています。冬休み明け、あっという間に日が経ってしまいました。2月は28日しかなく、祝日もあり、この調子でいくと「気が付いたら3月」そして「卒業式」・・・・・。みなさんはこのような言い回しを知っていますか。「1月は往ぬる 2月は逃げる 3月は去る」 1月は「行く」とも言います。正月から3月までは行事が多く、あっという間に月日が過ぎ去ってしまうことを1月・2月・3月それぞれの最初の文字をとって調子よく言ったものです。この言い回しのように3年生は「公立高校の学力検査」1,2年生は「期末テスト」が終わると、2月は逃げるように最後の週を迎えてしまいます。意識して1日1日を大切に過ごすよう心掛けないと、その勢いそのままに3月は去って行って、気が付くと4月・・・。ここからは1日1日の積み重ねを大切に。時は過ぎゆくものではなく、積み重ねていくもの。そのような考えで、これからの自分自身にプラスになるような過ごし方をして欲しいと思います。4月までにやるべきこと、克服しなければならない課題がそれぞれにあるはずです。去年と同じ失敗を何度も繰り返したり、同じことで何度も注意を受けている場合ではありません・・・・・。光陰矢の如し。特にこれから3月にかけては努めて時間を大切に。

大丈夫ですか

 令和7年1月22日
 この「校長室から」を通じて、きみたちに「こういう人になって欲しい」という私の思いをこれまで何回か発信してきました。今回は少し違った方向からお話をしたいと思います。「こういう人にはなって欲しくない」という話です。
 よくテレビドラマ(特に時代劇など)を見ていると、「この人が犯人」「この人が何かやりそう」 演じる役者さんの顔つきや表情から予想できてしまうことありますよね。それはその役者さんが、ドラマの中の役になりきって役を演じた結果、そのような顔つき、表情になってしまうのだと思います。同じように、普段のみなさんの表情からも様々なことを感じ取ることができます。やはり、意地悪なことをしていれば、当然、意地悪な顔つきになってくるものです。隠れてこそこそ良くないことをしていれば、どことなく影を感じる、曇った表情になってくるものです。さて、自分の最近の顔つき、表情、どう感じますか。人は知らず知らずのうちに誰かに迷惑をかけたり、他人を傷つけたり困らせたりしてしまっていることがあります。それは都度、周りの人から注意を受けたりする中で反省し、改めていけばよいこと。しかし、「注意を受けても自分本位、自分勝手な言動で周りの人に迷惑をかける」「故意に誰かを困らせる、苦しませる」これは知らず知らずのうちにではなく、わざと誰かに迷惑をかけ、傷つけ、困らせて自身が楽しむための行為です。 
 わざと誰かに迷惑をかけ、他人を傷つけ、困らせて楽しむ、そのような人間にきみたちにはなって欲しくない。
周りの人から見ればそのようなことをする人の顔つき、表情は・・・・・。

試練の時

 令和7年1月15日
 3年生にとって、中学校での学習の集大成ともいえる受験(検)の時が目前に迫ってきました。一人一人のこれまでの中学校生活における努力の足跡が試される、評価されるわけです。当然、普段とは違う緊張感、重圧などを感じながらの生活がしばらく続きます。時には自分を見失いそうになることもあると思いますが、平常心を保って生活することが大切です。では、どうすると平常心が保てるのか・・・答えは「凡事徹底」です。自分がすべきこと、当たり前のことを普段どおりに、できれば普段より入念に徹底して行うこと。浮足立って何もかもが手につかず・・・などということにならにように。
 この「凡事徹底」という点では、最近3年生を見ていて「挨拶の仕方が変わった」そのような人が多く見られるようになりました。しっかりと目を見てきっぱりとした態度で挨拶ができる。きっと自分が行ってきたことに自信をもっている人、これからが勝負と本気モードに入っている人なのだろうと思います。挨拶一つをとっても心の内はわかるものです。3年生諸君、試練の時を迎えた今こそ、その時どうすることが大切なのか、是非後輩に身をもって示してほしい。「凡事徹底」自分がすべきこと、当たり前のことを怠りなく普段以上に。それが自分自身を落ち着かせることに、本番で存分に実力を発揮するためのモチベーションにもつながるのです。

節目

 令和7年1月7日
 新しい年を迎えました。昨日集会で、これからの学校生活における各学年の心構え、また巳年にまつわる話から、行田中学校全体としてこのような年にしていこうという話をしました。覚えていますか。一人一人が必ず実行できるよう、努力してください。
 ところで・・・みなさんには学校生活の節目節目で、具体的な「目標」を持って過ごすことの大切さを話してきました。ですから私自身も、1月1日の朝に今年の目標を立てました。私の今年の目標は巳年にちなんで「再生」。巳年の「謂れ」については、他の先生方からも聞いていると思います。ヘビが脱皮を繰り返し成長していくことにつながる「謂れ」がほとんどです。「再生」もそのひとつ。「再生」とは「衰えかかっていたものが生き返ること」「再びこの世に生まれること」。私も昨年、還暦(60歳)という人生の節目を迎えました。衰えを感じることも多くなってきたのですが、だからといって自分自身に妥協してばかりでは老いるばかり。自分自身を更に成長させる、新たな自分自身を発見する、そのような1年にしたいので「再生」を目標としました。
   「人は節目節目で変わることができる。」以前、みなさんにそのような話をしたことがあると思います。
 さて、みなさんはどのような気持ちをもって新年を迎えたでしょうか。「今年は・・・」「今年こそは・・・」 あなたの今年の目標は。新しい年を迎えたこの節目が自分自身を更に成長させる大きなチャンスです。

素晴らしかった合同発表会

 令和6年12月17日
 12月14日(土)に近隣の小中学校が集まって開催された「合同発表会」に、本校の1組のみなさんも参加してきました。当日は各学校がこれまで練習を積み重ねてきた特色ある演劇や演舞、演奏や合唱の発表があり、どの学校の発表もとても素晴らしいものでした。もちろん本校1組の皆さんの発表(演舞)もとても素晴らしく、全員がそれぞれの役割で持てる力を存分に発揮していました。12日(木曜日)に行ったプレ発表会の時よりも更に堂々と発表することができていました。でも、本校1組のみなさんの何が一番素晴らしかったかというと、他の学校の発表を見ているときの態度です。場を盛り上げる手拍子、他の学校の発表を称賛する拍手、誰からともなく全員がどの学校の児童生徒よりいち早く気づき、そして節度をもって行っている姿に本当に驚きました。「行田中の生徒は素晴らしいですね。」一緒に見ていた他の先生方に言われて、とても誇らしく思いました。演舞での一人一人の姿もさることながら、誰かに言われたわけでもなく、誰かがするのを待ってからするのでもなく、全員が自然とあのような行動をとれることは本当に素晴らしいことです。昨日の2年生の集会で校歌を歌っているとき、目配せしてニヤニヤしながらその場の雰囲気を乱していた人たちには見習ってもらいたいものです。自身がその場でとるべき行動を判断し、「こうするべき」と自身の意志をもって行動できる1組の皆さんは立派です。

本当の自分は?

 令和6年12月13日
 突然ですが「~をしているときはすごいのに」「~のときはきちんとしているのに」という、誰かに対する評価を口にしたり、聞いたりすることありませんか。例えば「部活動をしているときはいつも真剣ですごいのに」「実行委員で活動しているときは全体の前でしっかり挨拶できるのに」などなど・・・これって誉められているのでしょうか。裏を返せば「普段はやない、できていない」ということですよね。やれる自分とやない自分(やないのではないのです。実際にやれるところを見せているのですから)どちらの自分が本当の自分か。学校外でのクラブチームや習い事、そこで見せている自分と学校内で生活しているときの自分。リーダーとして活動しているときの自分とフォロワーとして協力しなければならない時の自分。自分の得意なこと、好きなことに取り組んでいるときの自分と苦手なことや気の進まないことをしなければならない時の自分。特に部活や習い事の時と普段の学校生活との差、これはよく言われることですよね。どちらの自分が本当の自分か。本当はやれる自分がいるのに普段からやないようでは、ここ一番で力を発揮したいときに、本当の自分のもつ力を常に発揮することは当然できませんよね。

言葉のもつ力

 令和6年12月5日
 先日、毎月定例で行う給食についての会議で、調理員さんの会社の代表の方からこのような話がありました。「最近、給食の配膳をしているとき、いただきます と元気な声で挨拶してくれる生徒が多くなった。配膳を手伝ってあげると、ありがとうございます と言ってくれる。とてもうれしい気分になります。」当たり前のことのようだけど、みなさんのために「おいしい給食を」と心を込めて作ってくれている人にとっては、同じ挨拶でも「こんにちは」よりも「いただきます」「ありがとうございます」「ごちそうさまでした」という挨拶は格別なものなのですね。とても幸せな気分になり、益々「おいしいものを」という気持ちになるそうです。その一言が相手を幸せな気分にも、その逆の状況にもしてしまう。それぐらい言葉のもつ力は大きなものなのですね。 

見習いたいものです・・・

 令和6年11月29日
 最近近隣にお住いの方から、行田中学校の生徒に気遣っていただいた、困っているところを助けていただいた、というお礼の電話が何件かありました。そのうちの1件は、行田東小から車で出ようとしたところ門が閉まっていて、車から降りて開けようとしたところ、本校の生徒が通りかかり、わざわざ門の開け閉めをしてくれたというもの。また、このようなものもありました。雨の中お年寄りが動けなくなっていたところ、通りかかった本校の生徒が、その方を介抱し、行きたかったバス停まで送り届けてくれたというもの。とても素晴らしい判断力と行動力だと思います。「こうしてあげた方がよい」と思ってはいるものの、見ず知らずの人とかかわりを持つということは大変勇気のいることで、多くの人は行動に移すことを躊躇してしまいがちです。でもこの人たちにとっては、善意に従って行動することは当たり前のことで、ごく自然に行動しただけなのかもしれません。
 皆さんも「これは良くないことだからやめさせた方がいい」「こうしてあげればきっとこの人は助かるだろう」「この場面ではこのような行動をとるべきであろう」頭の中でそのような判断は日常的に行っていると思います。でも、それをいざ行動に移すとなると・・・。私もなかなか行動に移すことのできない一人だと思います。初めの一歩は勇気がいるかもしれませんが、この人たちのように、自然に自分の善意に従って行動できる人になりたいものですね。

行田中学校はどんな学校?

 令和6年11月19日
 先日の合唱祭は、各クラス一人一人の真剣なまなざしが指揮者に集中していて、歌声だけではなく見た目にも素晴らしさを感じました。実行委員の皆さんも裏方の仕事を自ら探して動いていて、安心して合唱祭の運営を任せることができました。
 当日、閉会式で講師の先生方から、合唱への取り組み方をはじめとして様々なアドバイスをいただきましたが、さて、行田中学校、つまりはきみたちについてはどのような印象をもったのか、とても気になるところです。というのも、私もこれまで立場上、様々な学校を訪問する機会があり、行く学校行く学校で、その学校の、その学校に通う生徒の雰囲気の違いを感じてきたからです。その時感じたその学校に対する印象というものは、その後も強く頭に残るものなのです。そのような中で、自分が勤める学校に訪問してきた人たちが、自分の学校にどのような印象を持ってくれたらうれしいか考えたことがあります。
ー 明るく気持ちの良い環境のもと、笑顔があふれる学校 ー
 明るく気持ちの良い環境とは、生活環境だけではなく言語環境にも心地よさを感じる。そしてきみたちだけではなく、先生方も笑顔でいられる学校。そんな印象をもってもらえたら・・・・・。そのためにきみたち一人一人に心掛けて欲しいこととは? 答えはきみたち一人一人に考えて欲しい。 行田中学校の印象とは行田中学校に通うきみたちへの印象です。

思いを合唱(うた)に

 令和6年11月7日 立冬
 朝晩の冷え込みが徐々に増してきました。今日は立冬。暦の上では冬ですが、最近ようやく夏から秋、秋から冬へと季節が動き始めた感じがします。
 気候的には肌寒さを感じ始めましたが、学校内は各クラスの合唱祭への取り組みに熱気を感じる今日この頃です。昨年もそうでしたが、毎時間、様々な歌声が聞こえてくるこの時期は、校長室で仕事をしていてとても心地よさを感じます。そのようなことを感じながら、先日、掲示物にいろどりを添えるため、行田公園に落ち葉を拾いに行った時のことです。音楽の授業中に歌っているきみたちの歌声は、校内よりも行田公園内に大きく響き渡っていることを初めて知りました。きっと私と同じように、行田公園を散歩している方の中にも、きみたちの歌声に心地よさを感じている方がいるのではないかと思います。「一音心奏 思いを合唱(うた)に響かせよう」きみたちの様々な思いを寄せた歌声は、聞いている人に心地よい感動を与えています。15日の本番が楽しみです。

ふと気が付けば・・・

 令和6年11月1日
 11月に入りました。今朝、カレンダーを切り取っていて思ったこと。「今年もあと1枚じゃん!」2か月が1枚にまとめてあるカレンダーだと、今年もあと1枚。みなさん、今年の始めに立てた目標はどの程度達成していますか。改めて具体的な目標をしっかりと見定めて生活しなければいけないな、と自分自身にも言い聞かせたところです。
 先週と話はかぶりますが「挨拶・清掃・歌声」も笑顔あふれる学校にするため目標にしていることの一つです。先週「気になっていること」として清掃を話題にしましたが、先日、学校訪問でいらした先生方から「どこに行ってもごみ一つ落ちていない、清潔で整った生活環境ですね」とほめていただきました。きみたちが事前の清掃活動に一生懸命取り組んだことへの評価だと思います。清掃について考えを改めてくれた人が多くいたのですね。
 「挨拶・清掃・歌声」 今、学校敷地内だけではなく、行田公園にも各クラスの歌声が響き渡っています。どんどんレベルが上がってきています。挨拶・清掃についてもレベルアップを! まずは挨拶。挨拶については先生方、友達同士だけではなく、保護者の方々を含め学校内に訪れている方々にも明るく元気な挨拶を!

気になっていること

 令和6年10月23日
 今年度は「挨拶・清掃・歌声」を合言葉に、笑顔あふれる学校にしていこうという話をしたと思います。以前に、挨拶がすごくよくなっているから自信を持って、という話をしました。現在、合唱祭に向けて音楽の時間だけではなく、昼休み、放課後と校内に各クラスの歌声が響き渡っています。そのような中で、合言葉のもう一つ、清掃についてです。最近、会議や行事などで清掃なしの日が多くあります。日直清掃になってしまう日が週の大半を占めてしまうこともあります。ですから清掃活動のある日は、みんながきれいな環境で過ごすためにはとても大切な日なのですが、一人ひとりの清掃に取り組む姿勢はどうでしょうか。集めたごみの取り残しや清掃が終わったばかりなのにごみが落ちている、清掃道具が出しっぱなし・・・そのような状況を目にすることがしばしばあります。環境が人を変える。身の回りのものの乱れは心の乱れ。気になります。

総体駅伝

 令和6年10月17日
 12日に総合体育大会の最終競技「駅伝の部」がありました。9日には全校で選手の壮行会を行い、学校全体が選手の健闘を期待してエールを送りました。結果は男女とも8位入賞と大健闘でした。選手たちが掲げた目標5位入賞、県大会出場とはなりませんでしたが、大変立派な成績です。改めて選手の皆さん、その選手をサポートしてくれた駅伝メンバーたちの努力に拍手を送ります。
 大会当日の様子を見ていてとてもうれしかったことがあります。たくさんの先生方と生徒のみなさんが、運動公園に集結して選手一人ひとりの走りに声援を送ってくれていたこと。学校全体が一体となって、一つの運動競技(部活動)を応援する機会はあまりありません。なぜ駅伝だけ?そう考える人もいるかもしれませんが、この駅伝だけは一つの部活だけでは選手をそろえることがなかなかできないからです。学校内の全ての運動部に所属している人や学校外でのクラブチームで活動している人の協力の中、選手を選考しているのです。言わば、学校の総力をあげて大会に臨んでいるわけです。ですから、少しでも駅伝に興味のある人、走るのが得意な人、走ることに自信を持ちたい人は、遠慮せず活動に参加して欲しいと思います。今後もこの駅伝への取り組みをが、行田中学校の先生方、生徒のみなさんが一体感を感じる活動へとつながってくれることを期待しています。

何気ないひとことだけど・・・

 令和6年10月9日
 行田中学校の先生方は、個々に気が付いたところをきれいにしてくれたり、全員で協力してペンキ塗りをしてくれたりと、きみたちが学校生活を気持ちよく送ることができるように心配りをしてくれる先生方です。そんな先生方を見習って、私も時々、校内の掃除やペンキ塗りなどをしているのですが、その時にこれまで務めた学校では聞くことのなかったひとことをきみたちからかけられて驚くことがあります。 「ありがとうございます。」 これ、中学生ではなかなか出てこないひとことだと思います。「私たちのためにありがとうございます。」 何気ないひとことだけど、先生方の思いが伝わっているなと感じる瞬間です。行田中は、そんな素敵なことばかけができる生徒がたくさんいる学校です。 

地域への貢献 

 令和6年10月2日
 今朝、部活動朝練習の時間に、野球部の生徒が行田公園を含む地域のごみ拾いを行ってくれていました。地域のため、人々のために働く姿は大変尊いものです。きみたちをこれまで見守り、育ててくれたこの地域の方々のため、そしてこれからも生活の拠点となり、きみたちの故郷となっていくであろうこの地域のために自分自身何ができるか。どの地域も高齢化が進む中、地域に住む中学生の力はとても頼りになるところです。地域のためのごみ拾いを「特別なことをしている」のではなく、自分の住む地域なのだから「当然のことをしている」と考えられる心が本当の意味で尊いのかもしれません。きみたちを守り育ててきてくれたこの地域のために、次はきみたちが自分自身にできることを考える番です。 

体育祭を終えて・・・

 雨のため、二日間にわたる熱戦が繰り広げられた体育祭。二日間をとおしてグランドいっぱいの声援と一人ひとりの真剣なまなざし、はじける笑顔・・・見ている側まで幸せな気分になる、そんな素晴らしい体育祭でした。きみたちの表情もさることながら、きみたちの一挙手一投足に一喜一憂しながら、全力で君たちをサポートしてくれていた先生方の姿も私の目に焼き付いています。来賓でいらしていた方がこんな話をされていました。「行田中学校には先生の手をわずらわせるような生徒はいないのでしょうね。先生方の元気ではつらつとした姿を見ているとそう感じます。生徒も先生方も本当に雰囲気がいい。」私もそう思います。自慢の生徒、先生方です。先生方が頑張れるのは、何事にも一生懸命に取り組んでくれる君たちの存在があるから。期待に応えてくれるきみたちだからこそなのですよ。

自治活動

 体育祭などの学校行事は、必ず各クラスの「実行委員」を中心に活動を進めていきます。この「実行委員」は各クラスの話し合いの場で立候補した人、またはこの人なら任せられると推薦された人たちであると思います。特に立候補した人には、今回の体育祭であれば「このような体育祭にしたい」という強い思いがあって立候補したのではないかと思います。 ただ、私が見ていて思うこと・・・実行委員を「先生方のお手伝い」と考えている人も中にはいるのでは? 「精神一到 団結・努力・情熱」この体育祭のスローガンのもと、自分のクラスは、学年は目指した言動がとれているか?先生方から指示される前に実行委員が中心となって判断し、全体に指示を出してほしい。そして3年生の実行委員は最高学年として、学校全体にも目配り、気配りをしてほしい。実行委員諸君、今後の練習、そして本番でのきみたちの活躍に期待します!

ちょっと、いや、かなりいい話・・・

 本日(24日)、定期的に行われる行田中学校区近隣6校の情報交換会がありました。中学校は行田中学校1校ですが、小学校は行田西、行田東、法典西、塚田、塚田南の5校が参加します。各学校の校長先生のほかPTAの方にも参加いただき、各学校の近況報告や今後の予定、話題や課題になっている内容などを報告する中で、6校で協力し合い推進できる教育課題などを話し合っています。今年は「挨拶」を一つのテーマとして6校で取り組んでいるのですが、行田東小の校長先生から「中学生ともなるとなかなか挨拶をしてくれないものだが、行田中の生徒は、朝、信号のところに立っていると、今年行田東小を卒業した生徒だけではなく、みんなが本当によく挨拶をしてくれる、素晴らしい」と感心されていました。きみたちだけではなく、私にとってもとてもうれしいひと言でした。小学生にとって身近な先輩であるきみたちがお手本となって、近隣の小学校にも挨拶の輪を広げよう!

輝け!行田中生!

 前期期末テストも終わり、各運動部活動は秋の大会(新人戦)が本格的に始まりました。期末テストの問題を真剣に解いているときの表情、部活動の大会でここ一番で見せる表情、物事に真剣に向き合っているときの表情は一人ひとりとても輝いていて素晴らしい。なぜそのような輝きを放つことができるのか。それはその瞬間に、これまで培ってきた自分自身の全てを出し切ろうとするからだと思います。そして、そこに行きつくまでの努力の度合い、思いの強さがその輝きをより強めるのだと思います。最初から手を抜いて、茶化して、いい加減に物事を終わらせて、言い訳ばかり口から出てくるようでは・・・。 どうせやるならとことん、精一杯、一所懸命に! 期待しています。
 

挨拶 清掃 歌声

 夏休み明けの集会で、挨拶の話をしました。担任の先生から話があったと思いますが、自分から挨拶できる人がとても増えてきています。もっと素晴らしいことに、最近の皆さんの様子を見ているとただ挨拶をするだけではなく、相手の目を見てしっかりと挨拶をしてくれる人が多くなったように感じます。また朝、帰りの挨拶や先生方への挨拶だけではなく、給食の配膳時に調理員さんへの元気な挨拶も聞こえてくるようになり、学校全体が明るい雰囲気になってきています。「相手の目を見てしっかりと挨拶をする。」簡単なように思えるけどこれがなかなか・・・・・。自分自身の行いに自信がもてるよう、まずは挨拶からはじめてみよう。