下水処理の仕組み

更新日:令和5(2023)年2月20日(月曜日)

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 下水処理場では、家庭や工場から出たよごれた水をきれいして、川や海に返しています。
 西浦下水処理場を例に、よごれた水がどのようにきれいになるのかを見ていきましょう。

よごれた水がきれいになるまで

家庭や工場から下水処理場まで

 家庭や工場にて使用した水は、地下にある下水道管を通って下水処理場へ送られます。
 下水道管は、傾きがあり水が高いところから低いところに流れる仕組みを利用しています。
 このときの下水の流れる速さは時速約4kmで、これは人が歩く速さと同じくらいです。

沈砂池(ちんさち)

girtchamber
 下水処理場に流入した下水は、まず「沈砂池」というところで大きなごみを取り除き、土砂を沈ませます。下水道管は水が高いところから低いところに流れる仕組みを利用しているので、沈砂池は地下の深いところにあります。

最初沈殿池(さいしょちんでんち)

1stsettle
 次に下水は最初沈殿池へと送られ、沈砂池では取り除けなかった細かいよごれを時間をかけて沈めます。最初沈殿池の上ずみは、反応槽へと送られます。

反応槽(はんのうそう)

reactor
 反応槽では、下水に微生物を混ぜて空気を吹き込みます。すると、微生物がよごれを食べることによって、水がきれいになっていきます。反応槽では、6時間ほど時間をかけて水をきれいにしています。

最終沈殿池(さいしゅうちんでんち)

finalchamber
 最終沈殿池では、よごれを食べて重くなった微生物を沈めます。4時間ほどかけて、きれいになった水とよごれを分けています。

塩素混和池(えんそこんわち)

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 最後に、塩素混和池で水に塩素を混ぜ、有害な菌を消毒してから、川や海に流します。
 
 以上のような下水処理の方法を、「標準活性汚泥法」といいます。
 水がよごれるのは一瞬ですが、きれいにするためには半日以上の時間が必要です。
 

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