【子ども記者通信】新しい思い出（三咲小学校　今出 惠美梨さん）

　私は昨年の12月に、校外学習で、東京の国立科学博物館と科学技術館に行きました。その日の朝は早く起き、せかせかと身支度を済ませ、気持ちを弾ませながら学校へ行きました。他の人の様子を見ると、普段遅く来ている人もこの日だけは早く学校に着いていたり、楽しくおしゃべりしていたりして、普通の授業とは違う特別な雰囲気を朝から味わえました。
　先生の話が終わり、バスに乗り、やっと国立科学博物館に着きました。外の入口には大きなクジラの剝製がいて、最初からみんな盛り上がっていました。中に入ってはじめに見たのが、「360°シアター」です。床はガラス張りで、天井は広く、右も左もスクリーンになっています。何が始まるのかと思って待っていたら、恐竜の映像が360°に映りました。その迫力はものすごく、10分間恐竜の歴史について流れていたのですが、あっという間に終わってしまいました。ある館には何十種類もの動物の剝製があり、大きくて強そうな動物、小さくて可愛らしい動物など、細かいところまで作ってあり、まるで本物かと思いました。最後まで飽きることなく博物館を鑑賞でき、また行ってみたくなりました。
　お弁当を食べ、科学技術館へ向かいバスが走り出しました。途中で、千葉にはない高いビルや東京スカイツリーがあり、バスでもとても充実していました。科学技術館に着くと、目の錯覚を利用したトリックアートなどの体験ができたり、ワークショップをのぞいてみたりし、身近にある化学の秘密に、興味をもつことができました。
　一昨年やその前は、コロナウイルスのため、東京へ校外学習に行くことはできませんでした。なので、東京へ行けなかった前の6年生の分まで楽しんでこようと意気込んでいたのですが、それを上回るぐらい楽しくて、「新しい知識が増えた。」と、とても満足でした。一緒に見た友達ともさらに仲良くなれて、いい経験ができてよかったなと思いました。

（令和5年1月11日投稿）
 

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