【子ども記者通信】船橋初開催 アーティスト・イン・スクール(高根台第二小学校 小栗 沙和さん)

私の通う高根台第二小学校では船橋市初の開催となる「アーティスト・イン・スクール」が行われました。千葉県ゆかりの彫刻家・関口恵美さんが来校し、私たちと一緒に作品を作り、それを公民館に展示するというものです。
今回、私たちは板に小学校の思い出の絵を彫り、その裏面に将来の夢や自分へのメッセージを彫りました。私は運動会の絵を彫ることにしました。彫る段階では、関口さんが基本の彫刻刀の使い方から少し立体に見せる彫り方まで、黒板にイラストを描きながら詳しく教えてくれました。けれど木が思った以上にかたく難しかったです。色を塗る工程では、絵の具の濃さを使い分けて立体感を出す塗り方を教わりました。私の絵には白色のバトンがあったので、水を多く混ぜたり、黒を足してグレー色にしたりしました。
そして私たち一人一人の彫った作品を関口さんがつなげ、小屋を作ります。私はまだ完成されたものを見ていないので、3月にみんなで高根台公民館へ見に行くのが楽しみです。
彫刻家として活躍する関口さんにいくつか質問をしました。彫刻の魅力を尋ねると「絵は平面なので飾ってあっても触ることはできないけれど、立体のものであれば木の質感や匂いなど五感で楽しむことができる」と答えてくださいました。関口さんが使っていた楠(クスノキ)の木はツンとした匂いがします。 触ると木のでこぼこした感じが伝わって来ました。
もう一つ、なぜ小屋を建てるという形になったのかと尋ねると「高根台に来た時にたくさんの団地があり、たくさんの人が一つの建物に住んでいるコロニーのように感じた。小学校は中学校よりいる期間が長く、家のように帰れる場所のような印象があった。そこから帰れる場所である小屋を建てることになった」とのことでした。今回の作品展の題は「HOME一思い出と未来が集う場所一」。過去の私たちの思い出と共に未来の私たちが帰れるみんなの家。みんなの気持ちが一つになっていて温かい気持ちを感じました。
私たちと関口さんで作った作品は以下の日程で展示されています。興味があればぜひ、見に来てください。
アーティスト・イン・スクール作品展「HOME一思い出と未来が集う場所一」
【会場】高根台公民館
【期間】7年2月23日(祝日)~3月15日(土曜日)
【時間】午前9時~午後5時
(令和7年2月21日投稿)
▲関口さんの作品を持って
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