【子ども記者通信】未来に繋ぐ!ばか面踊りを踊る小学生(高根台第二小学校 小栗 沙和さん)
私が住む高根台では毎年夏に近隣の公園でお祭りが開催されます。その中のイベントで高根台第二小の4年生が「ばか面踊り」を披露し、その様子を紹介します。
今年のたかね夏まつりは7月13、14日に開催されました。少し雨がぱらつく時間もありましたが、人出が途切れることはなく、始まりから終わりまでとても賑わっていました。
ばか面踊りの披露は1日目の16時頃から始まりました。4年生が入場した後、まずは「新高根ばか面踊り友の会 」が踊りを紹介してくれました。ばか面踊りには笑い面、怒り面、ひょっとこ面、 おかめ面、天狐(てんこ)の面があります。最初に天狐の面が矢倉(やぐら)の上で踊り、その後周りで他のお面が踊り出しました。そのお面にあったそれぞれの動きがあり、おかめ面は優しい素振りで、怒り面は本当に怒っているような動きをしていてバリエーションが豊かです。
そしていよいよ4年生の踊りが始まりました。手作りしたお面を顔につけ、半被や浴衣を着ています。お囃子(おはやし)の音色に合わせて矢倉の周りをぐるぐると何周もして私たちを楽しませてくれました。中には姿勢を低く保ちプロのように踊る子、動きが大きくダイナミックに踊る子まで、個性豊かでお客さんが魅入(みい)ってしまうほどでした。
ばか面踊りはとても体力を使います。さらにお面を顔にべったりとつけながら踊るので暑苦しくなります。そんな中、精一杯踊る小学生にたくさんの拍手が贈られました。
船橋の伝統芸能であるばか面踊りは、継ぎ手がいないとなくなってしまいます。そんな残念なことにならないよう、多くの人が小学校に来て踊り方を教える活動をしたり、お祭りのイベントとして披露したりしてくれています。
皆さんも船橋の伝統芸能に関心を持ち、イベントに参加してみてはどうでしょうか。きっともっと船橋のことが好きなるはずです。
(令和6年7月17日投稿)
▲踊り終わって笑顔を見せる高二の4年生。手作りしたお面を持って。
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