【子ども記者通信】本を思う(飯山満小学校 梶田 志歩さん)

皆さんは、本を読むのは好きですか?私は大の本好きで、家には100冊以上の本があります。今回は、たくさんの本を取り扱う図書室で働く学校司書の長須賀愛先生にお話を聞きました。
まず、仕事の内容についてです。学校司書には、本の貸し出し・返却などの本の管理、選書、排架、除籍、装備などたくさんの仕事があります。選書はどんな本を買うか考えること、排架は本を本棚に並べること、除籍はボロボロの本のデータを消して破棄すること、装備は本にブックシート(ラミネート)をかけたり、蔵書印を押したり、請求記号ラベルを作って貼ったりすることです。請求記号ラベルとは、本の背に貼ってあるシールのことで、私たちもこれを見て本棚に本を探したり戻したりする、大事なものです。
更に、長須賀先生は図書室の内外の掲示やブックトークの資料作成、読み聞かせなど本を好きになってもらうための仕事もしているそうです。たくさんのお仕事をこなしていて、長須賀先生はすごいなと感じました。中には私の知らない、名前の難しいものもあって、いろいろなことをしているのだなと思いました。
では、なぜ長須賀先生は学校司書になったのでしょうか。先生はもともと、子どもに関わる仕事を探していたところ「学校司書」という仕事があるのを知り、本が好きな自分にピッタリだと思い、目指すようになりました。なんと大学に通い直して、司書の資格を取得しました。
続いて、司書の仕事で大変なこととやりがいを聞きました。大変なことは、新しい本を購入する選書のとき、どんな本がいいかなとすごく悩むことだそうです。みんなが読んで楽しい本と、調べ学習で役立つ本のバランスをよく考えなければいけません。また、昔から読まれている本を読んでほしいけれど、なかなかみんなが手に取ってくれないこともあり、難しいなと思うことは多々あるといいます。しかし、基本的に大好きな仕事なので、大変だと思うことはほとんどないと話してくれました。大変なことも楽しいと思える、これぞ「天職」と言えるのでしょう。
やりがいは、紹介した本を「面白かった」と言ってくれた時だそうです。紹介する本を選ぶのにも、いろいろな本を読んで、これというものを選んでいます。その努力が実ったときは、本当にうれしいと教えてくれました。
次に、今後の目標を聞きました。図書室にはみんなが楽しめる本もありますが、調べ学習に使える本もたくさんあります。調べ学習に図書室の本をもっとたくさん使ってもらうことが目標だそうです。調べ学習は、ロールプレイングゲームをしているようだと教えてくれました。一つ情報をゲットするごとにレベルアップの音楽が鳴り響く…、というのを想像してみてください。あなたもワクワクしてきたのではないですか?この面白さをもっと知ってほしいと話してくれました。そのために、来年から授業で調べ学習の仕方をより紹介していくそうです。
最後に飯山満小学校の子どもたちへメッセージをいただきました。「たくさんの本を読んでください」というのが、一番伝えたいことだそうです。本を読むということは、運動と同じでトレーニングが必要です。いきなり激しい動きができないように、いきなり難しい本を読むのは大変です。「少し負荷がかかるような少し難しい本にチャレンジしていけば、難しい本も楽しく読めるようになります。ぜひ地道に読書を続けてみてください」と話してくれました。
この6年間、私は図書館でたくさんの本を借りて読んできました。しかし、私も調べ学習に図書室を利用することはあまりなく、いろいろな使い方があるのだなと思いました。また、読みたいジャンルがすぐに見つかる便利な図書室は、司書さんが裏でさまざまな仕事をしているおかげだと感じました。私は4月から中学生になり、飯山満小の図書室を利用することはありません。しかし、中学校にも図書室はあります。これからも図書室で司書さんの仕事を感じながら、読書をたしなんでいこうと思います。
皆さんもぜひ本屋や図書館に行って、本を手にとって見てくださいね。ちなみに、図書室は正式には学校図書館と言うそうですよ。
(令和7年3月2日投稿)
(図書室の様子)
(整頓された本棚)
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