【子ども記者通信】「安全の秘訣!スクールガードさんの心得」(飯山満小学校 梶田志歩さん)

更新日:令和6(2024)年7月19日(金曜日)

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スクールガードの佐々木さん

 みなさんの町には、スクールガードさんはいますか。
 スクールガードとは、不審者から登下校する児童・生徒を守るために、無償で、 通学路や周辺の道を巡回してくれる人のことです。
 飯山満小学校でスクールガード制度が始まったのは平成20年(2008年)のことで、当時の人数はわずか3人でした。現在は55人の方が登録し、私たちの登下校を見守ってくれています。
 本当にありがたいですよね。地域によっては保護者が交代で見守りをすると聞いたので、大人の負担が減ること、地域で支え合っていることはとても素敵だなと思います。
 今回はそんなスクールガードの一人、佐々木 敏幸(ささき としゆき)さんにお話を伺いました。
 インタビューの前に、活動の様子を見ました。道を横断する児童は、「さようなら」と明るい声で挨拶し、佐々木さんもそれに答えていました。じゃんけんをする人もいました。一方で、車が来そうな時は横断しようとする児童を優しく止め、車の運転手に道を譲り、児童の相手もしながらしっかり児童の安全を見守っていました。児童とコミュニケーションを取ると同時に、児童の安全を守っているのは、本当にすごいなと思います。
 なぜスクールガードになったのか聞くと「家から1年生の下校の姿が見え『慣れない通学は不安だろうな。小さな体でランドセルは重くないだろうか。カーブの道は大丈夫かな。』と思い、見回りを始めた。」と話してくれました。
 次に、活動中に心がけていることを聞いてみました。心がけていることは、児童が安心して通学できるようにすることだそうです。”不審者などから子どもたちを守る”のがスクールガードの主なお仕事ですが、車などからも子どもたちを守っています。特に、車通りが多くカーブもある危ない道には注意しているそうです。「なぜ一人でこの危ない道を守れるのですか。」と聞くと、佐々木さんは現場を見せながら説明してくれました。この危ない道を見守れる秘訣は、カーブミラーです。ミラーを見ると、先から車が来るのがわかり、見守れているそうです。また、車の音も参考にしているといいます。佐々木さんは、カーブミラーを活かしていて、すごいと思いました。もし私が同じように一人で立ったら、そんなことを確認する暇もなく、慌てふためいてしまいそうです。実際に、横断歩道に飛び出してしまう人がいるそうです。もちろん、そんなことはしてはいけません。交通ルールは守ることが大切だと改めて感じました。
 ちなみに、佐々木さんは帽子を前後逆につけています。なぜか聞いてみると、近所の人に顔を見せるため、あえてそうしているそうです。こんなところにも佐々木さんのきめ細かい配慮を感じました。
 今回、いろいろなお話を聞いて、スクールガードさんの大変さと、ありがたさを改めて感じました。佐々木さんなどたくさんの方々が私たちを大切に思い見守ってくださることを、非常に嬉しく思います。私たちのために雨の日も、風の強い日も、暑い日も寒い日も私たちを見守ってくださるスクールガードさんや地域の方々には、感謝の気持ちしかありません。
 そこで、私はスクールガードさんや地域の方々にこの感謝の気持ちを伝えようと思います。伝える方法はたくさんあります。挨拶をする、笑顔で話しかける、そして「ありがとうございます」と言葉にする。それらを大切に過ごしていきたいです。

(令和6年6月24日投稿)

スクールガードの佐々木さん
スクールガードの佐々木さん
活動の様子
活動の様子


 

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