テキスト版広報ふなばし 健康増進計画「健やかプラン21」特集号

更新日:平成29(2017)年12月21日(木曜日)

ページID:P037930

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目次

1面 目指せ! 健康寿命日本一! ふなばし健やかプラン21(第2次)を策定しました
2面
3面
健康寿命をのばすには、どんなことに取り組めばいいの? 
1 運動・身体活動 
2 食生活 
3 歯・口腔 
4 こころ 
5 たばこ・アルコール・薬物 
6 感染症 
7 健康を支える基盤 
健康づくりは、個人だけではなく、健康を支える環境や家族、地域の絆など、地域社会全体で取り組むことが重要です。
4面 健康づくりは市民が主役 
ふなばし健やかプラン21市民運動推進会議 
ふなばし健康まつり

1面

目指せ! 健康寿命日本一! ふなばし健やかプラン21(第2次)を策定しました

 ふなばし健やかプラン21(第2次)は、「誰もが、健やかに、自分らしく生きがいをもって生活できるまち」を目指す船橋市の健康増進計画です。
 平成17年3月に第1次計画を策定し、今回、27年度から36年度までを計画期間とする第2次計画を策定しました。今回の計画では、健康寿命の延伸を大目標の一つに掲げています。
〈問合せ〉健康政策課 電話番号436-2413 FAX番号436-2409

[画像の説明]3月27日、策定委員会の岩室紳也会長、有馬和子副会長から松戸徹市長へ計画書が渡されました。

船橋市の健康寿命

 健康寿命とは、健康な状態で生活することが期待される平均期間をいい、「健康状態」の定義の違いなどにより算出の方法は複数示されています。
 船橋市では、介護保険の「要介護2~5」に該当しない健康状態を日常生活動作が自立しているものとし、その状態でいられる期間の平均を健康寿命として採用しています。平成22年の船橋市の健康寿命は、男性78.94年、女性82.69年となっています。
 平均寿命と健康寿命の差(「要介護2~5」の期間)を見てみると、男性では1.4年、女性では3.2年となっています。
 船橋市の健康寿命を同条件で千葉県、全国と比べてみると、男性は長くなっていますが、女性は短くなっています。ふなばし健やかプラン21(第2次)では、健康寿命をのばすために、7つの分野ごとに取り組みや目標を定めています。 

 新聞やニュース報道で見聞きする健康寿命は、国民生活基礎調査の回答を用いて算出される「日常生活に制限のない期間の平均」がよく使われています。この算出方法では、健康な状態を、「日常生活に制限がないこと」と規定し、不健康な状態を「起床や食事などの日常生活動作や、外出、仕事、家事、学業、運動などに健康上の問題で何か影響がある場合」とみなしています。

2面、3面

健康寿命をのばすには、どんなことに取り組めばいいの?

健やかプランでは7つの分野ごとに取り組みや目標を定めています。
分野ごとのポイントと策定委員の皆さんからのコメントを紹介します。

1 運動・身体活動  子どもも大人も公園で健康づくり!

子ども

 からだを動かす遊びやスポーツは、骨や筋肉だけでなく脳の発達も促します。
 また、複数の友達との関わりをつくることで、コミュニケーション能力や社会性なども育みます。

大人

 公園の健康遊具を活用したり、皆で体操するなどして、運動を習慣づけましょう。

千葉県理学療法士会 理学療法士 松川基宏さんのコメント

 子どものころはからだをつくるため、大人になってからは健康なからだを維持するために、意識して動かすことが大切です。遊びの要素も取り入れながら楽しくからだを動かしましょう。

2 食生活 野菜たっぷり&うす味が大切

 生活習慣病の予防・改善のため、野菜は1日350グラム以上食べることが推奨されています。
 船橋の名産であるにんじんや小松菜、枝豆は、生活習慣病予防に効果的な栄養素が特に多く含まれている食材です。

 また、船橋産の食材は

  • 身近な場所でつくられているため、新鮮でおいしい!
  • 生産者の応援につながり、地域が活性化!

というメリットもあります。
 おいしい食材をいかすため、うす味にすることも大切です。
 「減塩」は高血圧や心臓病などの生活習慣病予防に効果的です。
 世界保健機関(WHO)も減塩を推奨しています。 

船橋市栄養士会 管理栄養士 滝口順子さんのコメント

 朝食は毎日食べていますか?朝食を食べることは脳の働きに大きく関係しています。家族ぐるみで朝食を食べる習慣をつくりましょう。これからの季節は、熱中症予防にもつながりますよ。

3 歯・口腔 いい歯・歯ぐきのために歯みがきプラスアルファ!

アルファ1 歯間ブラシやデンタルフロスなども活用しましょう

 歯と歯の間の歯垢(プラーク)は、歯ブラシだけでは取り除きにくく、歯周病やむし歯の原因になります。
 子どもも大人も、歯ブラシだけでなく、歯と歯の間を清掃する歯間ブラシやデンタルフロスなどを使用して、お手入れをしていきましょう。

アルファ2 定期的に歯科医院でチェック!

 歯と歯ぐきの状態をチェックしてもらうとともに、自分では取り除けない歯の汚れを取ってもらいましょう。

船橋歯科医師会 歯科医師 尾﨑隆さんのコメント

 子どもたちにとって、よく噛むことは、全体的な噛みあわせをつくりあげるほか、さまざまな効用があります。
 よく噛むことで素材の味がよくわかり、うす味にもつながります。よく噛んで味の変化を楽しみながら食事をしてみましょう。

4 こころ 趣味・生きがいを見つけて自分らしく生き生きと!

  趣味やボランティア活動を仲間と一緒に行い、楽しいことも不安に思うことも話せる相談相手を見つけ、いつまでも心豊かに生き生きと過ごしましょう。

船橋薬剤師会 薬剤師 木村憲さんのコメント

 不安に思ったり悩んだりした時には周囲の人や専門職に話してみましょう。
 家族や友人には話せないと思う方には、さまざまな相談機関があります。ひとりで悩まずに、声をかけてください。

相談機関一覧パンフレットを配布しています。

〈問合せ〉健康政策課 電話番号436-2413

5 たばこ・アルコール・薬物 それぞれの害を理解し、自分だけでなく子どもや地域を守る意識をもちましょう

 たばこの煙やアルコール、薬物は大人はもちろん特に子どもやお腹の中の赤ちゃんの発育に悪い影響を与えます。

COPDをご存じですか?!

 COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、正常な呼吸を妨げる肺の炎症性疾患で、生命を脅かす病気です。咳や痰、息切れ等の症状が出ます。
 COPDによる死亡者数は増加傾向にあり、平成24年は船橋市の死亡原因の10位となりました。
 COPDの第一の要因は、たばこの煙(喫煙および受動喫煙)です。「禁煙で予防」「検査で早期発見」が大切です。

市内の禁煙外来は市ホームページに掲載されています。

「船橋市禁煙外来」で検索

6 感染症 手洗い・うがい・予防接種などを忘れずに 

  インフルエンザ、結核、風しん、エイズなど、さまざまな感染症の正しい知識を身につけ、一人ひとりが感染症予防を意識して行動しましょう。

千葉県助産師会 船橋地区部会 助産師 佐藤美保子さんのコメント

 感染症の多くは、知らないうちに感染しています。例えば、結婚する前にはエイズ検査を受けるといったように、症状が出ていなくても何かの機会に検査をしてみることも必要です。

7 健康を支える基盤 保健医療や福祉制度、施設等を活用しよう

  市内の公園や遊歩道、スポーツ施設、児童ホーム、保健センター等を活用して、心身の健康づくりに取り組みましょう。
 検診・健診も大切。子育てや仕事で忙しい時期こそ体のチェックを。

船橋市医師会 医師 遠藤恒宏さんのコメント

 普段のあなたの健康状態や持病についてよく知っている先生なら、何かあったときの変化にも気づきやすいものです。余計な検査はしなくて済むかもしれないし、必要に応じてより高度な医療を提供できる専門医への橋渡しともなります。
 お近くに自分の体のことについて相談できる「かかりつけ医」を持つとよいでしょう。

健康づくりは、個人だけではなく、健康を支える環境や家族、地域の絆など、地域社会全体で取り組むことが重要です。

だから、キャッチフレーズは「声かけて 支えあって まちづくり」

出前講座 目指せ健康寿命日本一「すこちゃんと一緒に健康になるんだから~♪」を実施しています

 市民の健康状態を示すデータや健康寿命をのばすための取り組みなど、職員がわかりやすく紹介します(市内在住、在勤、在学の10人以上の参加が必要です)。
〈問合せ〉健康政策課 電話番号436-2413
〈申込み〉社会教育課 電話番号436-2895へ

健やかプラン21概要版をお配りしています

配布場所・〈問合せ〉健康政策課 電話番号436-2413

4面

健康づくりは市民が主役

地域に健康づくりの輪を広げていくには、家族、隣近所、町会・自治会、サークル、クラブなどの「つながり」が大きな役割を果たします。

知識・情報を得る

[イラストの説明] 高齢者Aが健康講座を受講

広げる

[イラストの説明] 高齢者Aが高齢者B・Cに伝える

A 市で「具だくさんみそ汁」を勧めているのよ
B 減塩で高血圧が改善するらしいよ

A具を増やすと、汁が減るから減塩になるのね
C「具だくさんみそ汁」いいね!やってみよう

もっと広がる!

[イラストの説明] 高齢者B・Cが家族、仲間に伝える

家族

高齢者B 今日はいいことを聞いたよ
今日のみそ汁は具だくさんにしましょう

仲間

高齢者C 具だくさんにしたらおいしかったよ
明日のお茶会で皆にも教えてあげよう

会員募集中です!! 健康づくりの輪をもっと広げよう ふなばし健やかプラン21市民運動推進会議

 「ふなばし健やかプラン21 市民運動推進会議」は、健やかプランを市民の立場から推進するために、関連団体・個人が集まり平成17年に始まりました。
 市民一人ひとりが健康づくりの大切さを実感できるような市民講演会や、お互いの活動情報の交換ができる会員の集い等を開催しています。
 一緒に活動の輪を広げるため、多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

[画像の説明]毎年テーマに応じた講師を招き、講演会を開催しています
[画像の説明]静岡県藤枝市を視察し、市民主体の健康づくりについて学びました

【団体会員】16団体 【個人会員】66人(27年5月現在)

私と市民運動推進会議 個人会員 浅倉健治さんのコメント

  個人会員になったのは、6年前に開催された「笑いの医力」の講演会に参加して笑いの素晴らしさを再認識したからです。その後も、鎌田實先生の「へこたれない~命のメッセージ~」等々、素晴らしい健康講演を聞ける事が楽しみとなりました。昨年は藤枝市の「スポーツ&健康フェスタ」を視察しました。
 健康長寿を目指し、「健康=しあわせ」をモットーに今までどおり毎朝の冷水摩擦、テレビ体操、スポーツクラブでの水中ウオーキングなど、日々取り組んでいきたいと思います。

市民運動推進会議の入会等のお問合せは、市民運動推進会議事務局(健康政策課内)電話番号436-2413まで

今年は11月1日(日曜日)に開催! ぜひご来場ください ふなばし健康まつり

 市民運動推進会議の会員を中心に実行委員会を組織し、健康まつりを開催しています。
 「声かけて 支えあって まちづくり」の声掛けのもと、体育館内に出展いただく企業・団体のほか、クボタスピアーズや千葉ロッテマリーンズ、警察、ステージ出演者など、多くの方々の協力を得ています。

第11回ふなばし健康まつり

〈日時〉11月1日(日曜日) 午前10時~午後3時
〈会場〉運動公園
〈募集〉参加団体や協力団体・企業を募集しています(詳細は「広報ふなばし」通常号7月15日号に掲載しています)。
〈内容〉健康に関する体験・展示コーナー、移動交番、フリーマーケット・模擬店、地産地消コーナー、屋外ステージほか

[画像の説明]社会人ラグビーチームのクボタスピアーズによるラグビー教室
[画像の説明]毎年多くの人でにぎわう赤ちゃんダービー

家族みんなが楽しめます 第11回ふなばし健康まつり実行委員長 青鹿元治さんのコメント

 毎年スタッフとして参加させていただいていますが、赤ちゃんダービーや屋外ステージでのキッズダンス、よさこいなど、親子2世代、3世代という幅広い年齢層の方にご来場いただいていることが健康まつりの特徴だと感じています。
 最近は、若いお父さん世代の方にも参加していただきたいと考え、ファミリーダービーも開催しています。
 11回目となる今年は11月1日(日曜日)に開催します。今年も新しい企画を計画中ですので、ご期待ください!

このページについてのご意見・お問い合わせ

広報課

〒273-8501千葉県船橋市湊町2-10-25

受付時間:午前9時から午後5時まで 休業日:土曜日・日曜日・祝休日・12月29日から1月3日