下水道の老朽化対策を進めています
下水道施設の老朽化対策
船橋市の下水道事業は、昭和35年から建設に着手し、生活環境の改善、浸水被害の防除、自然環境の保全を図るため、現在も施設の整備を進めています。汚水・雨水併せて約1,500kmの管路を保有しており、今後、対策が必要となる施設が増大します。
そのため、下水道施設全体を一体的に捉え、計画的な点検・調査及び修繕・改築を行うことにより日常生活や社会活動への重大な影響を及ぼす事故を未然に防止し、持続可能な下水道機能の確保とライフサイクルコストの低減及び事業費の平準化を図ることを目的に、ストックマネジメント計画を策定しました。
古くなった施設は劣化により、道路の陥没や処理機能の低下を引き起こすことがあります。こういった事態を防ぐため、市では国の交付金制度を活用し、計画的に対策を進めています。
下水道施設の管理方法
ストックマネジメント計画では、船橋市が管理する下水道施設全体を対象に、施設の特性に応じて3つの管理方法を設定しています。
下水道施設の老朽化対策の実施
老朽化した管路施設は、管の入れ換えや管更生により対策を実施しています。管更生は管の内面から補強する技術で、道路掘削を行わずに対策を実施することができます。
下水処理場においても多くの設備で老朽化が進行しているため、交換等の対策を進めていきます。
下水道施設の老朽化対策の効果
1.効率的・効果的な点検・調査を実施し、施設の劣化状態(健全度等)を把握する予防保全管理を行うことにより、安全性の確保や安定的な下水処理の持続が可能となります。
安全性の確保や下水処理を持続するために、以下の目標値を設定しています。
【管路施設】
下水道管路施設の老朽化に起因する道路陥没箇所数
目標値:1.00箇所/100km 以下
実績値:0か所/100km ※1
【処理場 ポンプ場】
主要設備の故障発生件数
目標値:0件
実績値:0件 ※1
※1 第1期ストックマネジメント計画(H30~R4)期間中
2.長期的な改築事業のシナリオを踏まえ、効果的な修繕・改築を実施することにより、施設全体のライフサイクルコストを低減します。
標準対応年数で全てを改築した場合と、健全度・緊急度等や目標耐用年数など、リスク評価を考慮し改築した場合とを比較してコスト縮減額を試算しています。
<縮減額>
管 路:約790百万円/年
処理場・ポンプ場
:約2,750百万円/年
合 計:約3,540百万円/年 ※2
※2 試算の対象期間は100年

事業費平準化のイメージ図
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船橋市公共下水道ストックマネジメント計画(PDF形式207キロバイト)
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