パスコマンション船橋の調整池廃止の要望について

更新日:令和7(2025)年3月25日(火曜日)

ページID:P135463

・このご意見は令和6年9月にいただいたものです。
・お問い合わせ内容を要約している場合があります。

内容

 当マンションは約40年前に開発行為により建設され、同時に公共施設である調整池、公園、防火貯水槽が設置された。公園及び防火貯水槽は建物の竣工とほぼ同時に船橋市と開発業者間で維持管理協定が締結され船橋市に帰属されたが、調整池だけは帰属されることなく、竣工後約9カ月経って管理組合が設立後、船橋市と当時の初代管理組合理事長との間で調整池の維持管理協定が締結され、当管理組合(住民)はこの協定の内容を40年以上遵守し調整池の維持管理を多大な費用と労力を負担してきた。
 この調整池は隣接する放流先の長津川の排水能力不足により設置されたが、船橋市の雨水整備計画により平成初期に長津川調節池の完成や長津川改良工事が完成し、加えて前面道路側に下水道も完備したことから、協定書の当マンションの廃止条件が満たされたと確信しこれまで何度も担当部署へ調整池の廃止を嘆願してきたが、すべて不許可となっています。
 前述のとおり現在は水害被害も皆無となり調整池の必要性は無くなったと考えます。しかし調整池があるがためにその維持管理に多くの労力と費用が掛かり維持管理を行っていくことが限界となっている。また、東日本大震災の影響で土台が変形しコンクリートに大きな亀裂やヒビが多数発生していて崩落の危険性が懸念される。さらに隣接する学習塾には多くの小中学生が通っており、調整池の周りで遊んで誤って落下する等の事故等も懸念される。
 現状のマンション住民の胸中を察していただき、30年来の要望である当マンション調整池廃止の許可を要望します。
 不本意ながら、調整池廃止の許可をいただけない場合は、この調整池の維持管理を全面的に船橋市に移管してください。それも叶わない場合は、許可をいただけない合理的な理由を住民集会で説明願います。

回答

 パスコマンション船橋の調整池は、マンション建設計画時の開発協議により設置したもので、雨水排水の放流先である長津川につきましては、河川改修事業が完了していますが、下流海老川の一部が未回収の為、目標とする治水安全度の確保には至っていないことから、調整池を廃止することはできません。
 調整池の管理については、開発協議において自主管理として維持するものとなっておりますので、協定書のとおり貴管理組合で適切な管理をお願いいたします。
 また、調整池を船橋市に移管するには、船橋市が管理できる構造等にしていただければ可能な場合もございますので、ご相談ください。なお、調整池を廃止できない理由につきましては、貴管理組合と調整の上、住民集会にて説明させていただきます。
 最後に、流域治水の観点から調整池の重要性について、ご理解いただきますようお願いいたします。


(担当部署)下水道河川管理課