ご意見やご提案(新たな中核病院の設置(南部地域)について)
・このご意見は令和5年12月にいただいたものです。
・お問い合わせ内容を要約している場合があります。
内容
私は、将来、競馬場の跡地に市民の健康のための総合病院が出来る事を期待する。当市は人口64万人を擁する大都市である。総合病院は2つ必要です。当市と同規模の都市に比べ見劣りを感じます。総合病院の南部地域への創設を強く要望します。
回答
現在の船橋市立医療センターは、施設の狭隘化や設備機器の老朽化が深刻であり、一日も早い建て替えが必要な状況となっています。
建て替えにあたっての移転候補地に関しては、平成27年度に現敷地及び近隣農地を含む7つの候補地について、関係部局で検討を行いました。しかしながら、土地所有者に売却の意思がなかったことや、病院として必要な立地条件、建築条件、規模を満たすような土地がなかったことから、適地が見つからない状況でした。
このような中、海老川上流地区土地区画整理事業地区内への移転の可能性が示され、まとまった土地が確保できることや、三次救急を担う病院として、市の中心部への立地は救急搬送受入れの点でメリットがあること、その他、建築条件や来院者の利便性を考慮し、移転候補地として選定したところです。
また、船橋市立医療センターは、救急医療及びがん医療を主体とする高度な急性期医療を提供する東葛南部保健医療圏の中核病院としての役割を担っています。これらの医療は多くの市民の命を守るために非常に重要な役割であり、地域の医療提供体制構築に大きく貢献しているものと考えております。
2.病院の設置に関して
病院の新設増床等に係る整備計画につきましては、医療法第30条の4の定めに従い、都道府県が、国が定める基本方針に即し、かつ、地域の実情に応じて、当該都道府県における医療提供体制の確保を図るための医療計画を定めるものとされています。
千葉県では当該医療計画に基づく病床整備計画を定め、当該計画に基づく病床整備計画の公募を実施しており、本市市域における千葉県の病床整備計画につきましては、地域医師会とともに必要な意見をお伝えしているところです。
これまでも、同種同規模の病院が近接した立地条件のもと整備されるといった計画については、特定の機能を有する病院が同じ保健医療圏の同一の市域に偏在することのないよう、医療機能の地域的なバランスへの配慮を千葉県へ依頼させていただいたところであり、今後も市として必要な意見を適切にお伝えしてまいります。
担当部署:健康政策課