船橋のブランド“西船橋産葉付き枝豆”をご紹介!

更新日:令和5(2023)年4月27日(木曜日)

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ビールのおつまみにもお弁当の彩りにも大活躍の枝豆!ここ船橋市では西船橋地区を中心に枝豆の栽培が盛んに行われており、平成20年からブランド化した「西船橋産葉付き枝豆」は、特に粒揃いが良く風味がよいと市場から人気があります。

旬を迎える「葉付き枝豆」の魅力を、枝豆の栽培技術の研究やPR活動を行っている西船橋枝豆研究会に所属する田中 秀和(ひでかず)さんに伺いました!

鮮度が命!葉付きで出荷することへのこだわり

枝豆は、時間がたつと甘みや風味が落ちてしまう鮮度が命の野菜。主にスーパーで見かける枝豆は“さや”の状態ですが、なぜ葉付きで出荷しているかご存知ですか?それは、“鮮度抜群の証明”です!
収穫後、時間の経過ともに枝豆の葉は萎れていきますが、「西船橋産葉付き枝豆」は出荷時でも葉がみずみずしくきれいなエメラルドグリーンに輝いています...!

収穫後

▲採れたての枝豆を手に笑顔を見せる田中さん

「葉付きで出すのがこだわり。誰から見ても品質の高いものを提供しているというプライドがあります」と田中さんは話します。

「葉付き枝豆」出荷の難しさ

「葉付き」の状態で出荷するために、多くの手間と工夫を凝らしています。収穫したものをかごに入れただけでは、みるみるうちに葉が萎んでいってしまうため、収穫した後、こまめに水をかけて水分の蒸発を防いだり、市場に出荷する直前まで予冷庫で枝豆を保冷したりするなど、おいしい枝豆を食卓に届けるため手間暇を惜しみません。

手間暇

さらに、綺麗に束ねるため苗の時点で高さが揃うよう気を使っています。

苗 苗植え

粒ぞろいで味がよく、見た目が美しいため、一流の料亭などでも取り扱われている葉付き枝豆。「束ね方は企業秘密。360度どこから見ても枝豆が見えるように束ねるのは難しく、農家によって独自のこだわりの手法があります。差が出るところでもあるので簡単には教えられません」と笑います。

都市農業で生き抜くために

枝豆は夏の野菜。他の生産地では夏の収穫に合わせて生産しますが、都市農業は畑の面積を広く取れず、他の農家と夏の時期の“収穫量”で勝負することは難しいそう。そこで田中さんは、枝豆を冬場からハウスで栽培。2月上旬から種をまき、4月下旬から収穫します。多くの枝豆が市場に出回る夏場より収穫を早めにし、加えて質や鮮度を高い状態にすることで付加価値を高めます。

田中さんと枝豆

▲写真は4月上旬のもの。肌寒い時期でも、温かいハウスの中では順調に枝豆が育っていました

また、西船橋枝豆研究会に所属する生産者は、都市部で営農を続けていくために減農薬、減化学肥料栽培の認証であるエコファーマー認証を取得しています。「有機肥料を使って、畑を健康な状態に保つようにすることも工夫の一つ。環境にも配慮しています」と田中さんは語ります。

袋入りの枝豆も人気です!

さらに、西船橋枝豆研究会では、葉付き枝豆のほかに、購入後に持ち帰りやすいFG袋(鮮度保持袋)入りの枝豆も出荷!表面に目に見えない小さな穴を加工したFG袋は、枝豆の呼吸を抑制し、鮮度を保つことができます。市内の百貨店や大型スーパー、ふなっこ畑(船橋市行田3-7-1)にて販売していますので、ぜひお手に取ってみてくださいね♪

袋入り枝豆

今まさにおいしい枝豆を収穫中!

夏の風物詩ともいえる枝豆は、これからがおいしい季節!朝5:30くらいの涼しい時間帯から毎日収穫しています。

収穫 枝豆

「新鮮な葉付き枝豆の魅力を多くの人に知ってもらい、食べてもらいたい」と田中さんは話します。苗の段階から出荷する時まで、農家さんのこだわりと愛情がたっぷり詰まった「西船橋産葉付き枝豆」を、この夏ぜひご賞味ください!