郷土資料館で3世代が楽しめる展示会を開催

更新日:令和4(2022)年7月1日(金曜日)

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※この記事はバックナンバーです。

郷土資料館では、ららぽーとの前身”船橋ヘルスセンター”や三田浜楽園・玉川旅館などの貴重な写真等が見られる「企画展 海辺のようすの移り変わり」の展示を行っています。

見慣れた海辺の風景、どのように変化してきたの?

「船橋市の海辺」と聞いて思い浮かべる風景は…世代によっても大きく違うかもしれません。現在のウォーターフロントは、ららぽーとTokyo-Bayなどの大型ショッピングモール・工業地帯・競馬場・高速道路・マンションなどが建ち並ぶ船橋市の「顔」の1つとなっています。
今、見えている「海辺」は、どのような変化を遂げてきたのか。今回の展示では、その変化の歴史に触れることができます。
展示を見にきた小学生からは「ザウス?」「ヘルスセンター?」「こんな施設があったの!?」などの声があがるとか。若い世代には“驚き”が、上の世代には“懐かしさ”、そして「こんな歴史があったのは知らなかった!」と“新たな発見”があること間違いなし。展示をきっかけに、ご家族やご友人と、船橋の“今”と“昔”について話してみてはいかがでしょうか。
企画展 企画展資料 サーキット
埋め立てによる地形の変化だけでなく、「たのしむ」「くらし」「産業」の移り変わりをパネルや当時の資料から知ることができます。

企画展ヘルスセンター ヘルスセンター
今回初めての展示となるヘルスセンターの手ぬぐいや平面図なども。ヘルスセンターは、昭和30年に開業、ローマ風呂や温水プールのほか、舞台付きの大宴会場、ゴルフ場、飛行場、ローラースケート場、ゴールデンビーチ、サーキット場など日本屈指の総合娯楽施設でした。担当者が「ヘルスセンターの展示を特に見てほしい!」と熱い思いを込めた展示になっています。

「ららぽーとTOKYO-BAY」の前身…この施設は一体!? でも、ヘルスセンターの貴重な写真等を紹介していますので、併せてお楽しみください♪

企画展玉川
埋め立て前の海辺に、大正10年に料亭として創業し、令和2年の4月末をもって約100年の歴史に幕を下ろした玉川旅館。そこにあった趣きのある照明や明かり欄間なども見ることができます。

企画展は、ゴールデンウィーク明けまで開催していますので、是非お立ち寄りください!また、3月末には展示替えも予定しているので、“もう行ったよ”という方も、是非またご覧ください。新たな発見があるかもしれませんよ♪

展示期間

現在展示中~令和4年5月8日(日曜日)
※毎週月曜日(3月21日を除く)、2月24日(木曜日)、3月22日(火曜日)、5月6日(金曜日)は休館
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

※イベントは終了しました 幼い子どものようなふっくらした顔が特徴 原米洲作の雛人形

もうすぐ桃の節句、ひな祭りの季節です。郷土資料館では、人形師・原米洲作、「胡粉仕上げ」が施された七段飾りの雛人形を展示中です。この雛人形は、船橋市本町で長年商店を営んできた川守家より昨年7月に寄贈されたもので、45年以上前の作品。川守家で大切に保管されてきた雛人形は、飾りも含め、全て1つ1つ丁寧に梱包されていただけあって、状態がとても良く、色もキレイです。
訪れた親子連れからは「お雛様、久しぶりに見た!」「七段飾りはなかなか見る機会がない」と大好評。

※原米洲(はら べいしゅう)
栃木県宇都宮市生まれ、船橋市宮本で人形製作をしていたこともある市ゆかりの人形師。昭和41年には、仕上がりの美しさが特徴である独自の技法「胡粉仕上げ」が国の無形文化財に指定された。これは、粒子の荒い胡粉(カキの殻を粉にしたもの)を沈殿させ、上澄みだけを塗り重ねて仕上げるもの。温度や湿度によってはひびが入りやすいが、米洲はどんなときも美しく仕上げることができる技法を確立した。


ひな人形(1) ひな人形アップ  ひな人形(2)

雛人形の横には、昭和20年代に作られたと思われる掛け雛も展示されています。雛人形と併せて是非ご覧ください。

展示期間※終了しました

~令和4年3月13日(日曜日)
※毎週月曜日(3月21日を除く)、2月24日(木曜日)は休館
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)