【子ども記者通信】芳蔵園に込められた想い(坪井中学校 藤田 華慧さん)
2月17日、私は芳蔵園に取材に行きました。芳蔵園は、三咲駅の辺りにある大きな梨園です。梨以外にも、ブドウや枝豆などの栽培も行っており、敷地内にあるカフェでは、梨の木々を眺めながらスイーツを楽しむことができます。
農園では、初心者でもやりやすい「干渉剪定」から、接ぎ木をして木を一列につなげ、作業の効率を良くする新しい技術「ジョイント栽培」まで、さまざまな方法で果物が栽培されていました。春にはなんと、一つ一つの花を手作業で受粉させているそうです。また、機械化も進められており、大学が開発した機械の仮運用を行うなど、大きな役割を担っていました。私も、試験運用中の作業員の方の後をついて荷物を運んでくれる機械を見せていただきました。
6代目園主の加納慶太さんに、他の農園と協力していることについて伺いました。形が整っていないなどの理由で規定に合わず、青果のまま出荷するに至らなかった作物のうち、傷がついたものは傷みが早いため、近隣の農家からそれらを買い取り、運営しているカフェで加工して出品することで、なるべく食品ロスが出ないようにしているとのことでした。
カフェで販売されているフルーツサンドやジャムは、たくさんのお客さんの手に取られていて、確かにこれなら食品ロスも大きく減るだろうと思いました。また加納さんは「自分の農園からロスが出てしまうのは嫌なので、『自分ちで作ったものは100%利用しよう』という意気込みで作っています」とおっしゃっていました。
船橋の梨は、マスコットキャラクターのモチーフになるほど有名でおいしいです。私は今回の取材を通して、今年の秋も船橋産の梨を食べ、地元の農家の応援や「千産千消」に努めていきたいと思いました。
(「接ぎ木」でつなげられた梨の木)
(カフェから見える木々)
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