【子ども記者通信】「ふなっこ未来大学」で理学部の授業を体験(千葉日本大学第一小学校 小川 直希さん)

更新日:令和5(2023)年9月14日(木曜日)

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千葉日
 

 船橋市教育委員会と東邦大学理学部が連携をした「ふなっこ未来大学」に参加をしました。この事業は昨年度からスタートし、昨年度県内の生涯学習授業で優れた事業を表彰する「第4回ちば講座アワード」の大賞を受賞しました。
 参加者は、船橋市内の6年生が対象で、今年度は46人が参加し、8月に4日間の授業が実施されました。東邦大学は自宅から徒歩で行ける距離で、幼稚園の頃から学園祭や薬草園の一般公開などに参加をしてきました。ぼくにとって身近な存在の東邦大学で実施されることを知ったので申込みをしました。
「ふなっこ未来大学」は、1~4年生の24人の大学生で構成されています。今年度の実施については、春頃から会議を重ね、授業のテーマ、時間割り、実験内容などを打ち合わせるために2週間おきに集まったそうです。船橋市教育委員会と打ち合わせを重ねながら、7月以降は週に1回集まりました。小学生に教えることについては、わかりやすい言葉を使うこと、そして授業で教えるときは、小学生みんなが楽しめるような目配りや話し方を心がけていたと教えてくださいました。
 4日間で化学、地学、物理学、生物学について学びました。授業内容については、小学生に体験してほしいこと、そして小学生に楽しいと思ってもらえる内容を大学生の皆さんが考えて決めたそうです。1日目は、生物学として顕微鏡でアブラゼミの羽、ジャモメゴケを観察しました。ウミホタルが光るところも観察しました。2日目は、地学として地震で発生する液状化現象と火砕流の再現を体験しました。3日目は、物理学として液体窒素で風船やマシュマロの変化を観察しました。マシュマロはシャーベットみたいな食感でした。4日目は、化学として食用色素を使って人工イクラを作ったり、原子力の話を聞いたりしました。
 4日間それぞれまったく分野が違う内容を教わることができるので、とても楽しく通うことができました。大学生の皆さんは、とても話しやすくて質問もしやすかったです。なんでもすぐに気付いて話しかけてくださるので、困ったことやわからないことがなく、実験などすべて楽しい経験ができました。ウミホタルや人工イクラを持ち帰ることができたり、大学生との交流&質問タイムがあったり、屋外でマグマが燃える実験を見ることもできました。講座以外の時間も楽しいことがたくさんあり、4日間あっという間でした。
 授業の内容とは別に、個人的にインタビューをしました。「ぼくは理科がとても苦手です。興味をもてるようになるにはどうしたらいいですか?」と聞きました。大学生の皆さんから様々なアドバイスを教えてもらいました。「いろいろな体験をしてみること」「日々の生活の中で自分からおもしろいことを見つけること」「とりあえず、苦手なことでもなんでもやって、実行してみること」「小さな発見でも、それがおもしろいと思ったら積み重ねていくこと」など、たくさんのアイデアを教えてもらいました。ぼくは2学期から、そのように心がけたいと思いました。大学生と交流することができて、大学生が使っている実験室や実験道具にふれるチャンスがあって、とても楽しかった4日間でした。

(令和5年9月5日投稿)

東邦大学2
(東邦大学理学部の皆さんと)

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