【子ども記者通信】大穴地区小中一貫教育 サマースクールについて(大穴中学校 佐藤 拓歩さん)

私が通っている大穴中学校では、以前にも取材したように、小中一貫教育を行っています。その活動の一つとして、夏休み中に中学生が小学校に行って勉強を教える「サマースクール」というものがあります。私は昨年に続き、今年もサマースクールに参加しました。
これについて詳しく知るために、研究主任の大川先生にお話を伺いました。サマースクールは、小中一貫教育の課題の一つである、学力向上を一つの目的としています。先行研究も参考にしながら、小学校と中学校の交流を勉強面からも深め、小学生の中学校に対する不安や緊張を和らげることも狙っているそうです。また、学力向上だけでなく、教える側という、また別の考え方を経験したり、話し合いを通して主体性を育んだりする役割もあるそうです。これから、先生が変わっても、カリキュラムに組み込む等して、習慣化し、継続していくことも考えているとのことでした。
参加して感じたことは、教える側の難しさです。教える側となると、その学習内容を、自分でなんとなく理解しているだけでなく、その理解を言語化して教えなければならないからです。しかし自分の考えていることを言語化して説明するよい経験にもなり、その学習内容に対して自分の理解も深まりました。
小学生にサマースクールに参加した感想を聞いてみると「集中力が続いた」「また違った人に教えてもらうことで、新たな解き方や視点を取り入れられた」「分からなかったところをすぐに質問できたため、勉強が進んだ」と、中学生が教えることによるメリットが感じられました。
勉強を通じて小学生と中学生が交流できるだけでなく、互いに勉強に対して理解を深められる、よい取り組みだと思いました。今後も、こういった取り組みがあれば積極的に参加していきたいし、こういった取り組みの輪が広がっていくと嬉しいです。
(令和6年9月25日投稿)
(サマースクールに取り組んでいる小学生)
(小学生に算数を教えている私)
このページについてのご意見・お問い合わせ
- 広報課
-
- 電話 047-436-2012
- FAX 047-436-2769
- メールフォームでの
ご意見・お問い合わせ
〒273-8501千葉県船橋市湊町2-10-25
受付時間:午前9時から午後5時まで 休業日:土曜日・日曜日・祝休日・12月29日から1月3日