【子ども記者通信】昔ながらの銭湯、宮の湯(市場小学校 中村 翔太さん)

更新日:令和6(2024)年8月2日(金曜日)

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中村 翔太

 皆さんは銭湯に入ったことはありますか?
 市場小の近くには「宮の湯」という、昔ながらの銭湯があります。宮の湯は約65年前からその場所にあり、今は松柳 貴夫(まつやなぎ たかお)さんが営んでいます。宮の湯という名前の由来は近くに船橋大神宮(意富比神社(おおひじんじゃ) )があるからです。
 市場小の教室からは、朝によく煙突から煙が出ているのが見えます。それは家のお風呂のようにガスでお湯を沸かさず、薪を燃やしてお湯を沸かしているからです。その時使う薪はほぼ毎日、材木屋や物流倉庫などから木製のパレットを回収し、松柳さんが使いやすい大きさに切っています。薪を燃やしている間は30分に1回、火を見に行かないといけないため、大変だな…と思いました。
 宮の湯の湯船は家にあるような湯船の約4~5倍ほどの大きさがあります。今はお風呂が普及してきたのでお客さんが昔より減ってしまいましたが、宮の湯の広いお風呂に入るために来てくれるお客さんもたくさんいます。
 宮の湯の掃除は、毎日1時間をかけておりとても忙しいです。釜や煙突の掃除も行っていて、煙突は煤(すす)を取るために長いブラシを使っています。もし煙突の掃除を怠る(おこたる)と、煤に引火してしまい火事になってしまいます。松柳さんが仕事をする時に大変なことは、パレットを使いやすい大きさに切ることです。怪我をする可能性もあるので気を付けて行っています。
 また、仕事をしていて一番うれしいことは、お客さんに「いい湯だった」と言ってもらった時だと言っていました。
 宮の湯では親子ペアで入ると、お得になる日があります。他にも、冬至の日にはゆず湯、こどもの日には菖蒲湯などに入ることができます。また、決まった日に来店するとスタンプを押してもらえ、10個たまると500円分のギフトカードをもらえます。他にも宮の湯のいい所はたくさんあります。皆さんもぜひ行ってみてください。

(令和6年7月17日投稿)

▼広々としていて清潔な湯船。記者自身も時折利用しています。
宮の湯1

▼ 切った薪を、この釜で燃やしてお湯にする。すごく暑い…!
宮の湯2

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