可燃ごみのカラス対策について
カラスは空を飛ぶためにエネルギー消費が激しく、体を軽くしておかなくてはならず、いつも食べていなくてはならないため、多くの食べ物を常に必要としています。
カラスにとって、都市部で日々排出される豊富な生ごみは、簡単に入手できる食べ物です。
生ごみは、カラスにとって簡単に入手できる食べ物のため、対策なしではごみステーションに置かれたごみが食い散らかされる被害が発生します。こうした被害は、生ごみの出し方を工夫することで、抑えることができると考えられます。
このページでは、「カラスの特徴・生態」と「カラスにごみを荒らされない対策」 について紹介します。
カラスの特徴・生態
- 嗅覚はそれほど発達していないため、主に食べ物を目で見て判断していると言われています。
- 雑食性であり、生ごみはもちろん、木の実や小動物、昆虫、動物の死骸などいろいろなものを食べます。
- 餌をいろいろな場所に隠し、餌が少ないときに取り出して食べるという「貯食」の習性があります。このため、記憶力と学習能力が高く、餌となる食べ物がある場所を覚えています。
- 一度餌のありかを覚えると、カラスよけネットがかかっているだけでは、ネットの下からくちばしでごみを引っ張り出してしまいます。
- カラスがごみを漁る様子を観察すると、赤色のものや濡れたものを狙っていることがわかります。カラスは赤色のものは肉、濡れたものは魚の肉など、高蛋白質で栄養価の高い食べものにありつける確率が高いと学習しています。
- カラスによる威嚇行動や被害への対応についてはこちら(環境政策課)をご覧ください。
カラスはどうしてごみを食い散らかすのか?
カラスがごみを食い散らかすのは、簡単に言えば人がごみ(カラスの食べ物となるような生ごみ)を出すからであり、そのごみの量が多いからです。
ごみ収集ステーションは、利用する方々による管理です。適切な利用を心掛け、協力して清潔に保ちましょう。
カラスにごみを荒らされないための対策
ごみステーションの使用方法が悪いと、カラスにごみを荒らされることで景観の悪化や臭い、ごみの収集業務にも支障をきたすなどの問題が発生します。
また、餌となる食べ物がその場所にあるとカラスが覚えることで、繰り返し被害に遭うということも多くあります。
こうした被害を抑えるために、カラスよけネットを上手く使用することは、簡単かつ低コストでごみの散乱を最小限にくい止めることができる有効な方法です。
カラスにごみを荒らされることが多いごみ収集ステーションの特徴は、以下のものなどが挙げられます。
- カラスよけネット等をかけないで、生ごみの入った可燃ごみの袋がそのまま置いてある
- カラスの頭やくちばしが入れられるほど、カラスよけネットの網目が粗い(大きい)
- カラスよけネットからごみ袋がはみ出ている
- カラスよけネットの上にごみ袋が置いてある(後からごみを出す人がネットをかぶせない)
カラスにごみを荒らされないための対策は以下のとおりです。
(1)カラスよけネットを設置する
- 網目の大きさは5mm以下の細かいものを使用し、ごみがはみ出さないようにしっかりと覆いましょう。
- カラスが頭を入れたり、風でめくれたりしないように、ネットの縁に重しを取りつける、石で重しをするなどの工夫をしましょう。
- 重しなどが無い場合は、ネットをごみの下に巻き込むようにして使用しましょう。
(2)生ごみの排出方法を工夫する
- カラスは、嗅覚がそれほど発達していないため、主に食べ物を目で見て判断していると言われています。
- 生ごみを排出する際は、袋の中の生ごみがカラスから見えないようにしましょう。
(水気を切って、ごみ袋の中心部分に配置)
(3)生ごみや残飯を減らす工夫をする
- 生ごみや残飯の量を減らすことも有効な対策です。
「必要以上の量は買わない」
「料理は作りすぎない 」
「食べ残しをしない 」
「生ごみを堆肥化する」
- ごみの減量はカラスの問題への対応としてばかりではなく、資源の有効活用という観点でも取り組むべき大きな課題です。
- 船橋市では、一般家庭から排出される生ごみの減量化・資源化を促進するために、生ごみ処理容器等の購入費の一部を助成しています。ぜひご活用ください。
(4)収集日を守って出す
- ごみがカラスに狙われる時間を少なくするため、収集日の前日や収集後にごみを出さないようにしましょう。
なお、収集日以外にごみを出すことは、臭いなどで近隣住民の迷惑になります。
(各地区の収集日はこちら)
【参考】カラスよけネットの使用例
- ネットの網目が細かい(5mm以下)ため、カラスの頭やくちばしが通りません。
- ネットの縁にフックや重りを使用していませんが、カラスが頭を入れたり、強風でめくれたりしないように、ネットをごみの下に巻き込むように使用しています。
【参考】都会のカラス~その被害と私たちにできること~(環境省)
カラス被害対策チラシをご活用ください
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