ダンスバトルで連覇達成🏆「オタクダンサー」龍さん

更新日:令和7(2025)年4月28日(月曜日)

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船橋市出身の超人気ダンサー・龍さん。令和7年1月に行われた世界最大A-POPダンスバトル「あきばっか~のvol.32」に相方の勇太さん(当時、16歳)と出場し、息の合ったパフォーマンスと圧倒的なスキルで審査員や観客を魅了し優勝しました。2人は前回大会の覇者でもあり、史上初となるペアでの2連覇達成を果たしました。また、龍さんはアニソンダンスのほか、ストリートダンスでも実力は突出しており、令和5年に行われた「Red Bull Dance Your Style(レッドブルダンスユアスタイル)」日本大会でも優勝を飾っています。
高校1年生だった令和4年には、国内外で大人気のアニソンダンスパフォーマーグループ「REAL AKIBA BOYZ (リアルアキバボーイズ)」に加入。令和6年10月に日本武道館でライブを開催するなど、グループとしても注目を浴びている龍さんが、輝かしい活動を松戸 徹市長へ報告するため、3月13日に船橋市役所を訪問しました。

市長へ報告
これまでの実績を報告する龍さん
記念撮影
左から、松戸市長、龍さん、松本教育長

龍さんが「地元で活動を報告できることは自信になるし、うれしい」と話すと、松戸市長は「世界では、紛争などさまざまな出来事が日々起こっているが、文化は共通している。言葉がいらない、心でつながる大きなツールだと思うので、これからもぜひ頑張ってほしい」と激励しました。

龍さんへインタビューしました🎤

ダンサーとしてのルーツは3歳、小学生でアニソンダンスの魅力にはまる

――ダンスを始めたきっかけは?

家族でディズニーランドへ遊びに行った時に、ショーダンサーのマネをしてダンスをしたのを母が見て、3歳の時にスタジオへ通わせてくれたことがきっかけです。最初は、バレエ、ジャズ、ロックダンス…など、さまざまなジャンルのダンスに触れていました。小学1年生の時にストリートダンスを始めて、小学3年生の時に出場したダンス大会で優勝しました。そこから、違う大会でも優勝を重ねて軌道に乗ったという感じです。

――アニソンダンスは自然な流れで始めたのですか?

小学生の時からアニメが好きで、その流れでアニソンダンスと出合いました。そこから、一層アニメを見るようになり、“アニメを知りたい”“声優について知りたい”“制作会社を知りたい”という感じで、アニメの表現などをダンスに取り入れたい、とたくさんのアニメを見ました。

――アニソンダンスの魅力とは?

ダンサーは海外のカルチャーに目が行く人が多い印象があるのですが、日本でも独自の文化があり、日本に生まれたからには、自分は日本を表に出して表現していきたいと思っています。その一つとして、アニソンやJPOPがあり、自分のダンスで日本の魅力を発信していきたいです。それに、アニメがそもそも大好きなので、アニメソングで踊れること自体がとにかく楽しいです!
魅力を語る

――ダンスバトルではスタートの瞬間まで曲がわかりませんが、音楽を聴くと自然と体が動くものなんですか?

あきばっか~のでは、準決勝や決勝でその時期に最も流行っているアニメの曲が使用される傾向があるので、予想して歌詞どおりに体を動かしたり、歌詞に合わせて大きな技を入れるなど、2人の振付を用意していきます。ダンスバトルでは、全く知らない曲が流れることもあります。その時は、練習で培ってきたダンスの基礎で乗り切ってきました。

――REAL AKIBA BOYZ では日本武道館公演も成功させました。ソロパートもありましたが、振り返ってどうですか?

3時間半という公演は、日本のダンサーでは誰もやったことはないのではないか、と新しい挑戦として行いました。ソロパートは、普段からダンスバトルで即興で踊っているので「ダンスワンマンでも1曲分を即興でやってみよう」ということで、その瞬間にしかない動きを披露しました。初めは、練習で見えている視野の広さと、日本武道館の会場の大きさが全然合っていなくて戸惑いましたが、踊っているうちに段々と慣れて、ステージを楽しむことができました。

船橋での思い出

――幼少期の思い出に残っているエピソードを教えてください

祖母が舞台や劇の演出をしていたので、市民会館のような所で祖母の舞台に出て、即興で踊ったことがありました。祖母の存在は非常に大きく、パフォーマーという観点では、祖母が一番近くにいて、指標でもありました。

――よく行った場所はありますか?

小学生の頃、毎週金曜日に武道センター(市場1-3-1)で地元のチームメイトを集めて練習していました。その発表を、船橋港親水公園でしていた記憶があります。

――ダンス以外での地元ならではの思い出はありますか?

梨が好きなので、季節になると家族で梨狩りに行っていました!
グミ
   グミも好きだという龍さんは
「船橋にんじんグミ」と「船橋のなしグミ」に笑顔

アニメ文化とダンス文化の融合を世界へ発信し続けたい

――4月からは大学生になるとのことですが、大学進学を決めた理由はありますか?

自分のやりたいことを発信していくうえでダンスだけの知識では絶対に足りないと思っており、大学に行くといことはダンスをやるうえで決めていました。REAL AKIBA BOYZ でも経営に強い人がいたりと、ダンスだけではない強みを持っていたいです。

――今後の目標を教えてください

ストリートダンスでは、ダンスバトルを通して世界に名前を知ってもらい、世界で結果を残したいです。アニソンダンスでは、今後A-POPシーンをつなげていくのは僕らの世代だと思っているので、A-POPを広めていく第一人者として、アニメ文化とダンス文化の融合を世界に発信していきたいです。

――最後に、船橋市の皆さんにメッセージをお願いします

ダンサーを職業としてやっていますが、元々は“ダンスが好き”“アニメが好き”という“好き”から始まり、職業につながり、世界に向けて発信することができているので、地元・船橋からも自分の好きを世界に発信してく人がたくさん出てくれたらうれしいです。

ダンスを披露してくれました!

ダンス ダンス2
REAL AKIBA BOYZ では、10月4日(土曜日)に東京体育館で1万人規模のワンマンライブを開催、ソロでは、7月26日(土曜日)に東京キネマ倶楽部(東京都台東区)で自身初となるダンスワンマンライブを開催、と留まるところを知らない活躍ぶりを見せる龍さん。
「『LaLa arena TOKYO-BAY』でもライブをやってほしい!」と伝えたところ「自分の好きな声優がライブをやっていた場所でもあるので、自分もいつかワンマンライブができたらうれしい!」と笑顔で話してくれました。地元での凱旋ライブ、期待しています!
 
市公式YouTube(ショート)でダンスを公開中!再生はこちら
 

(用語説明)
☑あきばっか~の
DJが即興で選んだアニメソング(A-POP)でジャンルを超えたダンサーやパフォーマーが競い合う大会。A-POP界最高峰の大会で、出場するためのwebエントリーは1~2分で終了してしまうほどの人気、かつハイレベルな大会である。

☑Red Bull Dance Your Style
レッドブルが開催する世界最高峰のダンスバトル大会。ジャンルを超えたダンサーが歴代のヒット曲を即興で踊り、観客がジャッジするもの。20カ国以上で予選が行われている。