船橋の新たな名産に!おいしいコノシロを食べよう!!

更新日:令和6(2024)年12月4日(水曜日)

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コノシロ水揚げ
船橋の海は、江戸時代には御菜浦(おさいのうら)として、徳川家に魚や貝を献上するほど良好な漁場として、昔から漁業が盛んに行われています。
現在でも、漁獲量日本一の「スズキ」や海苔、ホンビノス貝など、さまざまな魚介類が水揚げされています。
中でも、今もっとも注目されている魚が「コノシロ」。実は「スズキ」と同じ、船橋が漁獲量日本一の、とってもおいしい魚なんです!

漁獲量日本一「コノシロ」ってどんな魚?

コノシロアップ
「コノシロ」はニシン科の魚で「シンコ⇒コハダ⇒ナカズミ⇒コノシロ」と、成長とともに呼び名が変わる「出世魚」です。江戸前寿司のネタとして人気の「コハダ」が成長した魚で、白身でうまみが強いのが特徴です。しかし、成長するほど小骨が気になる、と食卓に上らず、飼料や肥料などに使われてきました。

「コノシロ」の活用が東京湾の資源を守ることにも

昔から盛んに行われてきた船橋の漁業ですが、近年では東京湾の漁獲量が減少しています。船橋が漁獲量日本一として全国的にも知られる「スズキ」も例外ではなく、資源量を心配する声もあがっています。産卵期である冬場に「スズキ」の禁漁を行い、資源管理に取り組んでいる人たちもいます。
そこで、注目されたのが「コノシロ」です。まさに11月からの冬場に旬を迎える「コノシロ」。船橋漁協での漁獲量は、令和4年度が1217トン、令和5年度が2485トンと、船橋が日本一を誇る「コノシロ」を活用することが、江戸前の持続可能な漁業継続につながるのです!

「コノシロ」のおいしさを知ってもらうためにー

小骨が多いという理由で、食用であまり活用されていない「コノシロ」。本当はおいしい「コノシロ」を多くの人に知ってもらうため、市と船橋漁協は連携して「コノシロ」の認知度向上に取り組んでいます。

学校給食に「コノシロ」メニューが登場!

クセがなく、上品でおいしい「コノシロ」を、子どもたちにも知ってもらいたいと、船橋漁協と市立学校の栄養士が連携し、学校給食での提供を、10月から小学校で、12月からは中学校で始めました。骨が多い「コノシロ」を子どもたちが食べやすいよう、各校の栄養士が試行錯誤を重ね「さんが焼き」や「南蛮漬け」「まさご揚げ」といったメニューを考案しました。子どもたちからは「身がふわふわしておいしい」「初めての魚だけど食べやすかった」といった声が聞かれ、おかわりもすぐになくなってしまうほど大人気に!
コノシロ給食(1)
コノシロのまさご揚げ
コノシロ給食(2)
子どもたちからも大人気♪(湊町小)

骨まで食べられる加工品に大変身!

「コノシロ」を手軽に食べてほしい、と加工品の開発にも力を入れています。最初に完成した「コノシロやわらか煮」は、高温高圧調理で柔らかくし、クセがなく上品な「コノシロ」の味わいを引き立てるため、甘さは控えめ。“ご飯のお供にぴったり”などと大好評でした。そして、今回新たに完成したのが「コノシロフライ」と「このしろつみれ」です。「フライ」は、ふわふわとした食感で上品な味が楽しめ、つなぎに牛乳と卵を使用していないため、アレルギーのある人でも安心して食べることができます。「つみれ」は、添加物不使用で、隠し味に味噌を入れ「コノシロ」本来の上品な味が引き立つ一品になっています。

コノシロつみれ
「このしろつみれ」でつみれ汁に
コノシロフィレ
「コノシロフライ」

令和7年1月18日(土曜日)、19日(日曜日)に開催される「りそなグループB.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2025 IN FUNABASHI」でも、「コノシフライ」が販売される予定です!

直売所「三番瀬みなとや」で買うことができます♪

船橋漁港で水揚げされた新鮮な魚介類を販売する船橋漁協直販所「三番瀬みなとや」で、「コノシロフライ」と「このしろつみれ」を買ったり食べたりすることができます。
船橋の新たな名物「コノシロ」を、お店やご自宅で味わってみてはいかがでしょうか♪
・船橋漁協直販所 三番瀬みなとや
【所在地】船橋市日の出1-22-1(船橋漁港内)
【営業時間】10:30~15:00
【定休日】毎週火曜、水曜・時化がつづいたとき、年末年始など
コノシロつみれ

 ▲「このしろつみれ」
 冷凍販売されており、調理が楽なのもうれしいポイント♪