船橋を拠点に活躍する似顔絵師 浜田琴さん

更新日:令和6(2024)年2月15日(木曜日)

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人形をもつ浜田琴さんの写真
▲自身の「そっくり人形」を手にする浜田さん

船橋市を拠点に活躍する似顔絵師、浜田琴さん。

その作品は絵だけにとどまらず、その人の特徴を人形で表現する「そっくり人形作家」としても活躍しており、昨年11月にロサンゼルスで開催された似顔絵世界大会【ISCA con 32】 では、立体似顔絵部門で2位を受賞しました。

言語の壁を超えたコミュニケーションツールとして、似顔絵の楽しさを広める浜田さんに、作品へのこだわりや思い、世界大会でのエピソードをたっぷり語っていただきました!

受け取った人が笑顔になる似顔絵を!

インタビューを受ける浜田さん

――似顔絵師になったきっかけは何ですか
もともとはアパレル業界の会社で子ども服のデザイナーをしていましたが、結婚・出産を機に退職し、船橋市に移り住みました。

市民文化創造館(きららホール)で開催された子育て中の母親を対象としたイベント で、似顔絵を描いたことがきっかけで「似顔絵でみんなを笑顔にしたい」と思い、似顔絵師を目指し始めました。
特徴をとらえた似顔絵を、対面で素早く描くことができるようになるため、令和元(2019)年にプロアーティストになるためのスクールに通い、似顔絵師として本格的に活動をスタートしました。

現在は、白黒の似顔絵は5分、着彩する似顔絵は15分程度で仕上げています。

――普段はどういった活動をしていますか
市内のイベントや住宅展示場で出店したり、似顔絵教室やワークショップを開催したりしています。また、ホームページで全国からオーダーも受け付けています。

――浜田さんの作品の特徴を教えてください
かわいらしい作品を作るように心がけています。
似顔絵は、その人の特徴をオーバーに誇張して面白く描く表現方法もあり、そういった絵も好きなのですが、私はお母さんやお子さんを描く機会が多いため、受け取ったら思わず笑顔になるような、似ていて、かわいらしく、やわらかい作品に仕上げるようにしています。

浜田さんの似顔絵作品
▲浜田さんの作品(浜田さんのホームページより)

地域密着で活動する中で感じる「人の温かさ」

―― どんなときにやりがいを感じますか
イベント出店時などに、お客様の笑顔を直接見て、嬉しい言葉をもらったときです。
写真とはまた違う、お客様の「思い出の1ページ」を作れることにやりがいを感じます。

―― 船橋市で活動していて、印象的だったことはありますか
似顔絵師として船橋で活動をスタートしてから、いろいろな場所で出店しているので、お客様に自分の顔を覚えてもらえているのが嬉しいです。「あそこで描いてましたよね!」と声をかけてもらうこともあります。

また、自分が描いた人のことはよく覚えているので、数年前に描いたお子さんが、大きくなって話しかけてくれると、成長を見守る親戚のお姉さんのような気持ちになりました。

船橋でたくさんの人と関わる中で、地域のつながりや人の温かさを感じました。

そっくり人形作家としての活動

――人形を作り始めたきっかけを教えてください
コロナ禍でイベントが中止になり、なかなか対面で似顔絵を描く機会がない中、SNSにフェルト生地で作った立体似顔絵人形を投稿したことがきっかけです。
似顔絵よりも反響があって驚きました。たくさんいる似顔絵師の中で、絵だけでなく立体という自分の強みとして人形作成も頑張りたいと感じました。
 
――そっくり人形のワークショップを開催されているんですね
そうなんです。立体の人形作成は、平面の似顔絵より表現方法が限られるので、パーツの形や置き方が大事ですが、ワークショップではみなさんに自由に作ってもらっています。「子どものころに戻ったみたいで楽しかった!」とお声をいただけるととても嬉しいです。
ワークショップで作成したそっくり人形
▲ワークショップ参加者と作成した「そっくり人形」

世界大会に初挑戦、「Outstanding 3D Technique部門(立体似顔絵部門) 」で2位!

――似顔絵世界大会【ISCA con 32】 第2位おめでとうございます!受賞されていかがですか
ありがとうございます!
海外のアーティストの作品は奇抜で発想力のある作品が多く、正直入賞は難しいかなと思っていたので、とても驚きました。 
 
――この大会に参加しようと思ったきっかけは何ですか
この大会は、日本にはない「立体似顔絵部門」があり、普段立体人形を作成している自分の強みが、海外でどのような反応がもらえるのか知りたくて、参加を決めました。
 
――大会に参加していかがでしたか
大会期間4日間で、200人を超える参加アーティスト同士が自由に交流しながら作品を作っていく雰囲気がとても楽しかったです。
モデルを参加アーティストの中から選び、絵や立体など自分が表現したい似顔絵を没頭して作品製作することができました。私は立体似顔絵人形を5体作成することにしたので、時間的にかなり大変でした。
 
受賞は参加アーティストの投票で決まるのですが、たくさんの素晴らしい作品の中で、日ごろから大切にしている「そっくりでかわいい作風」をプロの皆さんに評価してもらえて、自分の作品に自信を持つことができました。
受賞作品
受賞作品。大会参加アーティストを製作しました
賞状を持つ浜田さん
賞状を手に笑顔を見せる浜田さん

船橋から世界へ 今後の活動について

――これからどんな活動をしていきたいですか
昨年は韓国でそっくり人形のワークショップを開催する機会をいただけたりと、海外でお仕事することができて嬉しかったです。
たくさんの人に自分のことを知ってもらい、この人に似顔絵やそっくり人形をオーダーしたいと思ってもらえるようになりたいです。

笑顔で話す浜田さん

船橋市役所を訪問!

2月15日、船橋市役所を訪れ大会の結果を報告するとともに、船橋市長に似顔絵と立体物を手渡しました!
市長の似顔絵を手渡す浜田さん 市長の似顔絵を差し出す浜田さん

浜田さんは「船橋に育ててもらった似顔絵師として大会に出場し、良い結果を報告できて嬉しいです」と笑顔で報告しました。
小学4年生の息子さんに、世界大会で2位だったことを話したところ「1位じゃないの?」とズバリ言われ、「次は1位を狙います!」と意気込みます。

市長は「浜田さんには船橋のさまざまなイベントに参加いただき、市民の皆さんに笑顔を届けていただいています。これからは世界に羽ばたいて、浜田さんのあたたかい作品を広めていってください」とエールを送りました。

 

浜田琴さんプロフィール

神奈川県出身。結婚を機に船橋に移り住む(習志野台在住)。

女子美術大学短期大学部卒業後、大手アパレルにデザイナーとして就職。
転職後は、販売職、企画職、子供服デザイン職などを経て、出産。
カリカチュア・ジャパン株式会社の似顔絵のプロ養成コースを受講し、2019年、似顔絵師に転身。

<受賞歴>

  • 2023年ISCA似顔絵世界大会【Outstanding 3D Technique・2位】
  • 2023年日本似顔絵アーティスト協会主催JAPANGRANDPRIX2023【似顔絵日本大会・作品賞2位】
  • 2022年日本似顔絵アーティスト協会主催 【似顔絵エキスポ/大阪府立大学観光産業戦略研究所所長賞】
  • 2020年【オンライン似顔絵竜王賞・優勝】

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