地元船橋への愛を語る 俳優・綱 啓永さん

更新日:令和5(2023)年7月15日(土曜日)

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船橋で生まれ育った俳優の綱 啓永(つな けいと)さんは、 2017年、第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト で17,293名からグランプリに選ばれ、「騎士竜戦隊リュウソウジャー」(2019)や「君の花になる」(2022)などさまざまなドラマで活躍している、今注目の若手俳優です。2023年4月28日に、船橋での思い出が詰まった自身のファースト写真集『繋がり』を出版。「船橋は僕を育ててくれたまちで、愛着があります!」と語る、船橋愛あふれる綱さんのスペシャルインタビューをお届けします !

綱啓永さん

船橋には学生時代の思い出が詰まっています

―― 船橋市で生まれ育った綱さん。 小さいころはどんなお子さんだったんですか
静かだったと思います。小学生の時は、勉強もスポーツも何でもできる尊敬していた友達がいて、その子と2人でずっと仲良くしていました。

――芝山中学時代はサッカー部に所属していたそうですね。印象に残っていることはありますか
練習がとにかく厳しかったです!
だから、毎日雨が降れって思ってました。
雨だと、練習が中練(筋トレなど)になったり、休みになったりするので。中学3年間は雨が大好きでした(笑)。
顧問の先生もすごく厳しかったです。振り返ってみると自分のためを思ってくれていたんだと思いますし、その厳しさに耐えた経験が今の強さにつながっているんじゃないかと思います。

――厳しさを共有していた当時の友達とは、今どういった関係ですか
サッカー部の友達とは、今でも連絡を取り合っています。出演したドラマのこととか、誕生日のお祝いの連絡をくれて嬉しいです。僕が船橋に住んでいたころは、電車でたまに会えていました。今は都内に引っ越したので、なかなか会えなくて寂しいです。

――船橋芝山高校時代の思い出を教えてください
高校時代は部活には入っていなかったので、友達とたくさん遊んでいました。

近くにあった新高根児童ホームには100回くらいは行ったんじゃないかな…。漫画を読んだり、体育館でドッジボールしたり。一番印象に残っているのは児童ホームの2階でやっていた卓球です。小さい子たちと交ざってやっていたのが少し恥ずかしかったですが、良い思い出です。

俳優のやりがい

――俳優になろうと思ったきっかけを教えてください
母の友人に勧められて、ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト に参加したことです。それ以前は、芸能界に進むとか、俳優になるとか、考えたこともありませんでした。

――やりがいはどういったときに感じますか
ドラマなどが放送されて、『つなマル』(ファンの呼称)の声が届いたときです。

また、作品が終わった後は人生で味わったことのない達成感を感じます。
振り返ってみると、こんなに頑張るのは中学のサッカー部以来かもしれません。仕事でこんなにやりがいを感じられるのは嬉しいです。

地元船橋の思い出の地で撮影した写真集を出版

――写真集のタイトル『繋がり』はどういった思いが込められているのですか
自分の名前とかけています。また「地元との繋がり」「友達との繋がり」など、今の僕を支えてくれている「繋がり」と、これからも頑張るぞという未来に向けての「繋がり」という意味を込めてつけました。

――撮影で印象に残っていることを教えてください
地元の撮影地は、全部自分で選びました。 お気に入りの場所は、船橋市山手 にあるスーパー銭湯「湯楽の里」です。桶風呂に入って友達とよく恋バナとかしながら、1時間くらいのんびりすると、自然と疲れが取れていました。ここに行くためだけに船橋に帰りたい!とすら思います。この思い出の場所を、貸し切って撮影できたのが贅沢で、本当に嬉しかったです。

あとは、高校の友達と愛犬のクララとの撮影です。
普通、写真集で地元の友達が出演することはあまりないそうですが、出てもらえてよかったです。実家で飼っている愛犬のクララは、実は僕にはあんまり懐いていなくて、写真を撮るのが大変でした…。撮影場所は、よく友達とサッカーをしていたところです。

――地元の友達から写真集の反響はありましたか
読んだよって連絡くれました。地元の友達は、意外と買ってくれたみたいで嬉しかったです。出演したドラマももっと見てくれると嬉しいなと思います(笑)。

綱さんの写真集「繋がり」
『綱 啓永ファースト写真集 繋がり』撮影/田形千紘

船橋を背負っていきたい!

――最後に、今後の目標を教えてください
俳優としては、もっと新しいジャンルの作品に出られるようになりたいです。
あとは、家族や友達、『つなマル』のみんななど、周りの人を大事にしていきたいと思います。
地元が大好きで、船橋に関係する仕事ができたら嬉しいです!船橋を背負っていけるようになりたいです。
 

サインを持つ綱さん
▲船橋市にサインを書いてくれました。前のサインは名前をアルファベットでしっかり書いていましたが、たくさん書いているうちに形が変わっていったそう

綱 啓永さんプロフィール

船橋市生まれ
西海神小学校入学、3年生の時に芝山西小学校に転校
芝山中学校、芝山高校出身
ワタナベエンターテインメント所属
2017年、第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリに選ばれる
地元船橋を舞台にしたファースト写真集『繋がり』を発売(2023年4月28日発売、主婦と生活社)