船橋の小学生がカートの全国大会で日本一に!
中野木小学校5年の高木隆成(たかぎりゅうせい)さんが、令和4年10月23日に開催されたレンタルカート※の全国大会「Sodi Japan Cup 2022」の"ジュニア部門”で見事優勝し、日本一の栄冠に輝きました。
※レンタルカート・・・サーキット内をレンタルで走行できるカート。最高速度は時速60kmに及び、レーシングカートに比べて安全に配慮した車体となっている。
ハイレベルな選手たちを抑えて日本一に
レンタルカートの国内最高峰となるこの大会は、7歳から14歳までの国内ランキング上位30名と推薦枠の18名を合わせた計48名が日本最速の称号をかけて競います。
レースは4グループに分けられ各グループの上位3人が決勝に進出。 決勝では12 名が1周430Mのコースを最速60kmのスピードで15 周走り、日本一を目指します。運転テクニックを求められるのはもちろん、優勝までに1日でタイムトライアル3 回、レース3回を戦い、強靭な体力と高い精神力が求められる大会です。
前回大会に続き 2 回目の出場となる高木さんは、予選を全体6位で通過しました。決勝レースのスタートポジションを決めるタイムトライアルでは 2 位となり、2 番手のポジションからスタートとなった決勝戦。3 周目の S 字コーナーでインから仕掛けてトップを抜き去り、その後は一度も抜かれることなく8分26.513秒のタイムでゴールしました。
小学2年で始めたカートレース
両親の勧めで小学校2年生からカートレースを始めた高木さんは、毎月3~4回程サーキットに通い、1日4時間ほど練習に励みます。始めた当初は、恐怖心からスピードが出せなかったといいますが、コツコツと練習を重ねていくうちに、徐々にラップタイムがあがる楽しさを感じたそう。今では、的確なコースのライン取りを武器に、現在国内ランキング1位、世界ランキング4位に立ち、1/1000秒を争う世界のトップドライバーとして活躍しています。
夢はF1ドライバー
今後の目標はヨーロッパで開催される『SWSジュニア世界大会』への出場だという高木さん。
目標の選手は、F1世界選手権で7度の優勝記録を持つルイス・ハミルトン選手と、2年連続F1チャンピオンのマックス・フェルスタッペン選手だと目を輝かせます。
大会への出場に向けて「世界大会で1位になりたい!」と意気込みます。また、大会での活躍とあわせて「将来は、F1ドライバーになりたい!」と夢を語りました。
11月11日に市役所を訪れ、松戸徹市長(右)に優勝報告をした高木さん
市長は「(レース映像を見て)安定した走りに驚きました。自分の好きなことに向かってやり続けることは非常に大事なこと。これからも結果を目指して頑張ってください。」と今後の活躍に期待を込めました。
今後も船橋の若きレーサーの活躍に、ぜひご注目ください!
▼日本一を決めたレース映像はこちら
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