船橋の中学生が硬式テニス全国大会で日本一に!

更新日:令和4(2022)年7月8日(金曜日)

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船橋中学校3年生の戸邉悠真さん(吉田記念テニス研修センター所属)が、5月12日~15日に行われた「2022 DUNLOP CUP 全国選抜ジュニアテニス選手権大会兼ワールドジュニアテニス世界大会代表選考会」14歳以下男子シングルスで、優勝を果たしました!
今大会は「レベルが高く厳しい試合が多かったが、最後まで勝ちたいという気持ちを強く持って戦った」と話し、日本一に輝いた心境を語ってくれました。
賞状をもつ戸邉さん

ハイレベルな相手との激戦を経て優勝

この大会は、過去の優勝者に錦織圭選手などトップレベルで活躍するプレーヤーが名を連ね、世界への登竜門となっており、全国から予選を勝ち抜いた14歳以下と12歳以下の部門で、日本一を争いました。
14歳以下の部は、ワールドジュニアテニス世界大会の代表選考を兼ねており、戸邉さんは第6シードから勝ち上がり、決勝では、6-3、1-6、6-3のスコアで見事優勝に輝きました。「一番厳しかった試合は準々決勝だった」と語る戸邉さん。準々決勝では、今まで7度対戦し1勝6敗と強敵の田畑選手(埼玉県のテニスクラブ所属)と戦いました。手ごわい相手に萎縮しないよう"絶対に勝つんだ"という気持ちを持ち続けることを意識したと話します。

試合の様子2

週6日の練習と学校生活を両立

家の近くのテニスコートでプロのプレーを見かけたことをきっかけに6歳から始めたテニス。
6~8歳ごろまでは船橋のテニスクラブに通い、松戸のクラブを経て、現在は柏にある吉田記念テニス研修センターで週6日の練習を重ねています。毎日アップ30分に練習を3~4時間、休みは日曜のみと、学校の勉強と両立しながらハードな毎日を送っています。忙しい中学校での勉強について尋ねると「テスト前は気合で頑張ります!(笑)」と笑みを見せました。

攻撃的なスタイルが自分の持ち味

「自分から攻めていくスタイルが得意なので、速くて強いストロークや、サーブからすぐに決めにいく、早い展開が好きです」と話します。
「自信のあったショットを返されたり、自分の想像していた以上のスマッシュやリターンがきたり凄い選手も多い」と同世代の選手たちのレベルの高さを語ります。

試合の様子2

勝利の秘訣は"声を出すこと"

メンタル面の維持を大切にしている戸邉さん。声を出すことで、マイナスなイメージがなくなり良いプレーにつながるそう。
試合では、自分を鼓舞するためにも意識して声を出しているといいます。

将来の目標は全米オープン

今大会の優勝により、8月にチェコで開催される国際テニス連盟(ITF)主催の14歳以下国別対抗戦「ワールドジュニアテニス世界大会」の日本代表選手に選ばれた戸邉さん。

目標とする選手は、自身と同じ左利きのプレーヤーであり、4大大会やオリンピックなど数々の優勝記録を持つナダル選手だといいます。

将来の夢を聞いてみると「将来の目標は4大大会。僕はハードコートが好きなので、全米オープンで活躍できたらと思っています」とキラキラした表情で語りました。

市長と教育長

6月14日、優勝を市長と教育長に報告。
市長は、「厳しい試合の中、メンタルを維持し、勝利を手にしたのは素晴らしい。自分の好きなプレースタイルを追い求めて世界に羽ばたいて欲しい」と今後の活躍に期待を込めました。
教育長からは、「世界を目指すために、語学や日本の文化などの勉強もしっかり頑張ってください」と勉強のアドバイスもありました。

市長と