市出身・石丸瞳さんがハープの国際大会で優勝!

更新日:令和4(2022)年6月13日(月曜日)

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10 月20日から23日に埼玉県草加市で行われた「第33 回草加-日本国際ハープコンクール2021」のプロフェッショナル部門で、船橋市出身の石丸瞳さんが第1 位に輝きました!

4度目の挑戦で初優勝

石丸さん

同コンクールは日本で行われる最大の国際ハープコンクールで、1 次・2 次予選、本選と行われました。石丸さんは過去に20 歳以下対象のアドバンス部門と今回出場したプロフェッショナル部門で計3 回出場経験がありましたが、惜しくも入賞に届きませんでした。4度目の挑戦となる今回、6 曲の課題曲と「フォーレ:塔の中の王妃」「ポッセ:ヴェニスの謝肉祭による変奏曲」の自由曲2 曲を演奏し、見事初優勝となりました!「今まで大会になると緊張して失敗してしまうことが多かったけど、今回は楽しく弾けたのでそれがよかったと思います」と振り返ります。

姿と音色に一目ぼれ

石丸さんは船橋市出身。葛飾中学校に入学後、部活動紹介で管弦楽部の先輩が弾くハープを見て「この楽器かっこいい!」と音色とその姿に一目惚れ。管弦楽部に入部し、ハーピストとしての人生を歩み始めます。「ハープは私にとって世界で一番大切な存在。いつか立派なハーピストになってたくさんの人の前で披露したいと思う」と卒業文集に思いをつづっています。

ハープをひく石丸さん

その後、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校から東京藝術大学に進学。これまでNHK交響楽団や東京交響楽団などのプロオーケストラのエキストラ奏者をはじめ、さまざまな場所で演奏経験を積み重ねてきました。また、2019 年からはオーストリアにある3つの国立音楽大学の一つで、200年以上の歴史があるグラーツ国立音楽大学へ留学し、日々腕を磨いています。

海外での活躍を誓って

過去には、きららホールで行われている「よりみちライブ」や市役所内の「ロビーコンサート」への出演経験もあるなど、地元船橋でも演奏を披露しています。12月7日、市長・教育長へコンクールの結果を報告に、船橋市役所を訪れた石丸さん。「皆さんの支えがあって、自分の成長を見せることができたので嬉しく思う。また地元でも演奏が披露できたら」と思いを述べました。

 市長訪問

今後は海外のオーケストラで活躍することを目標に、留学先のオーストリアで勉強に励みます。中学生の頃の夢を叶えた石丸さんは、さらなる高みを目指していきます。

石丸さんが特別に演奏を披露!

サムネイル

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