【令和3年度】身が大きくてうまみたっぷり!の船橋アサリが復活

更新日:令和4(2022)年6月13日(月曜日)

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近年漁獲量が減少していた「船橋のアサリ」は、漁場の改善により再び復活の兆しが見えています!

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減少傾向にある船橋の名物

船橋は江戸時代から豊かな漁場で、アサリは豊富に獲れ、身も肉厚で味がよく、当時から広く食されていた食材です。10年ほど前までは出荷できる量が獲れていましたが、近年は東京湾で発生する青潮の影響や、強い波浪によりアサリが定着せず流されてしまうことなどから、漁獲量が減少しています。

平成28年度 平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度
アサリ 338 t 76 t 0 t 0.005 t 0 t
ホンビノスガイ 1,511 t 1,676 t 1,328 t 1,092 t 816 t

資料 船橋市漁業協同組合 

復活のカギは「石」

そこで、漁獲量の回復を図るため、船橋市漁業協同組合では平成29年度から漁場の環境改善を行ってきました。波で流されない大きさの石を海底に入れ、アサリが留まりやすい環境作りや、アサリを食べてしまう「ツメタガイ」の駆除などを実施したところ、取り組みから4年目の今年、初めて漁獲出来る大きさのアサリの水揚げができました!このアサリは取り組みにちなみ、「船橋三番瀬砕石(さいせき)アサリ」と命名されています。

砕石のようす 砕石

2.5ミリ~5ミリ程度の石を海底に流し込むと、そのすき間にアサリが住みついてくれます。

アサリ漁の様子をご紹介

あさり漁 漁のようす

重さ10キロ以上あるカゴ(鋤簾(じょれん))を手作業で動かしながら漁をします。

漁のようす

獲ったアサリはふるいにかけ、2.7センチ以上のものを選別し、小さいアサリは海に返します。

“船橋のアサリ”は実がふっくらで味も抜群!

東京湾の奥にある三番瀬は豊富な栄養分を含んだ海水のため、貝の成長は早く、ふっくら肉厚なアサリに成長します。ほかの地域と比べて、味も濃厚でおいしい出汁もよく出るんですよ!

アサリ 

美しい青色の貝が多く見られるのも船橋のアサリの特徴。船橋沖に広がる干潟の名前から「三番瀬ブルー」と呼ばれることもあります。

アサリ

大きいものは4センチ程度にもなる身入りの良い船橋のアサリ。皆さんもぜひ味わってみてください♪

「船橋三番瀬砕石アサリ」販売情報 ※現在は入荷がなく販売していません

販売日:毎週土・日曜日10:30~15:00※シケや海の状況により入荷のない可能性があります。

所在地:三番瀬みなとや(船橋市日の出1-22-1)※駐車場あり

販売価格:1g1円

電話番号:047-434-0668