【令和2年度】船橋から3人のプロ野球選手が誕生!
※この記事はバックナンバーです。
キャンプで3選手が活躍!
キャンプに参加した3選手は、それぞれ開幕に向けて活躍をアピールしました。
木澤 尚文選手
開幕1軍を目指す木澤選手は、1月の新人合同自主トレで149キロをたたき出した好調ぶりを維持したまま、春季キャンプで1軍スタートとなりました。調整が順調に進めば練習試合で実戦デビューも間近。デビュー戦で結果を残すことで開幕1軍と先発ローテーション入りが見えてきます!
秋広 優人選手
2軍キャンプの紅白戦2試合で7打数5安打1盗塁の衝撃デビューを果たした秋広選手は、その活躍ぶりが認められ、1軍へ昇格。2011年から始まった沖縄・那覇での2次キャンプに高卒ルーキーが帯同するのは初めてのことです。守備練習では一塁と三塁に挑戦し、技術の高さを見せており、攻守ともに期待感が高まります。
西川 僚祐選手
2軍キャンプに参加している西川選手は、初日のフリー打撃で、逆風を切り裂く左翼場外弾を2発も放ち、日本人初ZOZOマリンスタジアムでの場外弾に期待が高まります。別日のフリー打撃でも38スイングで4本の柵越えを放ち、井口資仁監督は紅白戦への抜擢の可能性も口にするなど、早くも注目を集めています。
まもなく3月26日のプロ野球開幕を迎えます。今後も船橋出身の選手たちの活躍に期待しましょう!
【以下、令和2(2020)年12月24日掲載】
2020年プロ野球ドラフト会議で、船橋市出身の3選手が指名され、東京ヤクルトスワローズ、読売ジャイアンツ、千葉ロッテマリーンズに入団が決まりました。
これからプロの世界に羽ばたく3選手を紹介します!
木澤 尚文選手(慶應義塾大学→東京ヤクルトスワローズ)
最速155キロの剛腕でチームの即戦力へ
「嬉しかった一方で、責任を感じる重みある指名でした。大卒1位は即戦力として期待されていると思う」と、木澤選手はヤクルトスワローズからドラフト1位指名を受けた感想を語ります。
二宮小2年の時に軟式野球チーム「田喜野井ファイターズ」に入団すると、才能を開花させてエースに。「船橋は野球のレベルが高い地域。そんなメンバーの中で切磋琢磨できたのは貴重な経験」と当時を振り返ります。二宮中時代は「八千代中央シニア」に所属し、全国大会で優勝するなど着実にプロへの道を歩んでいました。
しかし、慶應義塾高校進学後、ケガに悩まされて思うように活躍ができず、一時はプロへの道をあきらめたことも。
「幼いころにプロになりたいと思い続けていたが、高校時代に現実が見えた。それでもあきらめずに努力を続けて、“うまくなりたい”という思いを原動力にやってきた」。周囲の励ましもあり、大学では再び活躍。高校時代140キロ半ばだった最速を155キロまで伸ばし、見事プロ入りを果たしました。
木澤選手のもう一つの原動力は“船橋のなし”。「夏になると母が毎年寮に送ってくれて、チームのみんなで食べます。甘くてみずみずしくて本当においしいんです!」とにっこり。
地元への愛着をのぞかせる木澤選手の目標は、「自分が小学生の時にプロ選手から教わった野球教室のことを今でも覚えています。プロで活躍していつか自分もそういう教室ができる選手になれたら」と、かつて野球少年だった自分を重ね、地元への恩返しを夢見ています。
木澤 尚文 選手
平成10(1998)年4月25日生、22歳。身長183 cm、体重85kg。右投げ右打ち。
二宮小学校、二宮中学校卒。慶應義塾高校に進学し、現在慶應義塾大学4年生。
秋広優人選手(二松学舎大学附属高等学校→読売ジャイアンツ)
2メートルが繰り出す「フルスイング」に注目!
ドラフト指名の日本人選手で史上最長身の2メートルの秋広選手は、読売ジャイアンツから5位指名され、入団が決まりました。「指名されてうれしいというよりホッとした」と不安があった心境を明かします。
4 歳の時、兄の影響を受け市内の軟式少年野球チーム「夏見台アタックス」で野球を始めます。子どもの頃の思い出を、「給食が大好きだった。小学校の時は宮本児童ホームでドッジボールなどをして毎日遊んでいました」と笑顔で振り返ります。
幼いころから身長が高く、中学入学時には180センチメートルあり、所属していた「江戸川ボーイズ」で大型野手として活躍。
その後は数ある強豪校の中から兄の進学先である二松学舎大学附属高等学校へ進みました。1年生の秋からファーストのレギュラーを獲得し、左のスラッガーとして高校通算 23 本塁打を放ったほか、2年生の秋からは投手としても起用され最速144キロを記録。「投手の練習を始めてからは、人の2倍練習しなければと思ってやってきた」と努力家の一面をのぞかせます。
高校時代は二刀流で活躍しましたが、「自分は基本的に野手」と言うように、プロでは野手として指名されています。「生まれ育った船橋市の皆さんに、勇気や感動を与えられる選手になりたい」と活躍を誓いました。
秋広 優人 選手
平成 14(2002)年9月17日生、18歳。身長200cm、体重95kg。右投げ左打ち。
峰台小学校、宮本中学校卒。現在、二松学舎大学附属高等学校 3 年生。
西川 僚祐選手(東海大学付属相模高校→千葉ロッテマリーンズ)
マリンスタジアムで場外ホームランの期待がかかる“右の大砲”
地元球団千葉ロッテマリーンズから、ドラフト5位指名を受けた西川選手の武器は何といっても「長打力」。
古和釜小1年の時、軟式少年野球チーム「薬円台リトルスター」で野球を始め、6年時には柵越えを連発するようになります。古和釜中時代に所属した「佐倉シニア」で出場した全国大会の決勝では、東京ドームで逆転ホームランを放ち優勝に貢献。高校1年生の公式戦初安打は推定120メートルの場外弾でデビューを飾るなど、その実力は折り紙付きです。
プロ入りが決まり、「小・中学校時代の友達から『おめでとう』とたくさん声をかけてもらった」と、地元からも活躍の期待がかかる西川選手。試合に出るために「打率だけでなく守備や走塁など全体的にレベルアップしていきたい」と向上心にあふれています。
これからの目標を「(ロッテの)船橋デーで試合に出て、結果を残せる選手になりたい。プロを目指す子どもたちに勝つことに対する姿勢をみせられたら」と、後輩たちへ夢を与える存在を目指します。
日本人ではまだ成し遂げていない、ZOZOマリンスタジアムでの場外ホームランを見せてくれるかもしれません!
西川 僚祐選手
平成14(2002)年4月19日生、 18歳。身長186cm、体重98kg。右投げ右打ち。
古和釜小学校、古和釜中学校卒。現在、東海大学付属相模高等学校3年生。