船橋出身の伊東選手が1600mリレーに出場!
※この記事はバックナンバーです。
船橋中出身の伊東利来也(いとうりくや)選手が、東京2020オリンピックの陸上1600mリレーに出場します。活躍に期待しましょう!
伊東選手からのコメント
自国開催のオリンピックという特別な舞台に選手として参加できることを大変誇りに思います。船橋という町を好きになった船橋小時代、陸上を始め成長した船橋中時代を経て今の私があります。皆様へ良いご報告が出来るよう頑張ってまいります!
オリンピックに挑む市ゆかりの選手たちを紹介
ふなばしCITY NEWSでは、伊東選手をはじめ、オリンピックに出場する船橋ゆかりの選手たちからメッセージをもらっています。ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=OzJFWxbkFQY
【以下、令和2(2020)年11月17日掲載】
船橋市出身で現在早稲田大学4年生の伊東利来也(いとうりくや)選手が10 月 2 日に行われた「第104回日本陸上競技選手権大会」の男子400メートルで優勝し、日本一に輝きました。
悲願の日本一に!
「優勝は嬉しい。自分としても満足のいく結果だったし、周りのみんなからも評価してもらえた」と喜びを語る伊東選手。
予選を全体 1 位で通過し、決勝では、前半のスピードをそのまま維持し、後半に失速する他の選手を尻目に、残り 100 メートルは独走状態でゴール!45 秒94のタイムを記録し、念願の初優勝を果たしました。
「自分もコーチも、今回(優勝)いけそうだという感じはあって、ベストの状態で臨めました」と大会を振り返ります。
11月13日、船橋市長に優勝報告をしました
家族の勧めで陸上部へ
「小学校の頃は、常に1番ではなかったです」と話す伊東選手は、船橋中学校に入学し、部活を陸上部と剣道部で悩んだ末、家族の勧めもあり陸上部に決めました。1 年生時は100メートルに取り組んでいましたが、先輩の勧めで 2 年生から 400メートルへ転向。めきめきと頭角を現し、 3 年生で出場した全国中学校大会で 4 位に入賞しました。
「今でも友達と練習きつかったよね、と話題になる」という厳しい部活だったと当時を振り返ります。しかし、その時の顧問の先生の個性を生かす指導方法が、今の成長につながる土台となりました。
名門・早稲田大学で大学日本一に
その後、陸上の強豪校・成田高等学校に進学し、全国大会のファイナリストの常連として活躍を続け、3年の全国高校総体では6位に入賞しました。
早稲田大学に進学後は、 3 年生時に日本学生選手権で頂点に立ったほか、日本陸上競技選手権リレー競技大会の 4 × 400M リレーでアンカーを務め 3 年ぶりの早稲田大学の優勝に貢献。早稲田大学競走部の106代目主将に就任し、チームの大黒柱としても活躍しました。「これまでは自分の記録更新や順位を上げるのが目標でしたが、主将になってチームの成長がモチベーションとなりました」と心境の変化を語ります。
4年間練習をしてきた早稲田大学のグラウンドを走る伊東選手
目指すは東京オリンピック出場!
400メートルという種目について、「タイムなどのデータを使って自分に合ったレースの構成やペース配分を考え、戦略を立てるのが面白い」と魅力を話します。
今年は新型コロナウイルスの影響で、思うような活動ができなかったのでは、と聞くと「試合がなかった分、のびのび練習ができて逆に良かった。陸上とどう向き合うか考えられ、成長につながりました」とコロナ禍がプラスになったと話しました。今後の目標を、「東京オリンピックで400メートル個人とリレーの出場」と、実現が見えてきた夢の舞台を目指します。
小学生の時は「ふなばし市民まつり」に毎年行くのを楽しみにしていたという伊東選手。船橋に愛着を持っていて、今後は「市民大会にも出てみたい」と話してくれました。オリンピック出場を目指す地元出身の期待の選手をぜひ応援しましょう!
伊東 利来也 選手 プロフィール
平成10(1998)年11 月10 日生、22 歳。身長168 cm、体重65 kg。
船橋市立船橋中学校、成田高等学校卒。現在、早稲田大学4 年生。
主な成績
「第102 回日本陸上競技選手権大会」男子400M 3 位
「第88 回日本学生陸上競技対校選手権大会」男子400M 優勝
「第89 回日本学生陸上競技対校選手権大会」男子400M 2 位
「第104 回日本陸上競技選手権大会」男子400M 優勝
【自己ベスト】45 秒79