甘くてみずみずしい!“船橋の秋大根”
※この記事はバックナンバーです。
ご存じですか?船橋の大根
おでん、鍋、煮物……寒くなるこの季節には温かい食べ物が恋しくなります。これらの料理に欠かせない食材といえば、そう「大根」です!
実は、市内で作られている野菜の栽培面積で、大根は人参、ほうれん草に次いで第3位となっています。主に三咲、八木が谷、豊富など市内北部を中心に栽培され、明治時代からこの地域で作られている船橋に根付いた野菜です。現在は約200 軒の農家で栽培しています。
船橋市内で栽培されている野菜の面積
栽培面積(ha) | 県順位 | |
---|---|---|
にんじん | 91 | 6 |
ほうれん草 | 82 | 3 |
大根 | 80 | 8 |
キャベツ | 53 | 2 |
ねぎ | 36 | 4 |
みずみずさと甘さが特徴の“秋大根”
市内で主に栽培されているのは「青首大根」で、春先にとれる「春大根」と秋から冬にかけてとれる「秋大根」があります。秋大根は春に比べて水分量が多いため、みずみずしいのが特徴です。
秋大根はお盆過ぎの8月中旬から種をまき、50~60日程度で収穫を迎えます。今年は酷暑や天候不順など大根にとって過酷な状況で、少し収穫の時期が遅れましたが、「台風の影響で収穫量が2、3割減った昨年に比べ、今年は例年通りの量が見込めそうです」と農家の柳澤さんは笑顔を見せます。
寒暖差で成長し、気温が下がると糖分が増すので、霜が降りてくる11月頃から甘みが出てきて、さらにおいしくなります!
新鮮な船橋産大根を食べてみよう!
秋大根は10月から12月まで味わうことができます。収穫された大根は市場に出荷するほか、直売所を構える農家では直接販売を行っています。
また、船橋市内のスーパーマーケット「マックスバリュ」の産直コーナーなどには、市場に出回らない゛葉が付いたままの大根”が販売されています。葉付きの大根は新鮮な証拠!さらに、大根の葉はほうれん草よりもカルシウムが豊富で、栄養満点です。地元だから出荷できる「葉付き大根」を、見かけたらぜひ食べてみてはいかがでしょうか♪
大根を使ったメニューをご紹介
大根のごまみそ和え
材料(4人分)
- 大根…1/4本
- ニンジン…1/2本
- キュウリ…1本
ごまみそだれ
- すりごま …小さじ1と1/2
- 砂糖…小さじ1
- みそ…大さじ1
- みりん…小さじ1
作り方
- 大根、ニンジンは皮をむき、千切りにして軽く塩を振る。
- キュウリを千切りにし、軽く塩を振る。
- ごまみそだれの砂糖・みそ・みりんを合わせてひと煮たちさせ、すりごまを加えてよく混ぜる。
- 1と2の水気を絞り食べる直前に3で和える。
(提供:船橋市栄養士会)
葉を主役に!農家さんおすすめメニュー
葉付き大根の天ぷら
大根の葉とニンジン、コーンを混ぜてかき揚げに!大根おろしをたっぷり乗せて、めんつゆをかけていただきます。
葉付き大根のチャーハン
細かく刻んだ葉がシャキシャキしておいしい♪大根の葉を使ったチャーハンです
市内の直売所情報は「農水産物直売所マップ」をご覧ください