船橋に妖怪「アマビエ」出没!
※この記事はバックナンバーです。
アマビエは、江戸時代に今の熊本県の海に現れた、長いくちばしとうろこを持つ、三本足をした半人半魚の妖怪です。疫病退散のご利益があるとして、新型コロナウイルスが猛威を振るう中、そのイラストやモチーフとした食べ物などがSNS上で話題となっています。
市内でも「みんなに元気になってもらいたい!」との思いで作られた商品があります。ここでは2店舗で作られた商品と、その思いを紹介します!
和菓子ならではの繊細さで、細部まで表現
「御菓子司 扇屋」では予約のキャンセルなどで売り上げが減り、不安な日々を過ごしていた4月に「何かお客様に喜んでもらえることができないか」と思い、アマビエの煉り切りを作りました。
店主の坪田知之さんが、自分なりにアマビエを再現し、お菓子らしくかわいい見た目に仕上げ、「和菓子に使われる小豆は、邪気を払うとされています。気を緩められない日が続きますが、お菓子を食べてもらい少しでも気持ちを和らげてもらえれば」と思いを込めました。
優しい色で仕上げた上品な「アマビエ」の煉り切り(1個260円(税込み))。細部までこだわった愛らしい形が特徴で、思わず食べるのをためらってしまいそうです。
店主の坪田知之さんと妻の智子さん
御菓子司 扇屋
所在地:船橋市松が丘4-23-1
営業時間:午前9時~午後6時※水曜日は定休日
問合せ:047-465-6716
人気のチョコクリーム味でみんなが笑顔に
「石窯パン工房 ピーターパン」では、「アマビエ」がSNSで話題になっているのを見て、「うちでも作ってみよう!」と商品を開発。開発に携わった川村政夫さんこだわりのポイントを「3本の足を再現したところ」と笑顔を見せます。
商品開発を担当した川村政夫さん
「見てかわいい、食べておいしい商品にしたかった」ことから、人気のチョコクリームを中に詰めました。その見た目から「これは何?」とお客さんの目を引き、声をかけられることも多いそうです。「それぞれが大変な状況だとは思いますが、商品を見て笑顔になってもらいたいですね」と話しました。
中にはチョコのクリームがたっぷり!(1個172円(税込み))
石窯パン工房ピーターパン
所在地:船橋市海神3-24-14
営業時間:午前7時~午後6時※木曜日は定休日
問合せ:047-410-1021
※数量限定のため、夕方には売り切れていることがあります。5月31日で販売終了