アンデルセン童話の世界!子ども美術館で“きりがみ展”開催中

更新日:令和4(2022)年5月6日(金曜日)

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紙とはさみが生み出すアンデルセン童話の世界

チョキチョキチョキ…、折りたたんだ紙にはさみで切り込みを入れ、そっと開けば美しくファンタジーな世界があらわれる…そんな切り紙を作りながら、子どもたちに童話を読み聞かせた童話作家がいます。その名も”ハンス・クリスチャン・アンデルセン”。彼は、「人魚姫」や「裸の王様」などの名作を生み出したことで有名ですが、実は紙とはさみでファンタジーな世界を作る切り紙の名手でもあったのです。

切り紙の魅力広がる”きりがみ展”開催中!

そんなアンデルセンにちなみ、アンデルセン公園子ども美術館では、5月15日(日曜日)まで、アンデルセン童話をモチーフにした切り紙作品を展示する”きりがみ展”が開催されています!

会場
本展示会では、事前に行われたきりがみコンクールで、応募総数2,002点もの中から選ばれた作品に加え、過去の入賞作品を含む計164点のオリジナリティあふれる作品がずらりと並びます。作品の共通点は”アンデルセン童話”!作者が、それぞれ思いをはせながら、紙とはさみで個性的な作品を生み出しています。あたたかく優しい雰囲気の作品から、力強いものまで多彩な作品にふれることができますよ。物語に込めた思いを想像しながら作品をみると、思わずアンデルセン童話の世界に引き込まれてしまいそう…。

ぜひ会場で切り紙が生み出すファンタジーな世界を感じてみてはいかがでしょうか。

第13回アンデルセン公園きりがみ展

日時

令和4年4月24日(日曜日)~5月15日(日曜日)
平日:午前9時30分~午後4時00分/土日祝:午前9時30分~午後5時00分
※休館日を除く
※ゴールデンウィーク期間中(4月29日~5月8日)は日付指定前売り券が必要です

場所

アンデルセン公園子ども美術館 展示室1・2

ホームページ

「第13回アンデルセン公園きりがみコンクール」ホームページ

個性豊かな作品の一部をご紹介!

今回のコンクールの受賞作品には、年少の男の子が作りあげた作品もあり、大人から子どもまでそれぞれの感性が生きた個性豊かな作品がずらり。そんな作品のほんの一部をご紹介します!

【アンデルセン公園きりがみ大賞】みえていない権力者

こちらは、松本 絹史郎さん(静岡県浜松市・中学2年生)の作品。

アンデルセン公園きりがみ大賞
「本当の自分が見えていない、王様の歪んだ表情を表現するために何度も童話を読み込んだ」と松本さん。ダイナミックに切り取られた色紙の上に繊細な線を重ねる手法は切り紙ならではのものです。王様の姿をトランプの絵札になぞらえることで、一見素晴らしく見えることの裏には覆い隠された「真実」が潜んでいるかもしれないことを印象付けています。

【アンデルセン公園子ども美術館賞】まほうの犬

こちらは、米元 瞳二さん(柏市・小学2年生)の作品。

アンデルセン公園子ども美術館

「顔の作り方を工夫した」という犬の愛らしい表情を見ていると、思わず笑顔になってしまいますね。審査員からは「この作品で審査会場がなごんだ」との声も。まさに切り紙の「まほうの力」です。

【デンマーク大使賞】あひると白鳥

こちらは、鈴木 琉生さん(船橋市・小学5年生)の作品。
デンマーク大使賞

白と黒という対極の色を見事にを使い分け、幼いころの姿と成長した美しい姿を対比させており、外見からはわからない、内面の美しさも表しているようです。アヒルの悲しげな表情と、今にも羽ばたきそうな白鳥の自信に満ち溢れた姿で『みにくいアヒルの子』という題材をストレートに表現しています。

会場には過去の受賞作品も含んだ164点が並びます。子ども美術館の職員さんは「順路に沿って歩くとこれまでの変遷がみてとれて楽しいですよ」とのこと。ぜひ、ゆっくりじっくりご覧ください。

切り紙の名手・アンデルセンの作品(複製)も展示!

会場には、きりがみコンクール受賞作品のほかに、切り紙の名手でもあった童話作家のハンス・クリスチャン・アンデルセンの作品も並びます。

アンデルセンの作品

実は、アンデルセンの切り紙の才能はあまり表だって取り上げられたことはなかったようです。そんな彼の美術的才能に初めて着目したのは、かの有名なフィンセント・ファン・ゴッホ。ゴッホは、日記や友人への手紙の中で、たびたびアンデルセンの美術的才能を称賛していたとか。

そんなアンデルセンは、子どもたちや友人に童話を語りながら即興で切り紙を作り、話のあとにプレゼントとして贈ったのであろうといわれています。
アンデルセンの作る切り紙からは、童話と同様に、楽しさや美しさ、さらには悲しさやこわさを感じることができ、その世界観に思わず引き込まれてしまいますね。

展示会場には、アンデルセン生誕の地として知られ、船橋市と姉妹都市の提携を行っているデンマーク・オーデンセ市の子どもたちの切り紙作品もご覧いただけます。国を超えて、切り紙の魅力にふれアンデルセン童話の世界にひたってみてはいかがでしょうか。

アンデルセン公園子ども美術館

住所

船橋市金堀町525(ふなばしアンデルセン公園内)

ご利用時間

午前9時30分~午後4時00分
※4月8日~10月31日の土曜・日曜・祝日と3月20日~4月7日、6月15日、7月20日~8月31日の全日は午後5時00分までとなります。

休館日

 月曜日(祝日、春・夏・冬休み期間は開園)

 問い合わせ

 電話:047-457-6661