【答え】2.チューリップ

更新日:令和元(2019)年6月4日(火曜日)

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不正解
【解説】
毎年寒さも深まる時期に、園内を華やかに彩っている花といえば、色とりどりの“チューリップ”です。冬咲きのチューリップは、アイスチューリップと称し、ふなばしアンデルセン公園の冬の風物詩。色鮮やかな花色と園内に広がる芳しい香り…たくさんのチューリップが、冬の凛とした空気の中で来園者をお出迎えしてます。

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真冬に咲き誇る“アイスチューリップ”とは

ご存知のとおり、チューリップは春の花の代表的存在。どうしてアンデルセン公園では、真冬にその姿を楽しめるのでしょうか。
同園職員の藤田さんによると、冬に咲くチューリップは“アイスチューリップ”と呼ばれるもの。夏に南半球から輸入された球根を冷蔵保管し、一足先に冬を疑似体験させています。そうすることで、秋に外へ植え替えると、気温の変化を春の訪れと勘違いして花を咲かせるんだとか!
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冬に咲くトリックがお分かりいただけたでしょうか。そんなアイスチューリップ、どうやら、寒空の下で美しく咲き続けるのにも秘密があるようです。
お花屋さんでは、よく冷蔵のショーケースにお花が並んでいますよね。このように、もともと気温が低いとお花のもちが良くなると言われています。そのため、冬の寒さは、花を咲かせたチューリップにとって、うってつけの環境なのです。
とはいえ、霜の降りる朝にはさすがに凍ってしまうのでは、なんて思いませんか。実際に、職員が朝早く園に訪れると、目の前にはくた~っと倒れたチューリップたち……まさか?! と思いますが、なんとこれは、地面に体内の水分を落とすことで、チューリップみずから凍らないように調整しているんだそう。驚くべき生きる力ですね。毎年12月~1月頃に見ごろを迎えます。

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雪を被ったアイスチューリップはとても素敵ですよ。

ちょっと不思議で、とっても美しい“アイスチューリップ”。アンデルセン公園では、9年前から植えはじめました。当初は1,500株だったところ、今年植えたのは、4万株以上!約20品種もの色とりどりのチューリップが、冬のしんと澄み切った空に咲き誇っています。

アンデルセン公園で見られるアイスチューリップの一部をご紹介!

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「フォックストロット」。清廉でかわいらしいこの姿に顔もほころんでしまいそうですね。
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「リンファンダーマーク」。深みのある赤色と白のコントラストが艶やかなチューリップです。

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「アニーシルダー」。落ち着いたオレンジ色と卵型の花姿がかわいらしいチューリップです。

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「イエローフライト」。混じりけのない色鮮やかな黄色がとても可憐なチューリップです。

チューリップと言っても、その色合いや姿かたちはさまざま! そんな個性的なチューリップが咲きそろう真冬のアンデルセン公園へ、ぜひお出かけください。