「みーつけた!! 冬の市場でうまみたっぷりの魚介類」

更新日:平成30(2018)年10月4日(木曜日)

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※この記事はバックナンバーです。

 

日本ほど四季を大切にする国は無いと言われており、特に旬の食材を使った料理は、日本独自の文化といえるでしょう。

近年では年間を通して多くの食材が手に入るようになったため、味覚で季節を感じられることが少なくなってしまいました。

そこで今回訪れたのが、船橋の台所ともいうべき「船橋市地方卸売市場」。旬の食材を数多く取り扱っており、季節を感じることができる場所です。

“四季折々の食材を見つけて、季節を感じ、旬を楽しむこと”をテーマに、全国各地から食材が集まる船橋市地方卸売市場で見つけた“旬”の魚介類をお届けします!

 冬本番! うまみたっぷりの魚介類

年末で賑わう市場へ、真冬の食材を見つけに行きました!

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市場内の水産物エリアは、60ほどの店舗が並び、朝から威勢のいい声が飛び交っています。通路は碁盤の目のように交差していて、まるで迷路のようです(笑)。


そんななか、冬においしい鍋の定番具材といえばこちら、「カキ」を発見しました!
見てください、このゴツゴツした殻。

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プリっとした食感とクリーミーな味わいがたまらないカキ。生食用のものが入荷されていました。その場でレモンを絞って”パクリと”いきたい衝動に駆られてしまいました(笑)。
なお、カキは「海のミルク」と呼ばれ、ミネラルや亜鉛、タウリンなど様々な栄養が豊富なんです。

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「注文は1個からでもOKですよ! 旬のカキを味わってください!」と、有限会社三勇の店員さん。


賑やかな市場をさらに進むと、”いけす”でゆったり泳ぐ「カワハギ」を発見しました!
お店の方にお願いして出してもらい、撮った写真がこちら。
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見てください! このつぶらな瞳。食べるのをためらってしまいます。
とはいえ、この時期のカワハギは絶品! 寒さに耐えられるよう、たっぷりと栄養を蓄えるので、“肝”がパンパンになるのです。食通の間では「肝パン」と呼ばれ、濃厚な肝はまるでフォアグラのよう。フグに勝るとも劣らない美しい白身は、やっぱり肝醤油でいただきたいですね!
普段スーパーなどではあまり見かけないカワハギ。ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。


市場で旬の食材探しは、まだまだ続きます。

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場内は所狭しと新鮮な魚介が並び、あちらこちら目写りしてしまいます。
今が旬のブリ、ヒラメも発見しました。普段切り身で見る魚が、丸ごと一匹で販売されていて、迫力があります!

すると、金色に輝く大きな目をした、赤くキラキラ光る魚が……。
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銚子産の「キンメダイ」です!
脂がのった甘みのある身は、定番の煮付けもいいですが、とっても新鮮なので、刺身や寿司にするのも美味しいですよ!
ところで、キンメダイの産地と言えば、伊豆を思い浮かべる方も多いと思いますが、銚子沖で獲れるキンメダイも美味だとか。株式会社川宗の店員さんから、「銚子沖は海が深く、暖流の黒潮と寒流の親潮がぶつかる絶好の漁場で、一年中脂がのっているのが特徴だよ。なかでも、この時期は特に脂がのっていてウマイよ! ! 」と教えてもらいました。


いかがでしたか? 今回ご紹介した、旬の魚たちは、春から夏の産卵シーズンに向けて、この冬の時期にしっかりと栄養を蓄えるので旨みがたっぷり!  みなさんも食材で旬を感じてみませんか?

船橋市地方卸売市場

所在地

船橋市市場1-8-1

アクセス

JR船橋駅北口から自動車で5分、または徒歩で15分

駐車場

約400台(無料)

営業時間

店舗により異なりますが、8:00~10:00がオススメです

※水産物エリアは、基本的に小売店や飲食店向けの販売となっていますが、時間帯によっては一般のお客様にも対応している店舗もあります。

お問い合わせ

電話:047-424-1151(代)(午前8時30分から午後4時30分まで)

くわしくは「船橋市地方卸売市場」のホームページをご覧ください。