【子ども記者通信】ごみ集積場のカラス被害対策について(小室中学校 釘本 真瑚さん)
私の住んでいる自治会では、複数班で1つのごみ集積場を使用・管理しており、ごみ収集日の朝に、当番がごみネットと黄色のビニールカバーをごみ集積場に設置していました(これらを二重にして、ごみの上に被せてカラス被害を防ぐ)。
しかし、これらの対策をとっていても、一部のごみ集積場ではカラスによりごみが荒らされるという被害が出ていました。そこで、自治会でカラス被害の対策会議を行い、船橋市クリーン推進課が公開しているカラス対策の再周知を行うとともに、ごみネットのかけ方とカラス被害防止効果の関係調査を実施しました。ごみネットのかけ方の調査については、次の3種類の方法でごみを集め、1か月(回収8回)でのカラス被害の差を調べました。
A.ごみネットとビニールカバーを二重にかける(従来方法)
B.ごみネットのみでネットの四隅に重しを置く
C.ビニールカバーのみをかける
結果、Aではカラス被害が発生しましたが、B、Cではカラス被害が出ませんでした。これまで1枚のネットと1枚のカバーを重ねてかけていたのを、それぞれ別々にかけたことで、ごみを覆うことができる面積が増え、ネットおよびカバーからごみがはみ出さなかったことがカラス被害を防いだと考えられます。
自治会では、ネットは軽いので風に飛びやすく、カラスからごみが見えてしまうことによるカラス被害を心配して、ネットの上にカラスが見えにくいとされる黄色のカバーをかけていましたが、この調査結果から、カバーをかけなくても、ごみがはみ出さないようにきちんとネットがかかっていればカラス被害は防げることが分かりました。
対策会議の結果を通して、ごみネットの使い方を変更することにより、現在はカラス被害を改善することが出来ました。今後は、定期的にごみ集積方法とカラス被害を防ぐコツを再周知することにより、カラス被害を防いでいくことが出来ると思います。
(令和4年7月18日投稿)
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