【子ども記者通信】日本とベトナムをつなぐレストラン(小室中学校 釘本 真瑚さん)

更新日:令和4(2022)年11月9日(水曜日)

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小室中学校 釘本 真瑚

 西船橋駅北口のベトナム料理専門店「アオザイレストラン」を紹介します。
 こちらのお店は、船橋で内装業を事業の中心としているTK建装さんがプロデュースしたお店で、代表取締役兼レストランオーナーの高橋さんにお話を伺いました。
 「内装業者さんがベトナム料理店をプロデュース?」と、すぐにはつながりが想像しにくいと思います。これらをつないだのは、TK建装さんが受け入れしていたベトナム人の技能実習生の存在でした。高橋さんは、実習生に内装技術を伝えたり、生活の手助けをしたりする中で、実習生が寮で手作りしてくれた料理があまりにも美味しいこと、また日本でお店を出してみたいという夢を持っていることを知り、内装業のノウハウを生かして、実習生とともにベトナム料理店を始めることにしたそうです。高橋さんは、お話の中で何度も「ベトナム人が好き」と語っておられ、ベトナムへの深い愛情が感じられました。
 店内は、ハスの花のランプシェードがかわいい、おしゃれなカフェのような雰囲気です。ベトナムの方が内装を手掛けたそうで、ベトナム人も日本人も、「かわいい」や「おしゃれ」に対する感覚は似ているのかもしれません。
 ベトナムは、かつて中国やフランスの支配下に置かれるなど、複雑な歴史があります。しかし、それによって様々な国の影響を受け、豊かな食文化が育まれました。アオザイレストランでは、網目のライスペーパーで具材を包んで揚げた春巻きや、フランスパンに肉や野菜を挟んだバインミーなど、ベトナム人手作りのベトナム料理を楽しむことが出来ます。
 船橋市には、TK建装さんで働く方を含めて約3600人のベトナム人が住んでいます。日本は外国人が在留・就労するための条件が厳しいのですが、ベトナムの方は日本での仕事に魅力を感じて来日するそうです。高橋さんは、日本が外国人の労働力を受け入れ、他国とともに協力していくことが日本のレベルを上げ、国際社会での生き残りにつながると考えています。コロナの影響を受けてやりたいことが思うようにできなかった時もありましたが、日本とベトナムをもっと近くするため、今後も様々な事業を展開していくとのことです。

(令和4年10月28日投稿)

アースカラーのおしゃれな店内
(アースカラーのおしゃれな店内)
カラフルなメニュー
(カラフルなメニュー)

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