【子ども記者通信】災害時に大切な自助と共助(大穴北小学校 小川 実禄さん)
皆さんは日本のこのような呼び名をご存じですか。「震災大国日本」その名の通り、震災が起きやすい国になっています。災害は、いつどこで起きるか分かりません。災害が発生した際、どうすればいいのかを船橋市の危機管理課に伺ってみることにしました。
災害時、皆さんにまずしてほしいことは、自助(自分の安全の確保)だそうです。自分が助からなければ、周りの人も助けられません。自分の安全を確保できたら、次は周りの人と互いに協力しながら防災活動に取り組む共助をしてほしいそうです。
なぜなら、大きな災害が起きたとき、市役所の全職員約5000人が救助活動に当たったとしても、約64万人の市民全てを救助するためには、職員1人当たり市民128人を救助する必要があり、現実的には困難だからです。そのため、災害が起きた際は、一人一人の助け合いが重要だと思いました。
危機管理課は令和3年度中に、実際に被害に至らなかったものも含み、30~40件の災害に対応しました。また、公園などにあるエマージェンシーボックスの中に入っているものを伺うと、なんと滑り台のところにテントを張れるようにする道具が入っているそうです。公園を利用して、災害時の拠点を作れるのがとてもすごいと感じました。
取材に応じてくれた危機管理課の栁さんと大井田さんに、この仕事を通して一番強く思ったことは何かと伺ったところ、大井田さんは危機管理課で働くようになって、災害の危険が改めて分かったそうです。さらに柳さんは「過去にあった災害のことはつい忘れてしまうけど、災害は忘れたころにやってくる」と心の中にとどめるようになったそうです。
今後、危機管理課はどうなっていくかお聞きしたところ、今まで以上に災害の対策について発信していきたいそうです。これからも頑張ってください。
(令和4年7月25日投稿)
(災害時、市内の状況を集約する地図台(被害状況図))
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