【子ども記者通信】今やれることをやる スピアーズ!!(高根台第二小学校 稲垣 志穂さん)

更新日:令和5(2023)年10月6日(金曜日)

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稲垣 志穂さん
 
 

 子ども記者施設見学会で、2022-2023シーズンのジャパンラグビーリーグワンで優勝を果たした、クボタスピアーズ船橋・東京ベイのクラブハウスへ行きました。ここでは、チームの歴史やトレーニングの様子などを学びました。
 最初に、チームの歴史について聞きました。1978年にクボタ東京本社にラグビー同好会が結成され、1980年にラグビー部が創部、1990年に本格的な強化を開始しました。リーグワンの前身であるトップリーグでは、全チームの中程の成績でした。しかし、2010年には1勝11敗1分で、トップリーグから自動降格となってしまいました。その後2012年にトップリーグに復帰し、2021年にベスト4になりました。そして2023年、スピアーズは落差のある歴史を乗り越えて見事に優勝しました。12チームしか入ることのできないリーグワンで優勝することは大変なことだと思います。トップリーグ自動降格から優勝したチームは初めてだそうです。
 「どん底を味わったとしてもあきらめず努力をし続けることで、もう一度輝ける」と聞きました。これは、普段の生活の中でもいえることだと思います。あきらめずに努力をしてきたスピアーズのように、私も何事もあきらめないようにしたいと思いました。
 次に、主にトレーニングをする部屋に行きました。ここでは、トレーニングの他にも準備運動、レスリング、リハビリをします。そして特に大切なのが「睡眠」だそうです。この部屋の隣には治療部屋もありました。
 その後は、食堂へ行きました。選手たちは一食約1500カロリー(学校の給食の3倍位!)を食べるそうです。多い選手では1試合で10キロメートルも走り、体重が3キログラムほど落ちるそうです。ラグビーは、体が大きいほど有利なので、選手はたくさん食べていて、メニューは栄養士の人が決めています。
 さらに、別のトレーニングをする部屋にも行きました。そこには、いろいろな重さのダンベルがたくさんありました。一番重いダンベルは何キログラム あると思いますか。なんと60キログラム (私の約2人分!)。
 スピアーズのチームカラーは緑色から、オレンジ色になりました。現在、スピアーズのファンは「オレンジアーミー」と呼ばれています。ユニフォームは一年に一回変わるそうです。昔のユニフォームは、今のユニフォームよりも素材が厚かったので、夏は暑いだろうなと思いました。
 ラグビーでは、テーピングもよく消費するそうです。タックルをすると耳がちぎれそうになる時があるので、それを防ぐために耳に貼ることもあります。
 外国人の選手は、日本で3年半プレーをすれば、日本代表に入ることができるようになります。チームの中には、いろいろな国の人がいるため、ロッカールームやシャワー中に「○○語教室」を行っています。
 建物の中を歩いているときに、いろいろなところに昔の写真がありました。スピアーズは、歴史を大切にしていました。
 今回の見学会で一番印象に残ったことは、スピアーズの選手が試合前にゴミ拾い、グッズ抽選、車いすラグビー体験会などの活動をしていることです。試合前の選手は、準備運動をしているのだと思っていたけれど、自分のことだけをするのではなく、試合を見に来てくれた人のためになる活動をしていると聞き、すごいなと思いました。さらに、試合に出ない人も試合の様子をビデオで撮るなど「自分が今やれることをやる」という気持ちでいます。
 今チームは、リーグワン2連覇に向けて練習をしています。私は、スピアーズが2連覇できるように応援したいです。

(令和5年8月19日投稿)

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