【子ども記者通信】目が不自由な人について(咲が丘小学校 荒木 穂乃花さん)
私は今回、習志野駅の近くにある社会福祉会館で小学生福祉体験講座を受けました。
テーマは目の見えない人・見えにくい人でした。
今回の小学生福祉体験講座でお話をしてくださる太田原さんは網膜色素変性症という病気で見えなくなってしまったそうです。網膜色素変性症とは、目の中にある網膜が少しずつ傷ついてなる遺伝性の病気で、お話してくださった太田原さんは、祖父からの遺伝で網膜色素変性症になってしまったそうです。網膜色素変性症の症状としては、視野狭窄といって、視野が狭まって見えにくくなったり、夕方になり周囲が暗くなってくると見えにくくなったりしてしまう夜盲症なんだそうです。
そして、目が不自由人は白杖というものを持っています。白杖とは、目が不自由な人が生活するためのもので、周囲の人に目が不自由なことを伝えるためや、歩いている際、段差や止まっているものを確認するために持っているそうです。
また、白杖だけではなく太田原さんは普段生活する中でご飯を食べる際、調味料を使うときにマヨネーズとケチャップの容器の形状が似ていて区別がつかないため点字のシールを貼ったりしているそうです。
次にお話を聞いた後、実際に目の見えない人がどのように普段歩いているかを、アイマスクをつけて体験してみました。実際に歩いてみると先ほど見えていた場所が見えなくなって、どこを歩いているのかもわからなくなってしまい、周りからの情報が、ガイドさんの説明だけだったので不安に感じ、目の見えない人はずっとこんな状態なんだなと思いました。
ガイドヘルプ体験では、例えば点字ブロック上をまっすぐ前に進ませたいと思ってガイドをしていても、周りの状況に合わせて、進みたい方向に危ない場所があれば声をかけて止まったり、狭い場所だと一列になって歩いてもらったりといった調整が必要だとわかりました。最初思っていたより、ガイドさんも大変なんだと感じました。
そして次にアイマスクをつけてボッチャをしてみました。ボッチャとは、二つのチームに分かれて先攻が的となる白いボールを投げ、赤と青のボールをそれぞれのチームが6球ずつ投げ合い、白いボールにより近くボールを投げられたチームがポイントを獲得するゲームのことです。
最初にアイマスクをつけずに見える状態でボールを投げました。見える状態で投げると白いボールの近くに投げる事は簡単に感じました。2エンド以降はアイマスクをつけてボッチャをしました。的である白いボールの上で職員さんが手をたたいて場所を教えてくれますが、見えない状態ではボールの位置が分かりづらく、手をたたいてもらっても白いボールの位置がわからなくて投げるのが難しかったです。
最後に太田原さんに3つ質問させていただきました。
まず最初に今生活している中で助かっていることを聞くと、本などを読むときに書いてあることを読み上げてくれる「エンジェルビジョン」という道具があるのですが、その道具でも手書きの文字は読むことができないため、手書きの文字を読んでくれたり、道を歩いている際に危険な箇所を教えてくれる人が居ることだそうです。
次に日常生活でどんなものがあると便利か聞くと、例えば今どんな色のものを持っているか教えてくれる道具や、他にもスーパーで買い物をするときに商品の値段を教えてくれる道具、時間を読み上げてくれる時計、部屋で電気がついているか教えてくれる道具などがあると便利だそうで、時間を読み上げてくれる時計はあるそうですが大事な会議などをする際に急に読み上げてしまったら困ってしまうので、必要な時に読み上げてくれる時計が欲しいそうです。
最後に生活をする際に工夫していることはあるか聞くと、先ほど書いたとおりケチャップとマヨネーズは容器が似ていて区別がしづらいため点字シールを貼ったりすることと、他にも電気やエアコンなどのリモコン関係、もしくは携帯電話などは自分の近くに置く工夫をしているそうです。
私は今回、太田原さんの話を聞き、実際に目が見えない状態の体験を通じて、目が不自由な人は歩くときは耳からの情報だけで歩かないといけないのが大変だなと実感し、普段からいろんな工夫をして生活していることを知って、もし街中で目が不自由で困っている人が居たら今回学んだ事を活かして自分にできることをしようと思いました。
(令和8年8月29日投稿)

▲エンジェルビジョンと拡大読書器
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