【子ども記者通信】救えるべき命を助けてみませんか(湊町小学校 高木 結菜さん)

更新日:令和5(2023)年9月4日(月曜日)

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湊町小学校 高木 結菜さん
 

 もし、倒れている人を見つけたら、皆さんはどうしますか。私は、いざという時に人の命を助けられるように、消防局で行われた「親子で学ぶ救命入門コース」に参加し、心肺蘇生法とAEDの使い方を学びました。
 まず、倒れている人を見つけたら、反応があるか確認します。そして、反応が無ければすぐに応援を呼び、119番通報とAEDを依頼します。119番通報をしてから、約8~9分で救急車が到着します。緊急事態の時に8分間待つことは、とても長いような気がしました。その8分間の間に、何もせずに救急車を待つと、命が助かる確率は20パーセントまで下がるそうです。反対に8分間の間に心肺蘇生やAEDを使うと命が助かる確率は最大で70パーセントまで上がるそうです。この話を聞いて、心肺蘇生とAEDの使い方を知っていれば、いざという時に人の命を助けることができると思いました。
 実際に人形を使って、胸骨圧迫を初めてやってみました。倒れている人の胸を約5センチ沈むように押さなければならないので、力が必要でとても大変でした。AEDは突然心臓が正常に動かなくなり、倒れてしまった人に電気ショックを与えて救命するための機器だそうです。AEDのショックボタンを押す時は、感電の危険があるので、「離れて下さい」と周囲の人に呼びかけます。一つ一つの動作をする時は、大きな声で今何をしているのかわかるように行わなければ、周囲の人が被害にあってしまう可能性もあります。だからこそ、正しい知識が必要だと思いました。
 今回の救命講習を受けて、倒れている人を見つけたら、ただ救急車を呼ぶだけでなく、心肺蘇生やAEDを使うことが、人の命を助けることにつながることを学びました。そして、できるだけ早く救命処置をすることで、命が助かるだけでなく、早く元気に社会生活を送れるようになることがわかりました。そのためには、多くの人がこのような救命講習に参加し、日頃から正しい救命方法を学んでおくことが大切です。消防局では定期的に救命講習を開催していますので、ぜひ皆さんも参加してみてください。

(令和5年8月14日投稿)

胸骨圧迫
(人形を使って胸骨圧迫をしています。1分間に100~120回速さで30回圧迫します。肘は曲げずに垂直に圧迫するのがポイントです)

AED
(AEDのパットを貼っています。小児は胸の面積が狭いので、胸と背中に心臓を挟むように貼ります)

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